わるたさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

わるた

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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

4.0

たまに見返したくなる、好きな映画のひとつ。
軍人ながら実戦はからきしの報道官ケイジが上部の不興を買い、一兵卒に降格のうえ最前線に放り込まれる。タイムリープ能力を得て、何度も戦死と復活を繰り返すことに。
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パーフェクト・センス(2011年製作の映画)

3.5

コンテイジョンに続いてパンデミックもの鑑賞。
嗅覚にはじまり、味覚、聴覚…とひとつずつ失われていく五感。
残された感覚に順応し、味わえるものを慈しむように楽しむ人類の逞しさ。
ラブシーンの描写がわりと
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.9

新型コロナウイルス関連で話題になっていたパンデミックもの。
2011年公開の作品ながら、手洗いと隔離の必要性、陰謀論、デマに飛び付く人々、医療従事者の感染など、2020年の現実に重なる描写が多く唸らさ
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.9

ナチュラルに甘えん坊な富豪がかわいい。
ブロマンスでありシンデレラストーリーwでもあり。
ドリスはやればできる子。
車椅子用の味気ないバンより、遊び心のあるマセラティのほうが、それは楽しいに違いない。
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.0

両エンジン停止。一分一秒を争う極限状況の中、無謀とも思える不時着水で乗客全員の命を救った機長。
クリント・イーストウッドが好きそうな匂いがぷんぷんする話。
めでたしめでたし…で落着するかと思いきや、そ
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

3.0

ちょっと期待しすぎたかなー。
極寒の夜に行き場のないホームレスを放り出せない、という心情までは共感できたのに、主人公スチュアート、もう少しうまく立ち回れたのでは。せっかく世論に直訴できるチャンスを、万
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.0

本人言うところの『完璧な計画』の杜撰さ行きあたりばったりさがツボだった。労力のかけどころが端から見ていて謎。安心できる幕切れでほっとした。(なお人はまあまあ死ぬ)犬はとても人懐こくかわいかった

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.6

高松の進学校から東大を経て総務省入り…というエリート街道を捨てて政界へ転身。理想と展望と弁舌と情熱を兼ね備えたポテンシャル十分の青年が、党利党益への貢献を求められる現実との摩擦で磨り減らされていく過程>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.0

涙と鼻水に窒息しそうだった。
北條家の終戦の思い出には白米のおいしさがセットになるのだろう。白いご飯の輝く平和な世界。灯火管制が終わって闇夜に戻る灯りにぐっときた。
おっとりすぎるすずが、困難を乗り越
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来る(2018年製作の映画)

4.4

まず柴田理恵。柴田理恵かっこいい。
松たか子の影が薄くなるレベル。
集結した退魔アベンジャーズの絵面がすごくてわくわくした。きちんと考証されて本職も出演しているというので、わかる人が見ればもっと楽しい
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ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.7

かわいらしいウサギたちによる、心温まるほのぼのファンタジー…ではない!

ウサギと人間との、殺るか殺られるかのタマの取り合い。ガチで殺りあってた。戦争じゃおやっさん。アウトレイジや。
平日の昼間、劇場
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劇場版プロレスキャノンボール2014(2014年製作の映画)

3.3

内輪ネタなので、DDTプロレスを知らない人には全く面白くないかも。
飯伏のサイコパスみが所々で際立つ。
レースを経て、その縁から東北の地で開催された興行のクライマックスにはちょっと感動した。

LADY NINJA 〜青い影〜(2017年製作の映画)

2.2

推しレスラーが出てたので見に行った。
鳥肌実の圧がすごかった。
まあB級ではあった。

ネタバレしない程度に:

・華があるなあ
・おっぱいおっぱい
・同性の目から見ても美乳
・暇そうな会社でいいなあ
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

2.3

上映時やたら評判がよかったのでテレビ放映を機に視聴。オカルトファンタジーとは知らなかった。
いい話っぽく見せてるけど、小学生のうちから接客で心殺すのは情操教育的にどうなんだろう…自営業における児童労働
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喜望峰の風に乗せて(2018年製作の映画)

3.0

邦題の爽やかさとは全く異なる救いのない話。実話ベースなのがさらに辛い。
事業が破綻寸前のビジネスマンが、レース賞金での一発逆転を狙って、ヨットによる単独無寄港世界一周に挑む。根拠のない自信で言い出した
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.9

主人公の素人強盗たちは行動が短絡的であまり共感できず、強盗に入られた盲目の退役軍人に序盤は肩入れしつつ見ていた。いいぞじじいやってしまえ。返り討ちだ。不死身かに思える強さも爽快だった。
…が、途中から
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.9

エイミーこええええ!
妻の周到な罠に陥った夫ニックは、ダメダメながらも破滅に値するほどの悪事を働いたわけではなく、つい応援してしまった。妻と夫どちらが勝つのかとハラハラしながら見ていた。
起承転結でい
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T-34 レジェンド・オブ・ウォー 最強ディレクターズ・カット版(2018年製作の映画)

5.0

公式による超豪華な二次創作だった。贅沢に埋められていく行間にくらくらした。
ネフェドヴォの戦いの描写が深みを増してて、ガブリアやヴァセチキンやマキーヴの奮闘にぐっときた。
大佐とアーニャのエピソード、
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

5.0

ふおおお…なんすかこれ!シャーリーズ・セロン姐さんかっこよすぎやろ。抱いて!
どこからその車持ってきたとか、この資金はどこからとか、どうやって国境越えたとか、些末な粗はたくさんあるけど勢いでねじ伏せた
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誰がハマーショルドを殺したか(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

オンライン試写会にて鑑賞。
大国の利権に真正面から挑み、
そのさなかに飛行機事故で亡くなった国連事務総長。
当時からささやかれていた暗殺説は、
陰謀の痕跡を残す状況証拠の数々により
大まかな全貌が明ら
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アトラクション -侵略-(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

上映最終日に滑り込み鑑賞。
実は続きものと聞いて、慌てて事前に前作を予習しておいてよかった。
冒頭でさらっと前回のおさらいはするけれども
今作だけいきなり見たらついていくのが大変かもしれない。

宇宙
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.1

劇場で座席に凍りついて息を潜めて見てほしい作品。鑑賞後の疲労感が凄かった。悪い意味でなく。
インドとパキスタンの軋轢が背景にあって、大団円のバジュランギおじさんと対をなす作品か。ただしこちらは非情な実
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アトラクション -制圧-(2017年製作の映画)

3.3

アトラクション 侵略 がシリーズものだと知って、鑑賞前にあわてて前作のこれを見た。
なんてことだ、設定ガバガバなのにまあまあ面白かったぞ…
ほんのり星新一み。ヒドゥンぽくもある。
ユリアが恋に落ちる相
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.0

小さいことがどうでもよくなります
災害描写は少なくて、それをどう制御しようかという話だった

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.4

アザーサイドオブダンケルクだった。胸熱。格調高い演説に心揺さぶられた。
ダンケルクの影に隠れ、カレーの4000人のことは知らなかった。
あんなにブイブイ言わせてたドイツはどこが転機で負けたのだろうとつ
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

5.0

怪獣ものというより災害もの。
綿密な取材に裏打ちされた政府の描写はリアリティに溢れ、まさに虚構vs現実。
特筆すべきは自衛隊の活躍。会議や作戦展開は説得力十分。ただのやられ役でない、全力で立ち向かい、
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

2.0

あの方向性で行こうって言い出したやつ、そこへ直れ。正座だ正座。
CG「は」よかったですよ。とても。
圧倒的に尺が足りないから駆け足だけど、クライマックスまではなかなか胸熱だった。
しかし蛇足。ほんと蛇
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.9

見終えて重い息をついた。ストーリーの根底に、こんな無法が許されていいのかという義憤がある。フィクションではあるが現実とシンクロしすぎて、自分たちが住んでいるのはどんなディストピアなんだと重い気分になっ>>続きを読む

ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.3

好みだった。イーガンのSFを具現化したような映像美が圧巻だった。さぞ製作費かかったのだろうなあ…

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.0

IMAXリマスター版を鑑賞。
原作とオリジナル版は見ていたが、だいぶ昔のことで内容を忘れていた。
アニメでよくあるあの表現のルーツはこれかという原点を感じた。ある意味履修すべき古典。シェイクスピアのよ
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.3

1980年5月に韓国で起こった光州事件を扱った、実話ベースの映画。

戒厳令下、公学生デモへの軍隊の鎮圧がエスカレートし
非武装の一般市民にも暴力が及ぶ悲惨な事態に。
報道管制が敷かれ、光州の情報が遮
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弥生、三月-君を愛した30年-(2020年製作の映画)

2.2

男女のすれ違いの30年を描く。
泣ける場面はあった。
主演の波瑠は熱演を感じた。
眼鏡装備の小澤征悦はレア。
ただ、自信満々の監督が胸を張るほどには響かなかった。

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.5

この作品目当てでネトフリに加入した…はずなのだが
どうやら期待のあまりにハードルを上げすぎた。

がっちり体を仕上げてきたクリヘムによる傭兵の存在感、
肉弾戦銃撃戦の迫力(金かかってるなあ感)、
麻薬
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あかね空(2006年製作の映画)

3.0

あの善良な豆腐職人と、色気だだもれのこわかっこいい傳蔵親分を同じ人が演じているという衝撃よ。聖陽、おそろしい子…!(白目)

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.9

ひたすら前向きになれる映画。大好き。
主人公のごく自然に不屈な感じがとてもポジティブでよい。悲壮感がないのが見ていて楽しいし、そこにあるものを創意工夫で活かして賄っていく開拓者精神にわくわくする。国を
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

5.0

王のDNA強すぎ。息子、生き写しなんてレベルじゃない。
音楽が耳に残って、初見から帰って口ずさんだ。何度も見に行った。
翻訳字幕が素晴らしく、エンターテイメント作品でありながら、壮大な神話のような格調
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