わたPさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

わたP

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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

4.0

邦題&ジャケット詐欺も甚だしい。おっしゃれーでポップなラブコメかと騙される人も多いのでは。"映画見ようと思っているリスト"からレンタル屋で探し当てた時、はて、どうしてこの映画を見ようと思ったのかとわか>>続きを読む

WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

4.0

オークワや!!
って声出して言ってしまった。この映画の舞台の隣県に住んでいるのですけど、この辺りを中心に展開しているスーパーで、とても馴染み深い場所に染谷くんや伊藤英明が居たなんて。どこの店舗だおい。
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ファミリー・ツリー(2011年製作の映画)

4.0

よく考えたらこの映画、いい人が全然出てこない。
ファミリーもツリーもハワイもジョージも温かみあるイメージでなんだかほっこり。なんて考えてたら裏切られます。

先祖から受け継ぐ土地を管理している中年男が
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.0

トータルで見ると僕の基準で4.0を越えているのかも知れないけれど、ちょっとあまりに大事な部分でええっ、と冷めてしまったので敢えて点数を低めに付けた。

32になっても実家の手伝いすらもろくにしたことが
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キャリー(1976年製作の映画)

3.5

顔!血!!手!!! 手!!!!!!!

青春スリラーの元祖。ということらしく最近〜の元祖。とか〜に影響を与えた。みたいなのばっかり見ている気がするのですがまあいいか。

学校内でいじめを受けているキャ
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最低(2009年製作の映画)

5.0

「別れるか、ベランダオナニーやめるかどっちかでいいから」



今泉力哉監督作品見るのは今作で2作目なのだけれど(最初はこっぴどい猫)今作でも変わらず、"好き"だとか"付き合う”だとかの滑稽さをものす
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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.0

ゾンビ映画の元祖、ということで鑑賞。
トム・サヴィーニのリメイク版を気付かずに先に見てしまったと以前にも書いたのですけどその時に、結構早い段階でゾンビが出てくるのに驚いて、リメイク版だからゾンビってい
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市民ケーン(1941年製作の映画)

3.5

一定のジャンルとして存在しているある人物の栄枯盛衰物語の代表作として名高く、"世界最高の映画"と語られる今作を初めて見ました。

「ばらのつぼみ」という言葉を残して死んだメディア王ケーンの波瀾万丈の人
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.5

初めに、この映画中の誰とも知り合いにすらなりたくありません。
この映画の舞台と僕の住む街の雰囲気がとても似ていて、関わりあいになりたくないけれど、この映画の登場人物のような社会的に底辺であると判断され
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ゾディアック(2006年製作の映画)

5.0

ゾディアック事件という1968年からアメリカで実際に起こった無差別殺人事件をそれを追う記者と刑事を中心にして、彼らが真相に近づきそうになるも決定的な証拠は掴めず、次第に疲弊していく姿が描かれるストーリ>>続きを読む

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

3.5

賞金が当選したとの嘘のダイレクトメールを信じこむ老いた父親とその息子が、賞金の受取先だと書かれてあるネブラスカまで旅をするロードムービー
嫌い合っているわけではないけど、これまであまり交流のなかった親
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.0

僕らの世代はよく上の人達から「欲がない」「車に興味が無い」だとか言われることが多いのだけど、そりゃあもうそうやって金で買える欲が虚しいだけっていうことに皆気付いてるんだろうと思う。
日本が経済的に豊か
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回路(2000年製作の映画)

2.5

こわいけど、こわいとこはあったけどね

誰かが死にました→あ!ガソリンがない!さっきのとこで取ってくるね→一人で大丈夫?→うん!うわー!!

バカか

みたいに行動の動機一々の意味がわからない
それを
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LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.5

まずはじめに、めちゃくちゃ泣いてしまいました。
涙が出てきた時はいったいこれはなんの涙なのだと思ったんですけど、とにかく泣いてしまいました。

LEGOでの街シリーズのいち作業員、という主人公が謎の奇
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バンクーバーの朝日(2014年製作の映画)

3.5

前作の「ぼくたちの家族」での妻夫木くんの演じていたキャラクターにとてもとても深く感動し、他作品でも登場人物の価値観に親近感を湧いていたので石井裕也監督はとても興味深い人だなあと思っていたのだけど
フジ
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ゾンビ/ディレクターズカット完全版(1978年製作の映画)

3.0

神木隆之介くんにロメロくらい見とけと言われてしまいまして、ゾンビに特段興味があるわけでは無いのですけど、ゾンビっていう大きなジャンル映画の主流を作った人だし、後学の為にと思ってナイト・オブ・ザ・リビン>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.0

この所デビット・フィンチャーに大ハマリしているのですが、スウェーデン版を見ていたのでなんとなく遠ざかっていたドラゴン・タトゥーの女をこのフィンチャーマイブームのうちに見ました。原作の小説は未読。>>続きを読む

チョコレート・ファイター(2008年製作の映画)

2.5

冒頭から阿部寛のモノローグに「お前がしゃべるんかい!」と声を出して突っ込んでしまった。

日本のヤクザの父と、元タイのマフィアであった母の間に発達障害を持って生まれたゼンが、代わりに生まれ持った身体能
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超能力研究部の3人(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

僕が日本人監督で最も好きな山下敦弘監督の新作。でなければおそらく見ていなかっただろうと思う。
パッケージの感じもいかにも量産型安物アイドル映画って印象で、山下さん、大丈夫かなあ。と思ってしまっていたこ
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仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

4.0

肉体が死んだのちも魂というのは生き続けるらしく、その魂は転生を繰り返してまた別の人物として生まれ変わるというこの世界。
そして108回の転生を繰り返した魂だけが、魂の宿(=ソウル・サンクチュアリ)にた
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

5.0

何から語ればいいのかわからないのでとりあえず、手紙でのプレゼント探し当てクイズ、僕もやられたことあります正直めん



結婚5年目の記念日に突然妻のエイミーが失踪し、捜索を始めることがきっかけに、理想
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

5.0

基本的にダメな人間の話が好きなのだけど、この映画のルーウィン・デイヴィスも僕が大好きな愛すべきダメ人間で、自尊心が高く甲斐性がない、才能はあるが商業主義を嫌うが故に自分を曲げられず結果宿無しとなってし>>続きを読む

わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.0

「性同一性障害」という言葉もかなり認知されてきている現在、僕がその言葉と意味を認知したのは金八先生における上戸彩であったのだけど、同じような人は多いと想像する。そしてそういったことを扱った作品や、セク>>続きを読む

カポーティ(2005年製作の映画)

3.5

恥を忍んで言えばこの映画を見ようと思う直前まで大統領の話だと思っていた(トルーマン大統領っていましたよね?)
実際はフィリップ・シーモア・ホフマンが作家のトルーマン・カポーティを演じ、彼が代表作の「冷
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.5

5編からなる各都市のタクシードライバーと乗客のやりとり。
コーヒーを飲んで煙草をくゆらせて冬の1人の夜にのんびり。だなんてそういうのはもう逆にダサいよ。だけれどまあそういうようなゆとりのある映画であり
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.5

人間は第一印象だとよく言われる。身なり、態度、口調などを持ってざっくりとこの人間はどういう人間かを知ろうとする。

そうして私達もこの映画の冒頭で、ジェシー・アイゼンバーグ演じるザッカーバーグという存
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.5

以前漫才を見ていてツッコミの人が「オカマやないか」と言ったことにゲラゲラ笑っていたところでふと、けれど実際セクシャルマイノリティの問題は繊細なことであるよなあと思って、一体我々はどうやって冗談の線引を>>続きを読む

プレステージ(2006年製作の映画)

3.0

ウルヴァリンとバットマンによる奇術大勝負。MARVEL vs DCコミック。スカヨハちゃんもばっちりブラックウィドウ的活躍をして、その面々の豪華さに驚く。
けれどまあ、言ってしまえば、本当にそれだけだ
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仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

4.0

丁度この映画をレンタルしてこれからさあ見ようという時に菅原文太の訃報が流れてきて驚いた。高倉健が亡くなった時不謹慎にも、亡くなってからファンであるとアピールするのは嫌だから今から菅原文太と仁義なきシリ>>続きを読む

こっぴどい猫(2012年製作の映画)

4.5

30手前になる男が言う事でもないのだけれど、恋愛話が苦手だ。自分の事を話すのはもちろん、他人の話を聴くのも正直、気乗りしない。自身の恋愛観や体験談を自慢気に(または悲劇的に)話したがる人がいるけれど、>>続きを読む

25時(2002年製作の映画)

3.5

親しい友人同士であっても無意識のうちに力関係が働いていたりするもので、お互いにそんなつもりもなく対等な気持ちを持っていてもやはりそこは他人であってその他人との差が妙な齟齬を生む。けれどそういう生々しさ>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

この直前に見た「寄生獣」の山崎貴監督が悪評ばかりなのに対し、こちらは逆に賞賛されすぎの印象を個人的に持っていたクリストファー・ノーラン監督の新作
公開から一週間後に観に行ったのだけれど、できるだけフラ
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寄生獣(2014年製作の映画)

3.5

悪評高き、と言ったら失礼になるけれど、そのくらい、こいつを貶しておけば映画通に見られる。という印象が強い(個人的な思い込み?)山崎貴監督作でありますが、実のところしっかりと観た記憶のある作品が無かった>>続きを読む

ザ・レイド(2011年製作の映画)

4.5

こんなに語るべき部分に困る映画はそうそうないかもしれないので書くことほんとに無いのでつらい。
めちゃくちゃに面白いのですけど、どこがどうよかったと聞かれても「あの、ア、アクションが、とってもかっこよか
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天国の口、終りの楽園。(2001年製作の映画)

3.5

気まずさって一体どうやって起きるのでしょうかね
思うに、人っていうのは普段と違う顔を見たり見られたりすることが嫌なのだろうけど、そういう部分を見たり感じてしまったあとで気まずさは襲ってくる気がします。
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

3.5

セルビアだとかボスニア・ヘルツェゴビナだとかクロアチアだとか言われても、あのサッカー選手の母国だくらいの知識しか無い。あとはミルコ・クロコップとか?
そのくらい旧ユーゴスラビア諸国は馴染みがない所であ
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