wattiestさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

第一回鑑賞。
まず他の方のレビューにもあるように構造が複雑を極めてて、とても一回で理解することはできないと感じた。

そこで複数回見ることを覚悟して、1回目は映像に浸ることを決意。

この複雑な世界を
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.1

友人、兄弟、親子
思春期におけるそれらの関係性の変化、崩壊、継続がリアルな空気感を持って描かれている。

ストーリーはかなりベタだけど、出演陣の演技(特に話してない時の表情)が素晴らしく、遠いアメリカ
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ドゥ・ザ・ライト・シング(1989年製作の映画)

4.0

ブラッククランズマンからスパイクリーのことを知って見たんだけど、昔も今も米国に蔓延る人種問題の構造は変わってないのかな〜、なんて外野的感想を得た。

また本作では白人ー黒人の対立だけでなく、アジア人へ
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(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.0

なぜだろう。
トムほどのユーモアも、文才も、芸術への造詣もないのにいたく共感できてしまうのは、、、
そうだ、あのやりきれない孤独を感じたことがあるからだ!

様々な映像的仕掛けを使って彼の孤独が浮き彫
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劇場(2020年製作の映画)

4.0

沙希ちゃん、完膚なきまでのいい人だ、、、

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

5.0

いつの世もこの映画の意義が薄れることはないのだろうが、まさに今、意義を感じられる作品。

もちろんエンターテインメントたる映画としても素晴らしい作品であるが、それ以上に心に訴えかけるものがある。

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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

とてつもなく緩いゾンビ映画

かなり突飛なキャラクターが多いものの、それぞれのキャストが自然に振る舞っている為、そこの引っ掛かりはなく、軽妙洒脱なやり取りが気持ち良い。

その中にも差別問題、物質主義
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ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

4.0

アンジャッシュのコントのようなズレ感が活かされた設定にハラハラさせられっぱなし。大きいハラも小さいハラも散りばめられていて、ユーモアとスリルのバランスもいいテンポ感を演出してる。

あとはなんといって
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.2

麗しのマーゴットロビー様とユアンマクレガーのビジュアルに惹かれて、それ以外の情報を備えずに鑑賞。

率直な感想としては、フェミの文脈に乗っかりすぎて、期待していたものと違ったように感じる。少なくともこ
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怒り(2016年製作の映画)

3.5

軽い気持ちで見てはいけないな、、、
名だたる俳優陣による怪演に次ぐ怪演が物語の複雑さ、登場人物の心の揺れ動きを見事に表している。
一つ一つが濃厚な3本立てが詰まってるから2時間20分という映画にしては
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

4.0

世代的にネットの普及とともに学生時代を過ごしたこともあり、かのビッグコンテンツが如何にして仕上がったのかに没入することができた。
英語の早口めちゃくちゃかっこいいし、(彼らにしては普通なのかもしれない
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

5.0

まず何より映像作品としての美しさが途轍もない。早くも2020年ベストムービー入り(極私的)の予感。

豪華俳優陣の瑞々しい演技、ストーリーの持つメッセージ性もさることながら、画の美しさ故に大画面で見る
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.8

結婚もしていない子供もいない自分が見てもぐんぐん刺さるぐらいに夫婦それぞれの葛藤、結婚/離婚のリアルが描かれている。

対して純粋無垢な子供の言動もダメを押すようで、夫に感情を乗せて見ているとかなり喰
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

対比を描くためだとは思うけど、登場人物の性格、そこから来る言動に極端なものが多く、あまり誰に乗っかって見ていけばいいのかわからなかった。。。
江口のりこさんかっこいいっすね〜

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

波乱が起きるまでの展開が順を追って丁寧に描かれているだけに、それ以降の崩壊の様に見事に感情を揺さぶられてしまった。
結果にしても、極悪人がいた訳でもないのが救われない気持ちになる。
格差意識について色
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.5

音楽の素晴らしさがとことんまで肯定的に描かれている。痛快。
ストーリーとしては王道だし、裏切りもないものの、生徒の積極性が増したり校長を懐柔したりと興奮が積み重なっていった。

"音楽なしの青春なんて
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

4.0

映画史上最も有名なシリーズであろうこの作品、9作目にしてようやくリアルタイムに映画館で鑑賞。既存の作品を必死に追い掛けた甲斐があった。旧作の熱量そのままに鑑賞できたのも良かったように感じる。

やはり
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.0

シャイニングの続編。
しかし今回はホテルではなく、特殊能力シャイニングを持つヒト達がメインとなって物語が進む。
多くのレビューにあるように前作の直線上にある訳ではなさそう。要所要所でのリスペクトを感じ
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

物語の大筋としてはよく見る感じのストーリー。斬新な設定を通していることで、エンタテインメント性が高まっているかと。
やっぱりビートルズの楽曲は素晴らしく、アレンジが加えられているもののいつまでも色褪せ
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

怪作。
内的、外的要因のあらゆるものからの怒涛の責めにより悪に堕ちるしかないような状況に追い込まれるアーサー。
さらには自身の生い立ち(ここに勘違いが含まれるのもさらに救いようがない)すらも確固たるも
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.0

恐怖と狂気。狂気と恐怖。
ずっと気にはなっていたけど、レディプレイヤー1にて引用されていたのをきっかけにようやく鑑賞。
ジャックニコルソン演じる主人公の狂気がただただ恐かった。
この映画を引用したオマ
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.5

世界観が難しいゆえに2周したいけど、そこまで引き込まれていない。。。

思春期の男の子にとっての異性とは宇宙人のように読めないもの、ということでしょうか、

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.7

久しぶりに三谷映画鑑賞。
今までの作品とは違い、笑いの役割を抑え、エッセンスの一つとして使っているという印象。
それに加えて題材もどっぷり政治なので、
シリアスなメッセージがドサドサ刺さってくる。
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

脱帽。

なんと言っても主演の2人がカッコいい。
コテコテのバディ感も渋さとこなれ感に溢れててもたれることがない。

序〜中盤にかけて続く陰鬱とした嫌なことが起こりそうな雰囲気をクライマックスで一気に
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悪の教典(2012年製作の映画)

3.5

エログロナンセンス。ハイスリルが堪らない。
徐々に本性を露わにする蓮実、オチまでの盛り上がりが恐ろしくも快感を感じさせられる。

レオン(1994年製作の映画)

4.4

最高。
殺し屋と年端も行かない少女の絆、愛
そして何よりヒール側のゲイリーオールドマンの存在感。

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.3

相変わらずの圧倒的スケール感、また次作へ繋がる流れもくどくなく純粋な心を持って待つことができる。
期待を込めてまだ評価はあげすぎません。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

一見オシャレそうだが内実はまあまあコテコテのザ・アメリカ映画。
この手のストーリーのヒロインが繰り出す圧倒的武力はベタだけど爽快。
主人公の陰な性質とのバランスで心地よい。

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2015年製作の映画)

4.0

爆音。
人間の一生における様々なものが詰め込まれてる。なのに重すぎない絶妙なバランスは地獄界のコミカルなテンポ故か。

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.5

夏が来れば思い出す。
家族の強さ。ただその強さは無条件じゃない。個々人の確かさがあってこそ。

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

愛が尽きないからこそ親子、家族の関係は難しくもなるんだ。
青春時代の紆余曲折を経て少女が成長する姿には共感するところが多く、地元を離れた時の初心を思い出させてくれた。