クドゥーさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

クドゥー

クドゥー

映画とアニメと映画館を愛するフルタイムな労働者。

2019年10月映画ランキング
①冴えない彼女の育てかた Fine
②ジョーカー
③スター⭐︎トゥインクルプリキュア
④空の青さを知る人よ
⑤真実
⑥蜜蜂と遠雷
⑦惡の華
⑧ジェミニマン
⑨ジョン・ウィック:パラベラム
⑩マレフィセント2

映画(189)
ドラマ(0)
  • List view
  • Grid view

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.0

「すべての悪質ドライバーに捧ぐ」

今年はR・ロドリゲス祭りで鑑賞済みとなっていたQ・タランティーノ祭り第5弾は、構成からして既にストーリーテラーとしての勝利が約束されているという、B級映画の皮を被っ
>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

「何もかもがおかしい」

最新作「アス」が先週末からレビュー界を席巻中なジョーダン・ピール監督の出世作は、スリリングなサスペンスの皮を被ったレイシズムという化け物に、娯楽性と作家性が超融合した映画の力
>>続きを読む

アス(2019年製作の映画)

4.0

「人種を超えた、わたしたち」

前作「ゲット・アウト」で2017年の賞レースを席巻したジョーダン・ピール監督の最新作は、二作目にしてすでに求められる作家性に応えるだけでなく、描かれる世界観の拡張にも挑
>>続きを読む

映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス(2013年製作の映画)

4.5

「あなたの永遠、取り戻してみせる」

少女たちの出会いを通じた戸惑いや嫉妬をユーフォ級ドラマとして展開し、シリーズ最高傑作となった「ドキドキプリキュア」の劇場版は、愛に去られた者たちが永遠を獲得しよう
>>続きを読む

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

5.0

「永遠は、どこにあるのか」

京都アニメーションが世界に向けたアニメーション「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の外伝は、手紙を綴り愛を知る本編と取り零された想いを掬う特別番外編、それらを結びつけてい
>>続きを読む

映画 中二病でも恋がしたい Take On Me(2017年製作の映画)

5.0

「こころのなまえは、大丈夫」

「中二病でも恋がしたい!」完全新作劇場版にして恋の完結編は、ユーフォシリーズの経験を経た監督が、美少女への想いの総てを懸け少年の矜持を描く青春ラブコメ史上最高傑作。
>>続きを読む

劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ(2017年製作の映画)

5.0

「煌めく青春の中で、あなたとだけを選んだ」

テレビアニメーション史上最高傑作の群像劇から、二人の特別な少女の関係性だけを切り取った執念の劇場総集編は、壮絶なジレンマと至福のカタルシスがせめぎ合う。
>>続きを読む

映画 プリキュアオールスターズ NewStage2 こころのともだち(2013年製作の映画)

3.5

「いつも心に、ハッピーハート」

オールスターズシリーズ第五弾にしてNS第二弾は、プリキュアたちと苦楽をともにするはずの妖精から叛逆者が現れ、抹殺計画を仕掛けてくる衝撃作。
様式美としてのスマイルから
>>続きを読む

ロケットマン(2019年製作の映画)

3.0

「孤独が、傑作を、つくる?」

生きる伝説的ミュージシャン"エルトン・ジョン"の半生を描いた伝記映画は、一人ひとりかけがえない人生を歩んできたと分かっていながら、テンプレの塊みたいな構成と展開の救いを
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

「ハリウッド映画史上、最も優しい暴力に祝福を」

今日へと繋げられたQ・タランティーノ監督第9作は、代表作「パルプ・フィクション」のテイストと意欲作「イングロリアス・バスターズ」のホープが出会う、引退
>>続きを読む

この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説(2018年製作の映画)

5.0

「この夏随一の傑作にして、爆笑魔導を極めし者」

異世界作品のハードルを爆上げし続けるかるてっとの一角・「このすば」劇場版は、幼女の皮を被った化け物が国民の休日を無双したかのごとく、今年の俺の夏映画を
>>続きを読む

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.5

「壮大な自然、矮小な人間」

今日へと繋げてきたQ・タランティーノ祭第8弾は、原点回帰の密室サスペンスにして、鬼才の映画芸術に対する美学の髄をフィルムに焼き付けた超傑作。
前々作ではシーンの、前作では
>>続きを読む

劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ(2016年製作の映画)

5.0

「きっと今が、彼女たちのはじまり」

全国大会出場を目指す高校吹奏楽部の青春群像劇、テレビアニメーション史上最高シリーズ第一期を、最高密度に凝縮した劇場総集編。
キャラクター作品としてのテレビ的ゆとり
>>続きを読む

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

5.0

「もっともっと、好きでいたい」

アニメ史上最高傑作「響け!ユーフォニアム2」と映画史上最高傑作「リズと青い鳥」、この二作品の続編という月まで届きそうなハードルに、シリーズの集大成という最高のかたちで
>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

5.0

「名もなき男たちが、焔を灯す」

映画史を変え続けるクリストファー・ノーラン監督最新作、時間を軸に観客の体感を支配してきた巨匠の集大成を、二年ぶりにIMAXシアターフルサイズで鑑賞。
「陸の一週間」と
>>続きを読む

リズと青い鳥(2018年製作の映画)

5.0

「ずっとずっと、共にありたい」

映画館でリズを観る。

次の上映が決まったが最後、神聖な儀式に臨むかのごとき緊張感と、最後の足音まで付き合わなければならない。
今まで経験した作品すべてを過去にしてか
>>続きを読む

ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.5

「信念を継承し立ち上がる、闇の騎士」

Q・タランティーノ祭第7弾は、ジャンル映画として描かないようにされてきた血みどろに挑みつつも、逆説的に歴史の業を紐解かんとする超傑作西部劇。
前半のガンマンとし
>>続きを読む

劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~(2019年製作の映画)

3.5

「ワンチャンが止まらない」

昨年一世を風靡した「おっさんずラブ」の劇場版は、テレビをBD/DVD映画と録画アニメの再生機としか思っていないお兄さんを、一瞬にして作品世界に引き込む親切設計なお祭り映画
>>続きを読む

小鳥遊六花・改 劇場版 中二病でも恋がしたい!(2013年製作の映画)

4.0

「私はまだ、本気を出してないだけ」

「中二病でも恋がしたい!」一期の劇場総集編は、京都アニメーションお家芸となる再構築映画の原点にして、今となっては想像もつかないほどの幼さと危うさを孕んだメモリアル
>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.5

「やったら、やり返される」

Q・タランティーノ祭第6弾(前作『デスプルーフ in グラインドハウス』は2月のR・ロドリゲス祭で観たので飛ばします)は、みなぎる映画愛で悲劇の歴史を昇華させる、ストレイ
>>続きを読む

キル・ビル Vol.2(2004年製作の映画)

3.5

「心の血舞い散る、決着」

Q・タランティーノ祭第4弾の後半戦は、前半戦とは打って変わってしゃべりにしゃべって、当初の目的を忘れているんじゃないかと心配になるレベル。
いよいよビルを殺すと意気込んだの
>>続きを読む

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.0

「日本への、紅のラブレター」

Q・タランティーノ祭第4弾は、前作から数年の沈黙を経て血みどろを取り戻すも、無駄口は叩かないでひたすら殺し合うチャンバラギャグアクション。
いかにもTOKYODRIFT
>>続きを読む

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.0

「フィルモグラフィ、その異端」

Q・タランティーノ祭第3弾は、血みどろ無駄話から一転、自らの作家性に枷をつけることを命題としたようなスマート・クライム・サスペンス。
キャラクターが予測可能性の枠の中
>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.5

「キャッチアップ不可能、最高級ケチャップ」

Q・タランティーノ祭の第2弾で、監督二作目にして映画のオリンピックを制した代表作は、前作を凌ぐ血みどろの果てに人としての矜持を描いた超傑作。
後に数多の作
>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.5

「結論、全員レッド」

新作公開記念恒例のQ・タランティーノ監督作品祭、その第1弾となる初監督作品は、ストーリーテラーとしての圧倒的なセンスを見せつけてくる超傑作。
無駄話からクールなオープニングをキ
>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 最終章 第2話(2019年製作の映画)

4.5

「無限軌道の青春組織劇」

東京オリンピック前に完結するどころか折り返しも怪しくなってきた最終章第2話は、1年半おあずけを食らってきたファンの愛を試すようなブラフで幕を開け、圧倒的な画と音と劇のクオリ
>>続きを読む

劇場版ポケットモンスター みんなの物語(2018年製作の映画)

3.0

「次回予告が一番熱かった思い出」

テレビシリーズの映画化が難しく、いよいよ迷走期に入ってきた劇場版ポケットモンスター第21弾は、みんなの物語を通じてポケモンパワーを取り戻さんとする意欲作。
「きみと
>>続きを読む

映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~(2018年製作の映画)

3.0

「アクション普通、友情普通」

映画クレヨンしんちゃん第26弾は、往年のクレしんギャグがぷにぷに拳なる武術の心を示す、カンフーアクションドラマ。
闇堕ちというか己の信じる正義に囚われるヒロインなど、子
>>続きを読む

ライオン・キング(2019年製作の映画)

4.0

「生命の輪に、身を委ねる」

今年のお盆休みに海賊王との一騎討ちが期待される超実写版ライオンキングは、どこぞの最強ポケモンと同様リメイクという名の完コピであるが、完コピによって作品のテーマを普遍化させ
>>続きを読む

ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

5.0

「覇王・オブ・エンターテイメント」

劇場版ワンピース第十四弾にしてアニメ20周年記念作品は、数年に一度のお祭りから10年に一度の熱狂に考えを改めなければならない、まさかのブロリー超えとなる東映アニメ
>>続きを読む

ONE PIECE FILM GOLD(2016年製作の映画)

4.5

「自由が、支配をぶん殴る」

劇場版第十三弾にしてワンピースフィルムの集大成は、伝説の海賊と伝説の海兵を経て独立国家の皇帝に挑む、ザッツエンタテイメンツな超大作。
ドフラミンゴを潰した麦わらの一味を襲
>>続きを読む

ONE PIECE FILM Z ワンピース フィルム ゼット(2012年製作の映画)

4.5

「Z戦士に挑む、海の男たち」

ワンピースフィルムとしての様式美を確立する劇場版第十二弾にして初の新世界編は、SWの集大成から一転、一人の男の生き様と死に様によって最後の海に待っている冒険の開始が告げ
>>続きを読む

ONE PIECE FILM STRONG WORLD/ワンピース フィルム ストロングワールド(2009年製作の映画)

5.0

「世界よ、これがワンピースだ。」

尾田栄一郎が遂に重い腰を上げ、製作総指揮として君臨したアニメ10周年記念作品にして劇場版第十弾は、数年に一度のお祭り映画こそが唯一解だと証明するシリーズ最高傑作。
>>続きを読む

ライオン・キング(1994年製作の映画)

3.5

「全人類に、感動のマウンティング」

ディズニー・ルネサンスを代表するキング・オブ・エンターテイメントは、生まれ持ったポテンシャルを発揮することで絶対的価値観を提示する、強者の理論の極みのようなハリウ
>>続きを読む

ジャングル・ブック(2015年製作の映画)

3.5

「生きる力、あふれすぎ」

ディズニーの実写化無双黎明期に制作された実写版ジャングル・ブックは、超実写版ライオンキングの肩慣らしなどではなく、言葉を話す動物たちに命を吹き込んだ映像革命。
生き抜くのが
>>続きを読む

映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!(2012年製作の映画)

4.5

「ありがとうと、ごめんねと、だいすき」

ハッピー・ピーチ・ビューティロスを引き起こした「スマイルプリキュア」の劇場版は、子どもたちが触れてきた先入観というものに一石を投じてくる、物語論の矜持に満ちた
>>続きを読む