観た方がいい。
ラッカのことやISのことを、知ってる人も知らない人も、知っているつもりの人も、できるだけたくさんの人が観た方がいいと思う。
お誕生日パーティーのシーンよかったなあ。
街のひとたちから向けられる、少しずつの優しさ、少しずつの面倒くささ。
omnia vanitas、でも微笑め。
ハリーディーンスタントンて素敵だ。
舞台、台詞、登場人物を含む映像、脚本、音楽、何から何まで美しい。その美しさに打ちのめされた気分。
ティモシーシャラメの表情の、あの豊かさはなんなんだ。言葉以外で伝わってくる感情の、あの量と強さはなんな>>続きを読む
ブライトン近くの小さな家で蜂を育てながら余生を過ごす90超のホームズ。
ラストシーンで、その人生において重要であり、自分よりも先にこの世を去ったひとたち(ジョン、マイクロフト、ハドソン夫人……)を石こ>>続きを読む
めちゃめちゃ王道のおとぎ話だった。ハッピリーエバーアフター。美しいものたちと醜いものたち、完璧(に見える)ものたちと欠けているものたち、あらゆる存在がそれぞれの価値を触れ合わせながら生きる世界。
恋に落ちてしまった
talking headsのいる時代に生きていたかった
なんというかっこよくてかわいいロードムービー。好きすぎた。
興奮した勢いで帰ってお風呂掃除した。
たとえばkendrick lamarやdonald glover、ここ数年のアトランタから発信される音楽・ドラマ・映画作品の数々、趣向は異なるけど昨年のmoon >>続きを読む
監督の趣味全開な感じがたまらんやつ。あと映画オタクでガリガリのマッツミケルセンもたまらんやつ。好き。
ファンタジー半分に観るとおもしろかった。ブカレストの景観と音楽がマッチしている。
主人公の情けなさが妙にかわいい。
ものすごく今っぽい映画だと思った。
被害者は加害者に、正義は悪に、それぞれの逆もあり得る。視点が変われば立場も変わる。一瞬、あるいは一つの出来事で、状況は一変する。敵も味方もいちどきに変わる。
そのこ>>続きを読む
なんていい映画。
何かを好きでいるということ、存在やその価値を信じるということ、手放さないということ。
フィガロの結婚が全館放送で流れるシーンはとりわけすてきだった。
晩年のピーターオトゥールが観られるだけで十分価値がある。
あとはディカプリオのアキレス腱と、安泰なショーンビーン。
スリラーでもホラーでもサスペンスでも、一切全くなんでもなかった。
クリスチャンセラトスが出ていたことだけが救い。かわいい。
印象的な台詞回しと、現実と夢の間みたいなカット、あとはとにかく水音が耳に心地よかった。土砂降りの雨、温泉、雨漏り。
邦題そうじゃねえ大賞2013年受賞作。主人公夫婦のキャスティングが最高。
ゆらゆら帝国の歌詞に「別に仲間なんて1人か2人いればたくさんだ」というのがあって、友だちの少なさを自負している自分はそれを依り代にしている。
この映画の2人のように、人生のごく短い期間でも構わないから>>続きを読む
大味ででこぼこなのに、クライマックスのあの強烈なパワーはなんなんだ。
折れた指揮棒、レアとアンヌ=マリーの物語、人間らしい情けなさとかわいさに溢れるキャラたち(敬虔なユダヤ教徒の親子もよかったし、サー>>続きを読む
知らないということは時には幸せかもしれないけど、無知でいることは人間でいる限り罪だと思う。エンドロールで流れた曲の名前は「It ain't fair」だった。
産む決心を固くしながら、同時に彼女にとって"来たるべき"恐怖について語るマリアンの告白が印象的だった。
死を目前にした老人の孤独と新たに生まれくる孤独、どんな違いがあるだろうか。
去るべきひとは去り、>>続きを読む
むき出しで粗野で傷つきやすい時代の女の子を演じるレアセドゥが見もの。
話はまるで昔の矢沢あいや紡木たくの漫画を読んでいるみたいだった。
終わってしまうのが惜しいぐらいによかった。
テムズ川上空、気球に乗りながら「これが人生だ!」と叫ぶシーンは、数ある名シーンのうちのひとつ。ほんとにほんとにキュートな映画。
アキ・カウリスマキの世界はいつも優しい。彼の作る映画は、たぶん彼が人間に向けるまなざしそのもの。
希望のかなたの登場人物たちがカウリスマキ作品では珍しく饒舌だったのは、それだけ今語られるべきことがあっ>>続きを読む