whitelilyさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

whitelily

whitelily

映画(548)
ドラマ(84)
アニメ(0)

パリの恋人(1957年製作の映画)

3.9

絶対的オシャレ映画。フレッド・アステアとオードリー・ヘプバーンが共演というだけでも至極価値ある作品だと思う。
この時代のミュージカル作品は歌唱部分だけ吹替えなんて珍しくないですが、この作品はオードリー
>>続きを読む

巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

3.5

ずばり音楽・ファッション・ダンス!
ガーシュウィンの音楽にのり披露されるジーン・ケリーのタップは目を見張ります♪
リズの衣装は華やかで清楚でオシャレで、パリっ娘のイメージそのもの。レスリー・キャロンは
>>続きを読む

街の灯(1931年製作の映画)

3.8

サイレント映画って想像が掻き立てられるから深いなって思う。言葉がない代わりにストーリーも結末も受け取る側の解釈次第になる。ひとつの作品なのにいろんな角度から観ることができるというのも面白いところ。>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

3.7

女性が頑張るストーリーは基本的に好き。特に自分たちの力で人生を切開いていくサクセスストーリーは沸々とやる気がわいてくるので大好き。

50年代のNASAには多くの黒人女性が働いていたという事実にまず驚
>>続きを読む

未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.3

20世紀初頭の英国で女性参政権を求めて立ち上がった女性社会政治連合の運動家〈サフラジェット〉を描いた作品。

まだ女性の参政権が認められていない時代。男性優位の風潮が色濃い社会で劣悪な環境で働かされる
>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.0

遠藤周作の『沈黙』の世界観をここまで緻密に映像化したスコセッシ監督に拍手を贈りたいと思った。原作を読みながら想像したそのままの風景が画面上に現れた瞬間に言葉を失った。川のせせらぎや鳥のさえずり、荒々し>>続きを読む

五日物語 3つの王国と3人の女(2015年製作の映画)

3.6

世界最古のおとぎ話と云われる『五日物語』
子を授かりたい女王、若さと美貌を手に入れたい醜い老婆、大人としての自由を望む王女。3人の女性を軸とした3つの王国の物語。
とにかくとにかく全ての描写が芸術チッ
>>続きを読む

ベン(1972年製作の映画)

2.5

知能の高いねずみベンと病弱な少年の交流を描いた友情物語。『ウィラード』の続篇、ということですがこちらは未鑑賞。
殺人ねずみには違いないのでジャンルはホラーですが、どちらかと言うと少年とねずみのほっこり
>>続きを読む

AMY エイミー(2015年製作の映画)

3.2

エイミーの全身から絞り出すようなソウルフルな歌声は耳に残って離れない。
トップスターになった彼女が名声と引き換えに失ったものは計り知れない。有名になるほどに悩みを抱え快楽に溺れボロボロになっていくエイ
>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

2.9

長らくB級やギャグのゾンビ映画しか観てなかったので久しぶりにちゃんとしたゾンビ映画を観た。そして韓国のゾンビ映画を初めて鑑賞。
ゾンビ映画の醍醐味でもあるグロさはあまりなかったように思う。極限状態で試
>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

3.9

良くも悪くも重厚な内容で心が何度も抉られた。

3つの縦看板に掲げられた広告が驚くほどストレートに訴えかけてくる。非人道的な殺人事件、差別や偏見。主人公や周囲の人々の感情がスクリーンから溢れ出して共鳴
>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.5

不朽の名作、トトとアルフレードの友情と映画を愛した人生に涙が止まらなくなる。

シチリアの爽やかな風とレモンの香りが漂ってきそうなオープニング、エンニオ・モリコーネの音楽が心に温かく響き、一瞬で作品の
>>続きを読む

タンジェリン(2015年製作の映画)

2.3

前編をiPhoneのみで撮影した異色の映画ってキャッチコピーにつられて鑑賞。
刑務所帰りの男娼とその友人、彼氏と浮気相手、男娼を買うタクシードライバーとその家族。登場人物たちがL.A.を舞台に一悶着起
>>続きを読む

愛と呼ばれるもの(1993年製作の映画)

5.0

何度も何度も観返したくなるほどに大好きな作品。
夢を追いかけ音楽の都ナッシュビルにやってきた若者たちの恋や友情、それぞれの人生。

ナッシュビルのネオン煌めく病院の屋上
ダンスパーティー
憧れの地グレ
>>続きを読む

ローマ法王になる日まで(2015年製作の映画)

3.0

史上初のイエズス会出身の神父ベルゴリオが法王フランシスコになるまでの半生を描いた作品。
宗教には必ずと言っていいほどに政治が絡んでくる。
司祭時代、南アメリカでこんなにも激しいイエズス会弾圧が行われて
>>続きを読む

バーフバリ 伝説誕生(2015年製作の映画)

2.5

インド映画はふだんあまり観ないけれどたまに観ると新鮮。
ツッコミどころはままあったものの神話ものという目線で見ればなんでもアリ(笑)
突然の歌と踊りでガラリと変わる世界観がインドらしくておもしろい。世
>>続きを読む

オズの魔法使(1939年製作の映画)

4.2

映画好きになった原点と言ってもいいほどに繰り返し観た作品。家に帰りたいドロシーと知恵が欲しいカカシ、心が欲しいブリキ、勇気が欲しいライオン。
古い作品ながらもオズの世界をここまで完璧に再現した作品はな
>>続きを読む

フリークス・シティ(2015年製作の映画)

2.7

ゾンビ・ヴァンパイア・人間が共存する世界にエイリアンが来訪してパニックに?!!!
おバカなB級映画かと思いきや意外とストーリーしっかりしてておもしろい。SFモンスターパニックラブコメ青春映画(長)
>>続きを読む

ハートストーン(2016年製作の映画)

2.5

アイスランドの美しい風景と2人の美少年。

冒頭のシーンから衝撃を受けた。
思春期のリアルな興味、悩み、気持ちの変化や恋の芽生え。
少年たちの繊細な感情がアイスランドの風景に溶け込んでいく。
ただただ
>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.5

人は誰でも過去を背負って生きているもの。その過去がどんなものであろうと今を生きなくてはいけない。
ケイシー・アフレックの演技がすごい。絶妙な表情に同情し感情を爆発させる場面では心が叫びそうになる。
>>続きを読む

ペインテッド・ヴェール 〜ある貴婦人の過ち〜(2006年製作の映画)

2.0

愛のない結婚の成れの果て。憎み合って傷つけ合った2人も時間と共に深い愛情で結ばれる…????正直特殊過ぎる状況が生み出した結果のような気がしてならなかった。
旦那さんの復讐があり得ないくらいに恐ろしい
>>続きを読む

ヤング・アダルト・ニューヨーク(2014年製作の映画)

3.0

世代で異なる価値観のギャップ。
文明の機器を駆使しSNSにハマる夫婦とレトロな生活を好む若い夫婦っていう設定がまたおもしろい。
一癖も二癖もある魅力的な若者に翻弄されて呑み込まれていく夫婦の気持ちもな
>>続きを読む

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.5

『トレインスポッティング』の20年後。20年後にメンバー集結って凄いこと。いい感じに年を重ね渋くなったおじさま方4人だけれど…相変わらずクズなダメ人間っぷりに全然変わってないじゃん、と妙に愛着が湧く。>>続きを読む

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(2015年製作の映画)

1.8

なんとなくタイトルが気になって観てみた作品。ただの恋愛映画でも官能映画でもなく意外と考えさせられる内容だった。もしも愛した人が特殊な性の嗜好を持っていたとしたら、それを受け入れられるか否か。その全てを>>続きを読む

アニー(1982年製作の映画)

3.7

やっぱりアイリーン・クインちゃん演じるそばかすだらけのアニーがかわいい。映像の古さと古典ミュージカルらしさが残るオリジナル版が好き。大恐慌で失業者が溢れかえる時代、劣悪な孤児院の中でそれでも希望を捨て>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.5

イヤホンにサングラス、自称"ベイビー"。イヤホンから流れる音楽が映像とマッチして、自然と身体が音楽に乗ってビートを刻んでしまう。
華麗なドライビングテクニックを見せつけた後のコーヒーショップ。街並みも
>>続きを読む

イエスタデイ(2014年製作の映画)

3.7

The Beatlesに憧れた少年たちの青春ムービー。
"人生を変えるほど尊敬し憧れる存在がいる"
冒頭から惹き込まれた。
オスロの美しい街並みに目を奪われる。ところどころで流れるビートルズの曲が心地
>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

2.7

台詞まわしがいちいち素敵な作品。ジュリーのような自由奔放さに憧れる。アビーの人生の哲学には感心しつつ共感する。ドロシーとジェイミーのような親子関係も素敵だなって思う。
エル・ファニングの"大人びた"演
>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

3.9

新作観てからの再鑑賞。
何度観てもおもしろいものはおもしろい!アクションシーンは個人的にこちらの作品が好き。ハリーの俊敏なアクションが素晴らしい。義足の殺し屋ガゼルも美しく華麗。
スーツと黒縁メガネと
>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.7

斬新で爽快なアクションシーンは変わることなく冒頭からこの映画絶対に楽しい!とアガるアクションも。激しい場面もほんのりグロもコミカルな一面を忘れずに展開するストーリーに釘付けに。
英国紳士さながらのスー
>>続きを読む

甘き人生(2016年製作の映画)

2.2

何度も記憶に蘇る優しい母親の記憶。
突然消えた母への喪失感、それを埋めるために幻を作りあげる少年の防衛本能。記憶は美化されマッシオの脳に刻まれたのだと思う。
成長と共にベールが剥がれていく母の本当の姿
>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

こんなにも鮮やかで穏やかな戦争映画があるんだと驚かされた。戦時下を懸命に生きる人々の普通の日常がたんたんときめ細やかに描かれていく。
天然でちょっぴりぼーっとしたマイペースなすずのキャラクターもいい。
>>続きを読む

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

2.5

若い頃大好きで楽しみに読んでいた原作を一瞬で思い出した。
キラキラ光る海や喧嘩火祭りの山中、のどかな風景の中で繰り広げられる嵐のような青春、恋。
火祭りの夜、白装束を身に付け山を駆け抜ける風のようなコ
>>続きを読む

ブラウン・バニー(2003年製作の映画)

1.0

単調で間がもたない。フロントガラス越しに映し出される風景がもの悲しく感じられ、バドの人生に重なるようだった。
かつての恋人を忘れられない男のなかなか煮え切らない心の葛藤に苛立ち、最後まで心が晴れること
>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.5

アルコール、ドラッグ、sex…欲望のままに流されて生きる若者たち。この手のテーマは重苦しいものが多いけど、どうしようもなくバカで救いのない、でも人生を謳歌している若者たちに、こんな生き方もアリかもしれ>>続きを読む

レナードの朝(1990年製作の映画)

4.5

慢性神経症患者専門の病院に赴任した医師が嗜眠性脳炎を発生した患者にパーキンソン病患者と同じ薬を投与した経過を記録した事実に基くフィクション。

セイヤー医師とレナードの友情、家族との再開、食堂のダンス
>>続きを読む