whitelilyさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

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ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

4.5

シェイクスピアの名作「ロミオとジュリエット」をもとにつくられた舞台ミュージカルの映画化作品。
MGMミュージカルの定番。無条件に楽しめる!映画って芸術だな、と心から思わせてくれる作品。
ナタリー・ウッ
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ギミー・シェルター(2013年製作の映画)

2.6

冒頭から髪をバッサリ切る衝撃シーン。ボーイッシュなヴァネッサも可愛いけれど。
愛を知らずに育った少女アップルが妊娠し保護シェルターで暮らし、人を愛し愛することを知り生きる意味を見つけていく。一人の女性
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親愛なるきみへ(2010年製作の映画)

3.0

通信機器が発達していない時代、愛を伝える手段が〈手紙〉っていうのが古風で素敵。
人生って本当に思い通りにいかない。遠距離恋愛でここまで純愛を貫けたらすごいと思う。

ただひとつだけ言うなら、永遠の愛←
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.2

身分違いの恋の物語はありきたりだけど青年ノアとアリーの恋していく過程がすごくロマンチック。

デートの誘い方や二人きりの海、真夜中のダンス…どのシチュエーションも美しくて素敵で…観ているだけで幸せな気
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セブン(1995年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

人は人を裁くことが出来るのかー。というのは永遠のテーマだと思う。他人の愚行は図らずとも目についてしまうもの。犯人の思考は普通の人々が持つ常識の範囲をいつでも軽く超えてくる。
七つの大罪に結び付けられた
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カーリー・スー(1991年製作の映画)

3.4

浮浪者親子があの手この手で世の中を渡り歩く姿に人間の野性的な力強さとたくましさを感じる。笑いのセンスもストレートで好き。
なによりちょっと大人びたおませな少女スーがとっても可愛い❣悪びれたこと平気でや
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ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

5.0

言わずと知れた名作!
アメリカのさびれた田舎町の雰囲気がすごく好き。
父親代わりとして一家を支えるギルバートの苦悩は痛々しくて苦しい。対照的に自由奔放なベッキーの存在が明るく輝きを放つ。ギルバートが恋
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マンデラ 自由への長い道(2013年製作の映画)

3.9

南アフリカ第8代大統領にしてアパルトヘイトを平和的に集結させ民主的な南アフリカの基盤を作ったとしてノーベル平和賞を受賞したネルソン・マンデラ。彼の手記を元に製作された伝記映画。

人種差別撤廃に尽力し
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.5

ピンク&ホワイトのホテル、赤い絨毯、ロビーボーイの帽子、とにかく映像が可愛いで溢れてる♪

カワイイ映像と深刻な内容、しかしコミカルな演技によりシュール度が高くブラックユーモア溢れる作品。これはツボに
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イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)

3.7

青い海、漁港の町並み、ベアトリーチェ。小さな町に生まれ育った無学な青年マリオと詩人ドン・パブロの友情に心が温まる。台詞まわしも詩のようで想像力が掻き立てられる。
波のないストーリー展開もふたりのユーモ
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バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

4.5

フレッド・アステアの佇まいに惹き付けられてやまない作品。その仕草ひとつひとつが美しくて華麗、頭のてっぺんからつま先まで観る者を魅了する。
現代の映画や映像作品にもオマージュされるアステアの魅力がたっぷ
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.0

個人的にダークファンタジー好きですが想像の範疇遥かに超えてきた。うぅぅ…これは難しい。タイトルから想像して「不思議の国のアリス」のような、異世界に迷い込む話かと思いきや予想外れて現実世界の配分が多い。>>続きを読む

戦火の馬(2011年製作の映画)

4.3

第一次世界大戦により混乱した戦地の様子を馬の目線で描こうとマイケル・モーパーゴによって書かれた小説の映画化作品。

これ、ダメなやつ。
動物ものに弱い自分…もう涙腺崩壊大泣き確定。
アルバートと馬のジ
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アイヒマン・ショー/歴史を写した男たち(2015年製作の映画)

4.0

強制労働所解放から70周年を記念して製作された作品だとか。

第二次世界大戦下、ユダヤ人絶滅計画の最高責任者とされるナチス親衛隊将校アドルフ・アイヒマン。
『ナチスがユダヤ人に何をしたのか、世界に見せ
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.0

ホロコースト作品の金字塔とは言われているもののテーマはユダヤ人迫害とはまた別のところにある。オスカー・シンドラーというナチ党員でもあるドイツ人実業家がナチスという強大な組織の水面下であらゆる手を尽くし>>続きを読む

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

2.3

自分の命と引き換えに世界から大切なものが消えていったら。電話、映画、時計、猫とともに思い出を共有した大切な人との繋がりも…。そんな世界は、きっと死んだも同然。

映画が消えたら本が消えたら音楽が消えた
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.8

ディズニー作品の中でも大好きなプリンセスベル。何度も観たアニメ映画『美女と野獣』の実写化。

ベルってただ可愛く美しいだけのプリンセスじゃないのよ。外見の美しさだけではなく知性や心の美しさを兼ね備えた
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

作中のいたるところからミュージカル映画のオマージュを感じられた。いろんな作品を思い浮かべながらも作品の趣旨から全くはみ出さずに鑑賞できる不思議体験。まさに夢の国ハリウッド!
思い通りにいかない人生のな
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RENT/レント(2005年製作の映画)

5.0

これを観て人生観変わったっていうくらいに大好きな映画。1989年のニューヨークスラム街で貧困、エイズ、ドラッグ、同性愛…様々な問題に向き合いながらも懸命に生きる若者たちの姿を描いたミュージカル映画。>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.3

本当に本当に最高のショータイム❣冒頭の〈The Greatest Show〉で何かすごいものが始まるワクワク感、ラストの一幕までバーナムの人生とショーの世界にずぶずぶ。
とにかく音楽がすごくいい!繰り
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

苦しい現実に目を背けたくて幻想に逃げる、誰しも辛い瞬間に現実から逃げたくなる、コナーの想いに痛いくらいに共感。
怪物が語る物語は残酷で美しくて。まさに夢物語。
辛い現実の終幕に手を放さずにいることを選
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.5

人が人の人生を覗き見するってどんな感覚なんだろう?
生まれてからずーっと、もちろんいいところも悪いところも。トゥルーマンのような憎めない人となりだったらきっと自分の家族や子ども、また自分自身のように愛
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.5

(いい意味で)変に依存性がある映画のひとつ。

夜の中にはこんなに人が溢れているのに…自分だけひとりぼっち。誰も自分を理解してくれない。そんなトラヴィスの孤独が街のネオンや恋人たち、降りしきる雨からも
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ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.7

舞台がパリというだけでお洒落映画感すごいけれどウッディ・アレンのパリ映画だなんてそれはハイセンスでしょうw
0時の鐘が鳴り響いた後に現れる1台のプジョーに乗り込みタイムスリップ♪なんてロマンチック演出
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.2

今こういう映画って本当にない。ものすごくおもしろいわけでもものすごく好きなわけでもないけど、たまーに思い出して観たくなる映画。多分…醸し出す雰囲気が好きなんだと思う。

ちょっと大人びたずる賢い少女と
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黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

3.9

世界で最も高額な作品に入れられるクリムトの名画〈アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像〉。ナチス体制下のオーストリアで奪われたアデーレの肖像をめぐり、肖像画の返還を求め政府と闘った女性の実話。

裁判に行
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.5

飛行機の着水事故で一人も犠牲者を出さなかった前例のない生還劇〈ハドソン川の奇跡〉。

犠牲者がでませんでした。めでたしめでたし、で終わらないのがこういった大きな事故の見えない部分。シュミレーション結果
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.9

恋はクレイジー、そしてばかばかしく人の目に映るものなのかも。
主人公の離婚騒ぎが家族や周囲の人々を巻き込み展開していくラブコメディ。
人生には何かを変えなきゃいけない瞬間がある。そのきっかけは人それぞ
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.7

こてこての恋愛映画かなと思いきや家族や人との絆がクローズアップされていてすごくハートフルな人間ドラマ。タイムトラベルという非現実的で壮大な設定すらも人間ドラマにエッセンスを加える程度にさりげな〜く使わ>>続きを読む

ハリー・ベンソン: 写真は語る(2016年製作の映画)

3.5

ビートルズ、ウィリー・ネルソン、ジェームズ・ブラウン、マイケル・ジャクソンなど数々のスターや歴代大統領たちを歴史的瞬間とともにカメラに収めた写真家ハリー・ベンソンのドキュメンタリー映画。
元々ジャーナ
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アラバマ物語(1962年製作の映画)

4.0

グレゴリー・ペック演じるアティカスがもしも父親だったら…尊敬せずにいられません!

アティカスの娘の回想で進むストーリー。子供たちの目線で映る大人の世界。定着した人種差別や偏見を目の当たりにしながら学
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顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)

3.0

アウシュヴィッツ裁判が行われるまでを描いた作品。

人々の記憶から薄れつつあった迫害の記憶。そもそもアウシュヴィッツ裁判が行われるまではアウシュヴィッツを含め多くの強制収容所で行われていたことが明るみ
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.9

どうにもならない切なさやもどかしさにひたすら悶々とさせられる。リアルは楽しいことや幸せなこと、美しい瞬間ばかりじゃない。そんな現実を眼前に叩きつけられる鋭い視点の作品。
現実離れしたラブラブキラキラハ
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バスキア(1996年製作の映画)

3.6

27歳の若さで他界したアーティスト、ジャン=ミシェル・バスキアの伝記映画。
なんと言っても脇を固める俳優陣が豪華過ぎて出演者並ぶだけでもかなりの芸術作品♪笑

バスキアの絵画は抽象的なポップアートで知
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.8

ミュージカルの金字塔、これぞミュージカルってくらい全編歌で繋ぐレミゼ。
罪を犯した一人の男が愛を知り、その生涯を愛のために生きる。
ジャン・バルジャンを主軸に様々な人間の愛の形が紡がれていく。
愛とは
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.7

その人生において"希望"を捨てずにいられることがどれほど困難だろうと考える。特に薄暗く閉鎖された空間では…。流されるか、逆らうか。
アンディが選んだ長く険しいルートは希望を信じる者だけが抜けることので
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