whitelilyさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

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きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

3.8

1960年代のコペンハーゲン。ゴッドハウン児童養護施設で実際に起こった出来事を基に製作された作品。
外界から遮断された劣悪な環境のなかで日常的に行われる虐待。弱いものを制圧し優越感に浸る大人たちの醜さ
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ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.5

あぁいいなぁ、アレックスとルースのように何年経ってもお互い理解し合えてたまには喧嘩もして、いつまでも笑い合えるような人生。そんな老夫婦になりたい。
NYの街中の、眺めの美しいアパートメントを売りに出し
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ザッツ・エンタテインメント(1974年製作の映画)

3.8

1930年代から次々とミュージカル作品を世に送り出したアメリカ・メトロ・ゴールドウィン・メイヤー社(MGM)の創立50周年を記念して制作された作品。MGMの名作が詰まりに詰まったMGM作品好きにはたま>>続きを読む

シュガーマン 奇跡に愛された男(2012年製作の映画)

4.0

1970年代初頭にデビューしたアメリカのミュージシャンロドリゲス。2枚のレコードを出すものの全く売れず…商業的に大失敗した彼はレコード会社を解雇され音楽界から姿を消した。時は流れ1970年代後半、アメ>>続きを読む

夜明けの祈り(2016年製作の映画)

3.2

終戦後のポーランドにこんなに残酷な歴史があったとは。慰安婦のような話はどこの国の歴史にも存在するものだけれどそれを不都合な真実として葬り去ろうとしてきたのも悪しき歴史。
神は存在するのだろうか?と疑問
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ビリー・リンの永遠の一日(2016年製作の映画)

3.0

イラク戦争において味方を助けた勇姿を讃えられ自国アメリカで英雄になった青年の一日。
どんなに英雄扱いをされても戦地から戻る兵士たちの心の傷は深く複雑。気付かぬうちにPTSDになる兵士たちも少なくない。
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ボディガード(1992年製作の映画)

3.9

人気絶頂の歌手レイチェルに並外れた歌唱力を持つホイットニー・ヒューストンが抜擢されたのも納得。ソウルフルな歌声に魅了される。

第一印象が最悪の出会いは定番とは言えボディガードに超上から発言連発の可愛
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プラネタリウム(2016年製作の映画)

2.5

ナタリー・ポートマンとリリー=ローズ・デップが姉妹役で共演←内容云々関係なく観たいという気にさせられた。
ナタリーはこういう野心がある女性がすごく合う、リリーは純粋で可愛らしいけれどミステリアスな雰囲
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.5

バラバラになった家族の心を元に戻すため小さなスピヴェットが大きなキャリーバッグを引き摺り大陸横断の旅へ!まるではじめてのおつかい観てる母親の気分。
天才的な発想で大人を騙し騙し切り抜ける場面はユーモア
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ミスター・ロンリー(2007年製作の映画)

3.0

ありのままの自分を生きることが出来ずインパーソネーターとして生きる人々を描いた作品。

マイケル・ジャクソン、マリリン・モンロー、チャップリン、シャーリー・テンプル、ジェームズ・ディーン、マドンナ……
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切り裂き魔ゴーレム(2016年製作の映画)

3.2

19世紀のロンドン。このくらいの時期のロンドンには猟奇殺人事件が妙にマッチする。こういう古典サスペンスは雰囲気が好き。

異常者の境界線はどこから?他人の目から見て正常な人が異常じゃないと何を根拠に見
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パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)

2.0

タイトルから想像していたのと全く違う内容に面食らった。なんだろう、ホラー??と思うものの次第にサスペンス味を帯びたり……と付いていくのが大変。
兄の死から立ち直れず霊の存在を信じたい主人公モウリーン。
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エレファント(2003年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

1999年アメリカコロラド州で起きたコロンバイン高校銃乱射事件を題材にした作品。
在学するふたりの生徒が構内で計画的に銃を乱射し12名の生徒、1名の教師が命を奪われた痛ましい事件。重軽傷者24名。
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あの日の声を探して(2014年製作の映画)

3.7

チェチェン共和国におけるロシア連邦軍と独立派武装勢力との紛争の最中、目の前で両親を殺され声を失った少年ハジ。家族を全員殺されたと思い込んだハジはまだ赤ん坊の弟を連れ家から逃げ出す。
戦争孤児や赤ん坊ま
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

3.5

こんな風に音楽とともに思い出せる人生っていいなって思う。過去にも現在にも未来にも、すぐ側に音楽が流れる人生。私の人生も振り返れば音楽とともにある。
ダブリンの街角で奏でられる音楽が心地よく心に響く。ロ
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オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

3.5

怪奇ものホラーものが多い映画版『オペラ座の怪人』のなかで煌びやかなパリのオペラ座に潜み愛を求める哀しい一人の男の愛憎劇という私好みの珠玉のラブストーリーに仕上げてくれたミュージカル映画♪
ジェラルド・
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.7

なんて美しい映画。タイトルさながら"水"の使われ方がすごく美しく魅了されてしまった。

半魚人と人間の恋愛モノ??と劇場鑑賞を迷っていたけれど予想を遥かに超えてドンピシャリ大好きな世界観。レトロな街並
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天使が消えた街(2014年製作の映画)

3.6

すごく美しい作品だった。
2007年イタリアで起きた「アマンダ・ノックス事件」。判決が二転三転するなか異様でスキャンダラスな、若者が絡んだ事件として国際的に注目を集めた。
主人公トーマスがエリザベスと
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.6

名作中の名作☆タイトル聞いただけで『Singin' in the rain』のメロディーが脳内に流れ出す。
サイレント映画からトーキー映画に移り変わる時代をユーモアたっぷりに描いた作品。
第一印象が最
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.0

もしもあの時違う人生を選んでいたら…パラレルワールドの人生を体験し人生において大切なものに気付いていくストーリー。
NYウォール街で高給取りの会社社長、自由気ままな独身男性からの⇒奥さん幼い子どもふた
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ウォーム・ボディーズ(2013年製作の映画)

3.0

ゾンビと人間の思った以上にゆる~い恋愛モノ。普通のゾンビ映画を考えるとツッコミどころ満載だけど…。意思のあるゾンビだったら人間とも共存可能かも。たとえゾンビになっても未来はあるっていう新しい発想、これ>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

2.7

スティーブン・キングらしい、ホラー映画のジャンルというよりはどこか『スタンド・バイ・ミー』を連想させるような、青春アドベンチャー映画の要素がたっぷり。子どもたちが主役っていう点でも爽やかさがあってホラ>>続きを読む

ハイスクール・ミュージカル・ザ・ムービー(2008年製作の映画)

4.7

HSMシリーズ第三弾卒業編。

テレビ映画同様のキャストで映画化されたHSM。
卒業が近づく中それぞれの進路に悩む若者たち。映画や海外ドラマ見過ぎたせいで憧れ続けたプロムのシーンはやっぱり素敵で羨まし
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ハイスクール・ミュージカル2(2007年製作の映画)

4.7

HSMシリーズ第二弾夏休み編。
さらにミュージカル要素に磨きをかけパワーアップした作品に。
終業の鐘と同時に一斉に外に飛び出して躍る『What Time Is It?』から既に気分がアガる。
舞台は学
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ハイスクール・ミュージカル(2006年製作の映画)

5.0

私の中のディズニーチャンネルの壁を壊してくれた作品。
ディズニーチャンネルのオリジナルムービーの中でも大ヒットした大作だけあり音楽・ダンス・キャラクター全てが最高★☆★
記念すべき一作目はトロイとガブ
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イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所(2014年製作の映画)

3.0

大事故に巻込まれた女子高生ミア。ミアの魂の回想で頻繁に過去と現在を行き来するがストーリーの繋ぎ方が自然でわかり易い。回想が進むにつれミアと家族、友達、恋人の関係性が見えてくる。過去の出来事や過ごしてき>>続きを読む

キャリー(2013年製作の映画)

3.0

リメイク前の作品を観てないので比較はできないけど、キャリーって可哀想な子だなぁと思う。閉鎖的な家庭に育ったうえに周囲からはあの扱い、そら抑えてたもんも爆発しますわな…。
血糊効果は圧巻でひぇぇ(;°;
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ソハの地下水道(2011年製作の映画)

2.8

ナチスのゲットー襲撃の最中に地下水道に逃げ込んだユダヤ人を援助したポーランド人ソハの実話を基にした映画。
舞台が地下水道だけに終始真っ暗な中に電灯の光だけが灯る映像は暗闇のなかに身を潜めるしかなかった
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裸足で散歩(1967年製作の映画)

3.5

自由奔放な女性コリーと堅物弁護士の男性ポールの新婚生活。
ザクッとまとめると自由で若さ溢れる人生にも愛にも情熱持ちすぎたうざい奥さんと結婚した普通の真面目な弁護士が奥さんに押され押されて酔っ払ってキチ
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

3.6

長い、長いけど名作と呼ばれるだけあって重厚なラブストーリーだった。
南北戦争を生き抜いたスカーレット・オハラの生涯と共に当時の時代を生きた人々の姿も映し出される。
美しく可憐なお嬢様かと思いきや気が強
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ミルクは白く、血は赤く(2013年製作の映画)

2.5

夢も何もない明るさと元気だけが取り柄の少年レオが大好きな少女の病と向き合うことで生きることや愛を学んでいく青春劇。
お調子者で傲慢でいざというときは全て人まかせ、男らしさもなければちょっと精神不安定な
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フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

3.5

学校をズル休みして遊びまくる若者たちの一日を描く青春劇。
大人たちを出し抜いて休日を謳歌するフェリスたちが自由過ぎて何かとヒヤヒヤしてしまう💦多分…小心者の自分には無理かなぁ笑
その努力を他のことに使
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シカゴ(2002年製作の映画)

3.8

めくるめく煌びやかなショーの世界へ誘われる。
ショーも素晴らしく満足度高いんだけど何よりキャラクターのクセがすごい。女の嫌な部分が全部出ててイライラさせられるのに爽快でやっぱり愛憎溢れるドロドロ系は好
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.5

なんかすごく分かるな~とフランシスに共感。我武者羅に何かを求めても全てが思うようにいかなくて。躓きながらもとにかく一日一日前に進まなきゃいけなくて。それでも振り返れば楽しかったな〜っていう若い頃の思い>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.1

音楽とともに流れるような会話にフランス語の響きが美しい。雨が降る街に傘がひとつひとつ開くオープニングが素敵で印象に残る。
引き離された恋人たちの悲恋物語というテーマはありがちで正直ジュヌヴィエーヴにも
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アンネの追憶(2009年製作の映画)

3.5

アリソン・レスリー・ゴールドの「思い出のアンネ・フランク」をもとに製作された作品。
……のはずが原作の良さがあまり生かされていなかったのがすごく残念。全体的にオットー・フランクの目線で語られ、隠れ家の
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