キリストの顔面ドーンとか太陽ドーンとかギャグとしてはおもしろい。
踏み絵シーンのスローとかアホくさくて笑える。
暴力的な波は迫力あり。
カーチェイスのカット割りの手際。子供との視線交錯からスタートし、警官との視線交錯でしめる。
銃撃戦の処理。発砲と着弾が明瞭にショットで示される。
振り返ることに執着した人物配置。岡田義徳を見捨てる振り返り。村上淳に撮られる振り返り。岸部一徳と初めて対面する振り返り。
結んだ髪がよく動く。
山なりの橋を越えて、ペットボトル2本抱えて走ってくる小西>>続きを読む
過剰な画面分割と画面内画面で加速。
照明装置の充実。
終始ブリブリ。
馬鹿みたいにコントラストを下げる。
馬鹿みたいにボカす。
馬鹿みたいな顔を撮る。
服を着せる→カメラを向ける→ハンコを押す→車でUターン。プロセスが的確。
カツアゲのシーンが雑。
ビルマーレイの目線の動きに無駄がない。
足から顔へ、女の全身をなめるように見る。
墓前には一番きれいなピンクを供える。
ラストの馬鹿面はビルマーレイ実の息子らしい。
大胆なロングショットと長回し。風になびく旗、ハチマキ、鯉のぼり、ガッキーの髪の毛。
野球にも応援団にもまったく興味がないんだろう。映画だけを信じてる。
同じ内容の台詞を反復。回想として前のシーンを反復。今なにが起こっているのか確認しないと前に進まない。
「伏線」が「回収」されるためだけに登場する。
顔までカエル。
盲者であるからこその肉体的コミュニケーション。
部屋で暴れる。職場で発狂。坂道を全力疾走。全部やる。
過剰な移動撮影。過剰な接写。過剰な光量。過剰なメガネのカチャカチャ音。
139分かけて一つも処理できず。
素人くさいカット割り。
素人が考えたようなキャスティング。
塾講師を1人にしぼり、講師の机と生徒たちの机の間に縦の一本道をつくる。暗記のための紙がビッシリ貼られた階段。細かい舞台作りが象徴的に機能。
雨の中を走らせない。