せっかくタイムスリップしても室内にこもりきり。時代の変化を視覚的に感じない。
雨のパリは美しいと言われても。ラストの雨とか普通にショボい。
集会で回想してるシーンとの執拗なカットバックによってアクションが分断される。うっとうしい。
なぜ脱獄するのかなんて誰も興味ない。脱獄の過程を見せてくれ。
自分の顔をおもしろいと思っているのか、クローズアップを多用するが鑑賞に耐えうる面じゃない。
タイトルに自分の名前を入れちゃう神経。それを3>>続きを読む
もともと荒唐無稽な物語に現代性とリアリティを持たせるための理由づけがしつこい。展開の説明が延々続く。
なにより格闘、銃撃の処理が下手糞。血を見せないように過剰にカットを割る。
夕日をバックにイチャつくための謎の浮遊物。海辺で号泣するための謎のオブジェ。爆走するドラえもんが悪党と衝突するための謎のジャンプ台。
あんま馴染みないキャラの友情、恋愛、卒業式を30分で
プロフェッショナルな所作がそれっぽい。
実況がガチ。
ゴール直前のデッドヒートの描写でタッチを崩して顔に寄るのは怠慢か。
色がない。コントラスト下げすぎ。フランス国旗の赤と青がしょぼい。風の演出もしょぼい。
ラストの夜景もしょぼい。
表情に寄りすぎる。
部屋の構造、距離感が見えてこない。
三度の窃視。
窓から人形を落とすシーン、赤ん坊の誘拐シーンで下降を撮らない。
複雑な相関図。次から次へと提示される人名は形骸化し、しっかり撮られた役者の顔が残る。
地下駐車場での銃撃。犬。
振り返る動作の反復。
電話の多用。
バッジ、腕時計、サングラス、タバコ、マッチ、ディスク等の機能性。
仕事辞めても安藤政信は運転手で石田ひかりは看護師。
血のついた万札をコインランドリーで洗浄。