サイトーさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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バビロン(2021年製作の映画)

3.7

映画史のターニングポイントの1つであるトーキー映画への移り変わりに翻弄される俳優たちを時に激しく時に切なく描いていた。
特にブラピのストーリーは終盤心に響くものがあった。
映画への愛とリスペクトが込め
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ルパン三世 燃えよ斬鉄剣(1994年製作の映画)

3.1

セル画の雰囲気が懐かしく、古き良きアニメの時代を思い出した。
ストーリーは基本的に王道なルパン三世だが、久しぶりに聞くと初代の声優陣は素晴らしい。
2023|31

黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

3.8

時に司法よりも差別による理不尽が裁判を動かしており、アメリカの国民性が見て取れる実話である。
アメリカの死刑囚の10人に1人が冤罪だというのだから、誤認逮捕率は異常である。
時代とともに緩和されつつは
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ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)

3.2

意外にもルパン三世と3DCGアニメの相性は良かった気がする。特にクルマのディテールが良かった。
ストーリー展開は既視感があるが、ルパン三世らしいから悪くはない。
2023|29

本能寺ホテル(2017年製作の映画)

3.1

歴史をあまり知らなくても問題がなく、見やすい映画だった。
自分の出来ることよりやりたいことってのがメッセージっぽかったが、大人になると中々そうはいかないことも実感する。
規模感が小さく、良くも悪くも日
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神様のカルテ2(2013年製作の映画)

3.3

今作は医師個人のワークライフバランスについて重きを置いて描いており、業種は違うにしても感情移入できる部分はあった。
前作よりも個人的に好み。
特に柄本明の演技はやっぱり良い。
2023|27

左様なら今晩は(2022年製作の映画)

3.1

都合がいい設定も多いが、幽霊がいる以外はゆったりと物語が進んでいき、オーバーでない演出は良かった。
ただ、インパクトがあるセリフや場面はなく、印象に残りにくい作品である。
2023|26

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

2.8

前作同様にホラーとしての軸がブレており、個人的にはハマらなかった。
オチの情景もシュールで笑ってしまった。
まとまりがなく、上映時間が長い。
2023|25

ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界(2022年製作の映画)

3.1

ディズニー作品に対する期待値は下回ってしまった。
出てくるキャラクターが気持ち悪く感じてしまい、結末を見るとキャラデザには納得しつつも受け入れにくい部分がある。
2023 |24

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.5

夫婦愛にフォーカスを当てているからこその解釈が満載で興味深かった。謎が多い濃姫だからこそ描けた内容であると感じる。
史実と想像のバランスはよく、見やすい作品ではあった。ただ、凄まじいスピード感で戦が進
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SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

3.4

ソボクとギホンの関係性の進展は見ていて心温まる。大人の腹黒さとソボクの純粋さとの倫理観の対比が良かった。
韓国のSF映像技術が進んでいることを実感し、日本映画界との差を強く感じてしまった。
2023|
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メランコリック(2018年製作の映画)

3.1

脚本に厚みがなく、演技もたどたどしい、低予算映画にしては頑張っているかもしれないレベル。
何故こんなに評価が高いのか、個人的に共感できなかった。
2023|21

21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.3

よくあるテーマと展開だったが、ガンアクションで乗り切った作品。
悪事の背景にある部分の深掘りも特になく、脚本面では消化不良に終わる作品。
2023|20

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.7

作り手の映画愛が溢れており、自分勝手な行いもあったが、主人公の映画への熱意は尊敬に値する。
映画のデジタル化によって、1つの時代が過ぎ去っていく虚しさや切なさが伝わってくる一方、新たなものに姿を変えて
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ハッピーエンドが書けるまで(2012年製作の映画)

3.3

作家一家それぞれが抱える愛についての悩みを描いており、家族全員が主役に思えるバランスの良い構成でした。
明らかに邦題は本作品とズレており、原題のままがよかった。
2023|18

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.4

お金もしがらみも気にしなくて良い永遠の今日も悪くはないと思うが、人間は前に進むことも大切なのだと示してくれた作品。
テンポよくタイムループの楽しさと切なさを描いており、見やすい作品。
2023|17

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.4

1作目よりコメディ要素を抑えて、シリアス要素多めだった。
面白い作品ではあったが、1作目のインパクトが強かったからか、アクションが物足りなかった。
2023|16

パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

3.7

法律の穴をつき、狡猾で傲慢な主人公に胸クソ悪くなった。でも、そう思わせたロザムンド・パイクの演技力は素晴らしいと思える。
単純に復讐されるのかと思いきや、そこからの展開が胸クソ悪さを加速させる。ただ、
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劇場版 HUNTER×HUNTER The LAST MISSION(2013年製作の映画)

2.9

原作漫画の作り込みが素晴らしすぎて、冨樫先生が絡んでいない映画となると、オリジナル要素含めて設定や演出が陳腐で物足りなく感じる。
ツッコミどころ満載でHUNTER×HUNTERらしさを全く感じない作品
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ハリー・ポッターと魔法の歴史(2017年製作の映画)

3.1

ハリーポッターシリーズの世界観は実際に存在するかのような作り込みであるが、現実の歴史を交えての創作であるとは興味深かった。
本ドキュメンタリーは映画よりも原作小説ファン向けでした。
J・K・ローリング
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土竜の唄 FINAL(2021年製作の映画)

3.0

土竜の唄の映画シリーズ最終作。
相変わらずのチープでぶっ飛んだ演出は、見ていて恥ずかしくなるが、最終作なので義務感で鑑賞した。
堤真一という俳優の演技の巧さと存在感を再認識する。
2023|12

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.4

この手のサイコパスホラーは嫌いじゃない。
オチも悪くはないが、最後のひと押しが良く、作品の完成度をあげていた。
短めの上映時間が正解なパターン。
2023|11

ペーパーマン PaperMan(2009年製作の映画)

3.3

何故かコメディに分類されているが、個人的には人間ドラマに感じた。
精神疾患でもあるイマジナリーフレンドについて描いており、不安定で切ない描写が印象的。
夜に鑑賞するのにちょうどよい、良い雰囲気の映画で
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老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.4

期待通りの笑えて面白い作品でした。
お金がなければ何もできず、有事のときの備えが必要であると感じた。
お金にまつわるコメディ要素も交えながら家族愛で締める見所がある良作でした。
貯金をもっと頑張ろうと
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博士と狂人(2018年製作の映画)

3.4

オックスフォード英語辞典の誕生秘話を描いた物語。
日々進化していく言葉の奥深さと面白さが伝わってきた。ただ辞書編纂の作業は気が遠くなりそうで相当な意思がないとできない。
ショーン・ペンの表情の演技が素
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ミッドナイト・ファミリー(2019年製作の映画)

3.2

メキシコで私設救急隊を行う家族を描いたドキュメンタリー作品。
市営救急車では足りず、闇営業である私営救急車に支えられている、発展途上国の複雑な状況が見て取れた。
日本では考えられないことばかりで、ドキ
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未成年(2018年製作の映画)

3.5

親同士が不倫しているという不思議な関係だったが、二人共精神的に自立しており、不倫している当人の方が自分勝手で子供みたいだった。
切なく、儚い雰囲気がストーリーとマッチしていた。
2023|6

フットルース(1984年製作の映画)

3.5

若者が親世代へ反発しながらも、理解を得ていく当時の王道ストーリー。
80年代らしいクサい演出もあるが、シンプルだし、何より音楽が良かった。
2023|5

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.2

ゾンビ映画でありながら、会話劇を中心にしており独特な世界観でした。
小ネタ含めて色々な要素が詰め込まれていたが、ヒットした部分も凡打の部分があった気がする。
名優に支えられた作品に感じる。
2023|
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この世界に残されて(2019年製作の映画)

3.4

ホロコーストの被害者である2人を中心に描いた物語。
家族を失った喪失感や孤独感が主演2人の表情や描写から辛いほど伝わってきた。
定まらない関係性だが、特別な存在ではある不思議な繋がりを持つ二人でした。
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.6

全体的に暗くて狂気じみた雰囲気を醸し出しており、ナタリー・ポートマンの演技がそれに素晴らしくマッチしていた。
プレッシャーに押しつぶされながらも、清純派から一皮むけていく様は見応えがあった。
2023
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.5

呪術廻戦の0も含めて原作漫画を読んでからの鑑賞でしたが、充分楽しめた。
King GnuのBGMもマッチしてて迫力あるバトルシーンには満足。
ただ、複数回見たい域には達しなかった。
2023|1

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.3

ホラーというより脱出ゲーム。
不気味な黒電話や予知夢を見る妹など、面白そうな設定がありつつも活かしきれていないイメージ。グラバーの動機や背景を深堀すれば良作になった気がする。
最後の結末も悪くはないが
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メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.2

基本的に全ての点で前作までの劣化版というイメージで、3作品見てから鑑賞したので、余計差を感じた。
HとMのコンビのやり取りは一定的で面白さに欠ける。
監督が変わったからか、MIBならではの軽快なやり取
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.9

圧倒的映像美と没入感。
森から海に舞台を移し、壮大な世界観ながらもメッセージ性もド直球で、誰でも楽しめるエンタメ作品として傑作でした。
映画館のみでの公開にこだわったジェームズ・キャメロンの意向に納得
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

3.7

原作に更なる厚みをもたせる内容で興味深かったが、最高の原作ありきの傑作でした。
アニメーションも進化していて、バスケならではのスピード感が失われていなかった。特に最後のシーンは見る価値あり。
ただ、声
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