ふわもこベビーポンチョさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ふわもこベビーポンチョ

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群盗、第七章(1996年製作の映画)

4.3

砲弾の轟音に途切れない歌声
断頭台のしたり顔
その楽天的で浮世離れした美しさに尊厳というものの定義を見た気がする。
そして主を失った車椅子のなんと侘しくころがることか!あのカットはとても好きだった。

1900年(1976年製作の映画)

4.8

世界は死によって輝きを増す。黄金色にそよぐ麦畑にも、歌声の響く雑木林にも、あるいは糞尿ばかりの家畜小屋にも、死は生命のあらゆる隙間に入り込んで世界を輝かせてきた。

それを陳腐化させ、それがもたらして
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メランコリア(2011年製作の映画)

4.1

メランコリアの光を映した彼女の瞳は、きっとその瞬間に宇宙の何よりも美しい輝きを放っていたことだろう。

エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.5

自分を生きるのは罪じゃない
他人の期待どおりに生きる方が罪だ

詩人の本質は頭ではなく、自ら前に進み続けようとする足にこそあるのかもしれない。

EO イーオー(2022年製作の映画)

4.1

ご多分に漏れずロバの感情なんて考えたこともなかった。でも、有機的な温度を湛えた自然に足をつけてひたすら歩き続けるロバの美しい足と、その無骨に輝く黒い瞳を見れば、それが涙ぐましい受難の運命にあっても生き>>続きを読む

地獄の黙示録 ファイナル・カット(2019年製作の映画)

4.3

ベトナムの夕日は血の匂いがする。

星条旗を掲げたワルキューレたちは、自分が戦争という大きな生き物の一部に取り込まれていることに気づいていないか、気付かないふりをしている。

ルナ・パパ 4Kレストア版(1999年製作の映画)

4.0

馬は土煙をあげ、牛は落下し水しぶきをあげる

おかしいのに泣けてしまう
たくましく生き抜こうとする人々の悲喜劇

ねこぢる草(2000年製作の映画)

3.9

輝きに満ちた悲愴 サウダージ
あらゆるものの輪郭がくんなりと溶けて歪んだ夏の景色。

豚虐は相変わらず。

サンタ・サングレ/聖なる血(1989年製作の映画)

4.0

象の棺桶 不死鳥の解放と再生

ホーリーマウンテンほどの衝撃はないにしてもカットがいちいち良すぎる

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.0

音楽も台詞回しも洒落ててハードボイルドの雰囲気に惹き込まれる!特に冒頭のシーンは美しすぎてため息が出た。

でも原作好きな人は見ないか、全く別のお話として見た方がいい!痴呆のビーバーに顔中を舐め回され
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無防備都市(1945年製作の映画)

4.3

死ぬのは難しくない
生きるのが難しいんだ

ただ誇りを捨てずに生きようと試みる人の息遣いが重くのしかかってくる。

蛋ヶ岳学会事件(2020年製作の映画)

4.0

子供できたらDVDに「ドラえもん」てラベルつけて本棚に忍ばせときたいな

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

4.2

かっこいいはずなのになぜかダサい!パッチワークのジオラマを見ているような不自然さがなぜかクセになってしまう良い映画

テリファー(2016年製作の映画)

3.5

アンパンマンの代わりにsawを見て育ってきた私には少し単調でした。
まっぷたつなのは良かったです。

肉弾(1968年製作の映画)

4.1

台詞回しが軽妙で楽しい
神様より人間でいたいよね