映画館を出たあとの幸福な昼下がりを鬱陶しいと思わずにはいられないほどだった。
女性で性的マイノリティだからという理由で、トレンド的に主人公は絶対に加害者として描かれるはずがないと思い込んでしまった。それで話の本筋をつかめなかった。それはそれで自分のステレオタイプの発見だったのか>>続きを読む
音の映画
自然の音、文明の音、映画の音、それぞれが調和して、作品として見事に昇華されていた。
真実に口を噤むことはアナーキスト曰く神の法に触れるらしい。でも殺人はええの…?
ポスターがめちゃくちゃかっこいい。
思春期の悪意と不条理のなかにふと立ちのぼっては、不意に胸を締めつける情念。
事故死した風来坊。薄明の風を切るカイト。坊主頭のアラベスク。
田園に燃えるリリイ・シュシュのすべて。
実存主義を読んでないせいでしんどいところはあった。三島由紀夫の誠実な弁論に舌を巻いた。
登場人物見分けられなかった。
隣の中国人カップルがイチャイチャしてて、なまじっか画面がだいたい白いものだからその光景が余計サブリミナル的にチラチラ目について集中できなかった。
カット割りの妙が光る。>>続きを読む