appleさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ツィゴイネルワイゼン 4K デジタル完全修復版(1980年製作の映画)

3.8

生と死の世界を行ったり来たりしている
最後のお骨を頂戴から、主人公は一体生きているのか死んでいるなかわからなくて怖かったなぁ
自分が見てきたもの全てが幻想みたいな

眼球舐めやばいし、腐った桃を食べる
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ヨーロッパ新世紀(2022年製作の映画)

3.8

最後の終わり方が謎
祭りの熊の被り物意味と関係しているのはわかる...

マイノリティーがマイノリティーを差別する姿はあまりにも虚しい。村だと余計に余所者への当たりが強く、それは自分たちの文化を守るた
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.7

暗殺者の映画は基本的に私達の世界からかけ離れていて、完璧でかっこいい
これはそんなものではなくて、普段描かれないような彼らにしかわからない日常と仕事の葛藤や人を殺すまでの時間にスポットを当てて斬新だっ
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トラスト・ミー(1990年製作の映画)

4.0

信頼や尊敬がなければ愛は成り立たない

ハルハートリーがよくやる2人が全く違う話で会話するやつ見れた、あれ舞台みたいだなといつも思う

酒飲み対決から完全にこの映画が特別になっていく感覚

アンビリーバブル・トゥルース(1989年製作の映画)

4.2

昔に観て久しぶりにオールナイト上映で鑑賞

何回見ても良いなと思える
後半のすりガラス越しにパールが告白をするシーケンスでジョシュが神父としての役割を与えられてたことに気づいた。

月曜日から来た女(2005年製作の映画)

3.6

性行為、性欲を人の価値にした結果、マネジメントを建前とした快楽主義が生まれてそれの1番の被害者って女性過ぎる。

身体を捨て、死ぬ事で魂を故郷へ還す。

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.3

日々目紛しく変化し、当たり前が当たり前でなくなるような現代社会で、どうやって変わりようのない自分らしさを見つければいいのか、どうやって相手らしさを感じ取ればいいのかヒントを与えてくれるような映画だった>>続きを読む

ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

3.7

何でもかんでも自動化とか、新しい技術がどうとか、理想的な家だとかそういうこともいいけれど(皮肉)、伯父さんのように自転車で移動して、古いけど可愛いアパートに住んで、気ままに生きるのも素敵。

伯父さん
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アダプテーション(2002年製作の映画)

3.5

マルコヴィッチの穴の天井がめちゃくちゃ低い現場

脚本家の苦悩と、そこから理不尽な出来事に巻き込まれていく過程がなんか嘘のような本当のような幻覚を見せられてるみたいな気分になった。
愛される事より、愛
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ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

4.0

スキー場で親子を眺める子供たちの表情をみてクレイアニメの表現力の偉大さを改めて実感した。

後半もずっと泣いてしまった。みんな幸せになってくれ〜...。
シモンが最後園の扉を閉める姿が辛かったが、ズッ
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トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

3.7

ベニグノの感情は決して真っ直ぐなものではなく、歪になってしまっている。彼にとっては彼女をただ眺めていた時期よりも、毎日彼女の体に触れ、語りかける事が出来る今の方がよっぽど幸せなのである。
そう考えると
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地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

3.4

時系列をすごいバラバラにして流すから、特にラストにかけて出来事の順番がわからなくなった。
ラバーを観た時ため息が出たのでこれは全然よかった。ハードルを下げすぎた。

穴と棒の皮肉
老いを醜いものと捉え
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血を吸うカメラ(1960年製作の映画)

3.6

覗き見る事に囚われ、恐怖に対して異常な執着をする男の狂気。
彼もまた父親の被害者であり、幼少期のトラウマがそのまま彼の狂気的な行動へとつながっていく。

悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

4.2

ニコニコ動画での鑑賞から久しぶりに

この映画が上映されると知り、とても驚いたし嬉しかったのでトークショー付きに参加。

最初から衝撃的なシーンの連続だが、テーマとしては今でもある社会問題や人々の共生
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恋のエチュード 完全版(1971年製作の映画)

3.7

アンと通ったロダン美術館で、過去を思い出すことしかできない、過去に縋っている自分は老人のようである。

妹と初めて会うシーンで、包帯からチラッと目を覗かせクロードを見つめるシーンは彼女の人柄が出ていて
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一晩中(1982年製作の映画)

-

みんなアケルマンのこういうのが好きなんだ

金曜日かつ2本目、ラストという疲れの三重苦の中みたため途中で死んだ。

男女の相引き
会えない時間が愛を育てるなんていうけど、まさにそんな感じの男女ばかりで
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ゴールデン・エイティーズ(1986年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ最高だった
俗っぽい内容の中に、女性監督らしい表現やその時の社会情勢が織り込まれていてただの愉快なミュージカルではなかった。

最近は歳を重ねた人の恋愛模様を観ると泣いてしまうようで、愛し
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FRIED DRAGON FISH(1996年製作の映画)

3.5

エンディングはchara
浅野忠信の初々しさも相まって、なつろうがとても魅力的なキャラクターになっていると感じた。

海に見に行こうというシーンの掛け合いがとても良かった。
交わるはずなかった二人が出
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ハッシュ!(2001年製作の映画)

4.0

羨ましい!!!
家族になるという事の難しさと、その形の自由さ!!!お姐さんの気持ちも理解できて辛かった。
小さい時に私も抱きしめられていたらこうはならなかったのかなって台詞が切ない。
今は何にでも名前
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沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇(1995年製作の映画)

3.7

証拠がないから

人が人に優しくするのって大抵は自分のためだから、その偽善が貧乏人には鼻につく。
最初にジャンヌがソフィーに対して興味津々だったのは同族であるという予感。

少しずつ崩れていくのが不穏
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キリエのうた(2023年製作の映画)

3.6

ちょっと歌に頼り過ぎというか...原作は文字だけで話を繋ぐわけだからそんな事はないだろうし、ストーリー自体を堪能するなら本読んだ方が良さそうだなと思った。
歌はとても良かった!異邦人とさよなら。

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雨にぬれた舗道(1969年製作の映画)

4.3

女の孤独とは

産婦人科の待合室での長い女達のセリフに注目せざる得ない。
一人の女性は結婚も妊娠も望んでないといい、避妊器具の不確実性、男性の理解不足など急にここで女性映画の要素が詰め込まれ始める。膣
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11×14(1977年製作の映画)

-

本当は見ていたかったのに、1日の最後にこれを見てしまったがために大爆睡をかましてしまった。
もう一度お金を払ってみるべきか、また寝てしまうのか。

出てきた人達はその映像の間しか映されないし、ただの風
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盗むひと(1966年製作の映画)

4.0

自分の行いで人一人の命がなくなろうとしている最中、全てを一人で負うんだなんて連呼されてしまったら鍵渡しちゃうよ...
あの時の彼女の表情をみて本当に辛くなってしまって帰り道トボトボしてしまった。

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ヴィオレット・ノジエール(1978年製作の映画)

3.8

あの家族の雰囲気が私の家庭に近くて、ヴィオレットに同情しながら見ていた。
女は女の貞操に厳しく、母親より父親の方が娘には甘くて、少し性的な気持ち悪さがある。
愛されてると言えばそうなのかもしれないが、
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レースを編む女(1977年製作の映画)

4.3

ラスト精神病院のシーンはグッと押さえつけられるような気持ちになって、最後泣きそうになった。
イザベルユペールが映画の外に視線を向けた瞬間に彼女から目が離せなくなるのと同時に、彼女が抱える心の闇を見せつ
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

3.7

どんな環境でも、意思を持ち、教養があり、協力性がある奴が全てを制する!!!

長さを感じなくてよかった

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

あーもう!!ビルくんは本当に意地悪な役しかやらないし大体死ぬけど毎回色んな役になってて最高にかっこいい🥲
伯爵衣装死ぬほど似合ってて、顔踏まれたいなーってずっと見てました

犬は絶対殺させない映画だっ
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スキンレスナイト ―デジタルレストア版―(1991年製作の映画)

4.3

『大抵は大丈夫』
『じゃあ中でしようか』
仕事と家庭と青春時代の慕情の間にいる男
最終的に家庭、仕事、慕情全てにどう向き合うかという話

フェラは絶対映さないぞという強い意志と、監督もやっぱ"自分の"
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クロエ(2009年製作の映画)

3.2

アマンダセイフライドが可愛い

話としてなんで!?ってなるとこ多すぎる
人をお金で買う怖さよ!

パーティ★モンスター(2003年製作の映画)

3.6

ジェシーおいたん!?!??

鼻むず痒くなり映画
たまに笑える

荒野の千鳥足(1971年製作の映画)

3.7

やばすぎる街ヤバ!
死んでも行きたくない!
ああいう街のみんながこの街最高!って言ってるのってなんか怖いし、盗み、殺し、破壊は良いのに酒を断る事はブチギレるの異常。

常に身体にアルコールがあって、正
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声優夫婦の甘くない生活(2019年製作の映画)

3.5

最初の飛行機のシーンで皆ソ連以外の国での生活に期待や不安に溢れた表情をしていてた気がした

新しい人生の始まりと共にお互いの人生の方向が変わっていくけれどお互いの気持ちに耳を傾けて寄り添って歩いていく
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VHSテープを巻き戻せ!(2013年製作の映画)

3.5

押井守モソモソ喋りすぎて一番字幕が必要

自分が購買したものや、大切にしたいものが他者に主導権を握られてる状態は嫌だという意見はあまりにもそう。
『巻き戻しはマナー』から学べる、大切なものに立ち戻って
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.8

首吊り失敗したからってオーブントースターで頭突っ込んで死のうとするか?って

人の心に火を灯してくれるのは、なにか大切したいという気持ちですよね
カウリスマキ独特の目元に一筋の光が差し込むショット所々
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