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ヴィオレット・ノジエールのappleのレビュー・感想・評価

ヴィオレット・ノジエール(1978年製作の映画)
3.8
あの家族の雰囲気が私の家庭に近くて、ヴィオレットに同情しながら見ていた。
女は女の貞操に厳しく、母親より父親の方が娘には甘くて、少し性的な気持ち悪さがある。
愛されてると言えばそうなのかもしれないが、親が望む姿にならなければならない窮屈さは反発精神を生み性に奔放な派手な女性にさせる。
しかし、その姿は彼女がありたい姿では決してなくそうせざるおえなかったのではないかと思った。
だからこそ親を殺し、死刑判決を受けた後の彼女が本来の姿だと思える。解放の話?

あと彼女の家庭は決して裕福ではなくて、そう装ってるだけでヴィオレットの友達は本当の金持ち。その差も人間関係とか、発言で見えてきて苦しかった、背伸びをしている感じ。

パパ活で梅毒なんて、今の港区みたいだな〜と思いながら観てました。
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