ヤズカシバドさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ヤズカシバド

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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

大泉洋がはまり役。有村架純もゾンビ化してからがよかった。本編は原作から「ゾンビ要素」だけを抽出したような内容。純粋なゾンビ映画好きなら楽しめるかもしれないけど、個人的にはあまり魅力を感じなかった。原作>>続きを読む

フィッシュマンの涙(2015年製作の映画)

3.3

韓国社会の現状を描いた風刺コメディ。パク・グ(魚人間)本人と周りの温度差が観ていて悲しく、魚人間という設定も相まってとても滑稽に見える。そのコントラストが良かった。ただ設定を活かす為にも、もっと細かい>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

3.9

全キャラクターが主人公級に濃いのに、唯一の主人公が存在しないという不思議。強いて言えば指名手配犯としての「山神一也」くらいか。ここまでのメンツが揃っているのに派手過ぎず、落ち着いてまとまっている映画だ>>続きを読む

ファング一家の奇想天外な秘密(2015年製作の映画)

3.7

(最後まで二転三転する)ストーリーよりも、それによって感情を揺さぶられる姉弟の姿に釘付け。それでも最後は前向きに終わるので、個人的にはそれほど後味の悪さは残らなかった。「アート」という免罪符はどこまで>>続きを読む

岸辺の旅(2015年製作の映画)

3.0

これはホラーなのか。思っていたモノと違っていて最初は惹かれたし、設定も斬新だったが、結局最後まで気持ちの置き所が定まらなかった。深津絵里と浅野忠信は終始ステキだったけども。個人的には、少しバランスの悪>>続きを読む

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.6

BGMが好き。もっとチープな作りかと思ったけど、意外としっかりしていた。所々「?」な部分があるけど、SF・ファンタジーはそれくらいでちょうど良いと思うし、それを踏まえても楽しむ事ができた。メッセージ性>>続きを読む

永い言い訳(2016年製作の映画)

3.7

観ていてすごく引き込まれた。丁寧かつ繊細、でもシンプルに作られている作品だと思う。キャストもすごく良い。自分と幸夫がシンクロしたのか、終始幸夫の感情に引っ張られた。最後はどう終わるのかと思ったけど、良>>続きを読む

ホドロフスキーの虹泥棒(1990年製作の映画)

3.4

ステキな映画。今までに観たホドロフスキーの映画の中では理解しやすい内容だった。カメラワークと色の使い方が独特。不必要に見えるモノも、きっとホドロフスキーの中では必要なピースなんだろう。ラストのシーンの>>続きを読む

おんなのこきらい(2014年製作の映画)

3.0

森川葵の魅力を存分に楽しめる作品。超女性向けの作品だったので内容はイマイチだったけど、ラストは良かった。個人的にもっとダウナーだったらよかったと思ったけど。森川葵の他の作品も観せたくさせる様な、そんな>>続きを読む

バクマン。(2015年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

スピード感のある映画。最後のスタッフロールの役職と人名がジャンプコミックス風になっているのが好き。全編通して大根仁印の作品だった。しかし一方でストーリーの進むスピードが早すぎる気がする。長い原作を二時>>続きを読む

ローリング(2015年製作の映画)

1.7

このレビューはネタバレを含みます

登場人物がクズばかりというのは良い。ただそれ以外には何の魅力も感じない映画だった。エロいシーンで間を持たせている印象しか受けなかった。これはコメディーなんだろうか。なぜだか途中から笑えてきた(悪い意味>>続きを読む

コンカッション(2015年製作の映画)

3.1

興味深い話。利権にまみれている感じがとてもアメリカ的だなと思った。特にラストの手のひらの返し方。これぞアメリカという感じ。映画自体にはそれほど魅力は感じなかったが、この問題を知れたのは良かったと思う。>>続きを読む

裸足の季節(2015年製作の映画)

3.1

出てくる少女達が輝いてるからなのか、悲しい物語のはずなのにそこまで暗くない。ただ明るくもない。オチも含め結構ドラマがあるのに、最後まで一定のテンションで物語は進んでいく。不思議に淡々とした映画だった。>>続きを読む

永遠の人(1961年製作の映画)

3.0

BGMがすごく良い。今の感覚では絶対に書けない曲だと思う。映画ともとてもマッチしていた。しかし映画自体が古くてイマイチ入り込めず、観ていて眠たくなってしまった。カメラワークはすごく良いなと思ったけど、>>続きを読む

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

3.2

純粋で無垢な透明感のある映画だった。上映時間が45分しかないのも丁度良い。奥菜恵がすごく大人っぽくて、多分あの年頃の男子には、女子ってあんなふうに見えるんだろうな。DVDで観たので、若干画面がワイドに>>続きを読む

団地(2015年製作の映画)

3.3

斬新。色々な組み合わせの映画があるけど、まさかここが交わるとは。古典的なコメディー好きには向かないかもしれないけど、中盤若干飽きていた自分としては良いサプライズだった。コメディーではあるけど常に陰気な>>続きを読む

ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出(2015年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

お付きの二人が好き。あとリジーとジャックのダンスのシーンも良かった。しかし全編を通してぼんやりしていて、どこにフォーカスを当てているのかよくわからなかった。イギリスのロイヤルファミリーに造詣がある人な>>続きを読む

ウィンターズ・ボーン(2010年製作の映画)

3.2

ダウナーな映画。一応最後は片がつくけど、全編を通して冷たい映画だった。観る時のテンションによって評価が変わると思う。登場人物が似過ぎていて途中混乱した。花粉症でぼーっとしている頭にはあまり合わない映画>>続きを読む

忘れないと誓ったぼくがいた(2015年製作の映画)

3.3

内容は理解しつつも、前半はあずさ(早見あかり)がサイコパスに見えてしょうがなかった。演技のせいかも。「映画」というよりも「舞台」で演じている様な感じだった。しかし、前半は退屈だったけど、中盤から後半に>>続きを読む

ズートピア(2016年製作の映画)

3.8

シンプルかつディープな作品。大人でも子どもでも楽しめるというのは、アニメ映画の理想型だと思う。二転三転するストーリーではあるけど誰でもついていける、でもオチが読める程簡単でもない。メッセージ性は強いけ>>続きを読む

僕たちはバンドゥビ(2009年製作の映画)

3.6

邦題からあまり期待していなかったけど、インディーな匂いのする良い映画だった。派手さはないけど、扱っているテーマも(若干独善的だけど)面白いし、静かに胸をうつ作品だった。ほぼミンソとカリムの二人だけで物>>続きを読む

真夜中の弥次さん喜多さん(2005年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ゴリゴリしたサイケな映画。宮藤官九郎初監督作品という事もあってか、トッピング全部のせという印象だった。豪華な出演者達。ZAZEN BOYSの音楽も良い。しかし、その世界観にも前半中盤辺から疲れてきて、>>続きを読む

ラビット・ホール(2010年製作の映画)

3.3

静かな映画。感情的ではあるけど仰々し過ぎず、押し付けがましくない。「怒り」や「悲しみ」という一つの感情ではなく、それらが混ざったなんとも言えない感覚が痛々しかった。悪人が一人も出てこない所が、逆に救い>>続きを読む

スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.2

オールドスクール。二人の関係性と舞台の雰囲気が好き。人は認め合い、補完してくれるモノを求めて生きているのかもしれない。ただ、ストーリーがシンプルでわかり易い分、少し内容に欠けるかなと思った。良くも悪く>>続きを読む

刑務所の中(2002年製作の映画)

3.6

「刑務所の中の日常」という「非日常」を描いているのに、全然ゴリゴリしてなくて、ゆったり観る事ができる映画。人は小さな事でも幸せを感じる事ができるんだな。ハナワ(山崎努)が服役生活をエンジョイしている様>>続きを読む

エージェント・ウルトラ(2015年製作の映画)

3.3

もう少しコメディー寄りかと思ったら、思いの他アクションよりの映画だった。ドラッグアディクトが実はスーパーエージェントという設定と、最後のアメコミ風のエンディングロールが好き。内容はよくあるアクション映>>続きを読む

フラワーショウ!(2014年製作の映画)

3.1

努力する女の子を描く青春映画だと思って観たら、どちらかと言うと自然の大切さを説く啓蒙的な映画だった。原題がDare to Be Wildというのも観るまで知らなかった。説教臭くはないけど、正直そこまで>>続きを読む

教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

これはブラックコメディーというジャンルになるのだろうか。エイブのキャラクターには共感したけど、内容があまりにも無い気がした。軽くて観やすいといえばそうかもしれないけど。最後の大オチも「はあ、そうですか>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.8

観る人によって印象は変わるかもしれないけど、個人的には「超大型エンターテイメント作品」という感じだった。「混乱」と「緊張」と「緩和」が上手く散りばめられていて、最後まで一気に観れた。監督と出演者が進撃>>続きを読む

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.5

映画が消えてく下りが一番グッときた。映画ってやっぱりいいなあ。作品を通しての「どんなモノにでも役割があるし、例えそれが小さな事でも、何処かの誰かに対しては大きなインパクトがある…と思うし、そうあって欲>>続きを読む

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.3

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの二人にやられた。秘書役のショーン・ヘイズもとてもよい。死期を悟ったじいさん達の旅は、観ていて飽きなかった。ただこれはこのキャストだから良いけど、もし人が違っ>>続きを読む

マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.2

インドのマダムアメリカに行く。海外在住経験のある者としては、共感する所があった。ただ少し映画自体が長過ぎた。途中くらいからだダレてきて、そこからは下り坂。ストーリー自体は好きだったので残念。

運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)

3.2

雰囲気のよい映画。イランの映画を観た事がないので新鮮だった。普段接する事のないライフスタイルを観る事ができて良かった。しかし、内容そのそのものにはそこまで惹かれなかったというのが正直なところ。