山羊さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

CUBE(1997年製作の映画)

4.2

低予算らしいですが、限られたセットでよく工夫されて作られています。
完全にアイデアの勝利ですね。

CUBEは誰によって何故つくられたのか、何処に繋がっているのか、
など動機に拘る人はモヤモヤが残るか
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SHAME シェイム(2011年製作の映画)

3.1

性に淡白な人間からすれば胸焼けしそうな映画でした。
個人的に気に入ったのは、最後の方で兄妹が口喧嘩するシーン。
つけっぱなしのテレビから流れる幼児向けアニメ番組の屈託のないBGMが、目の前の擦り切れた
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サプライズ(2011年製作の映画)

4.5

素晴らしきB級ホラーの傑作です。
制作陣の気取らないプロ意識を感じる逸品で、本当に隅々まで微笑ましいです。「B級にしてやる!」という強い意志を感じます。(ちなみに悪口ではない)
超絶爽やかなスタッフロ
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サニー 永遠の仲間たち(2011年製作の映画)

3.6

爽やかで良い映画です。
ちょっとお互いにズカズカと干渉しすぎで面食らいますが、きっと韓国って人と人との距離が近いんでしょうね。

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.4

何が好きってカットの繋ぎですよ!本当に洗練されていて驚嘆の連続です。
2人になった新生チャムとヘアヌードのミマの対比は、意地悪ですね。胸が張り裂けそうになります。

君の名は。(2016年製作の映画)

3.2

映画館まで足を運びましたが、楽しめました。
新海監督の他の作品とは若干毛色が違うように感じました。映像美は相変わらずです。

そして誰もいなくなった(1945年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

原作と結末が違うため、そこだけ注意が必要です。
こちらは、そして誰もいなくなりません。

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.8

鑑賞中に突然、自分でも不可解な、思いもよらない涙が溢れてきました。
アレックスみたいな悪い野郎には天罰がくだるべきとあんなに思っていたはずなのに。なんでこんなに切ないんだろう。ぽろぽろ。

暴力がテー
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.6

まず音楽が明らかに天才の仕業です。
夢の中の荒唐無稽な台詞回しにもセンスを感じます。

オセアニアじゃあ常識だった頃は殆ど完璧にすら思えましたが、後半になるにつれて、惜しいと感じる部分が増え、ラストは
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アース:アメイジング・デイ(2017年製作の映画)

3.6

ハクトウラングールの赤ちゃんが完全にテレタビーズじゃないですかぁ!

恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.3

名作なのは、内容が素晴らしいのは勿論だけど、邦題の影響も大きそう。
例えばこれが「死のデリバリー」とか「無駄骨」とか「無情!水の泡」とかだったらここまで絶賛されるのかな。ちなみに原題は「SORCERE
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トリック劇場版 ラストステージ(2013年製作の映画)

3.1

ラストシーンはトリックファンを泣かせにきていました。
最終作とは寂しいですね。

バタフライ ルーム(2012年製作の映画)

3.3

ママ活と毒親がテーマのおどろおどろしい殺人劇です。
ラスト5秒が不穏でなかなか良い感じ。

フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.5

勧善懲悪のストーリーです。
本物の障碍者が多数出演している作品として、資料的価値も高いです。

女は女である(1961年製作の映画)

4.3

とにもかくにもアンナ・カリーナが最高に可愛くてチャーミングです。
本当に丸裸にされてる気分です。そうです、女ってこうなんですよね。
見透かされたうえで大きく包み込まれて、そして許されたような気持ちにな
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サイコ(1960年製作の映画)

3.4

名作だからこそ似たような作品が続々と制作され、その結果、逆に現代人はオリジナルを陳腐だと思ってしまうのかもしれません。時代を考えると、やっぱりヒッチコックは天才です。

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.8

画面中に金属が溢れていて金属フェチにはたまりません。
突然壁をぶっ壊してやって来るテロリストはいちいち面白く、年末のガキ使の様相です。
ポップなブラックユーモアが存分に発揮されていたと思います。

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.9

男たちが清い汗と尊い血を流しながら、ひたすらボコボコに殴り合うだけの2時間20分というとクソつまらなそうに聞えますが、この作品は何がどうして超面白いのです!

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.7

現実の非道さに比べれば、怪物たちは皆どこか寂しげで愛嬌がありました。
視聴者の誰もがおとぎ話の悪者を真の敵だと思えないところに、この映画の優れた悲しさがあります。まさにファンタジーの真髄のような傑作で
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.9

顔芸映画と言われていますが、むしろホテルに到着して間もない時期の狂気の演出の奥ゆかしさこそ秀逸だと思いました。

メランコリア(2011年製作の映画)

3.8

冒頭10分のスローモーションによるオープニングの特筆すべき映像美や、一幕のパーティーシーンでの舐めるようなハンディカメラの視点変換だけでも、トリアー監督の技量を測れます。
ワーグナーの音楽もよくマッチ
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.1

スプラッターではないのですが、ちょっとお化け屋敷みたいな映画です。
時々ある大きな効果音には、聴覚過敏があるので疲れました。

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.1

ぶつ切りの短いPVを繋ぎ合わせたような映像作品でした。
映像は奇麗で、光をうまく描写した電車のシーンなどうっとりして見惚れてしまいました。
まだ一度しか観ていないので、再度観ると、また変わってくるかも
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