やんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.2

伊坂幸太郎の小説を思い出した。不器用な4人組がいいし、撃ち合いとか痛いシーンが多いのに、笑える。

プレジデント(2021年製作の映画)

4.3

ドキュメンタリーなのにフェイクかと思う茶番な政治。ムガベの独裁は有名だけど、まさかの副大統領の不正。国際監視団はそもそも権限を持てるのか、と思う。
日本はさすがここまで酷くないとはいえ、国民の声に耳を
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70歳のチア・リーダー(2022年製作の映画)

3.6

カレンダーガールというタイトルの映画を以前観た気がして、その続編だっけ?と思った。が、ちょっと違う?
しかし、チアリーダーの筋肉が凄いなあと。あと別荘から帰れないシーン。アメリカの家父長制が色濃く残る
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

3.8

冒頭のバレエは迫力があって良かった。ストーリーとしては、特に感動するわけでもなく、怪我と失恋からの復活を描いた内容。バレエダンサーの平均年齢がよくわからないため、26歳が若手なのか中堅なのか。父親に認>>続きを読む

ファッション・リイマジン(2022年製作の映画)

3.7

こういうドキュメンタリーを観たくなった。まあ何かに挑戦している姿は、応援したくなるし、ファストファッションの影の部分は今や誰もが知る世界で、それに内部の人間が抗っているのも意義高いなあ、と。でも企業が>>続きを読む

トゥ・クール・トゥ・キル ~殺せない殺し屋~(2022年製作の映画)

3.7

三谷幸喜作品の中国語版。あらすじは分かっているけど、笑える作品。エンドロールで主役が号泣しているのが、意外で興味深かった。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.8

ループものでMonday に似てるかと思ったけど、2分間が繰り返されるのが、斬新で面白い。オチが、ファンタジーだったのが、意外で、え、そうなの?となった。
雪と雪の降っていない時間軸が設定なのか、撮影
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福田村事件(2023年製作の映画)

3.7

満員の劇場。それだけ関心が高いのと社会の認知もこれまでほとんどなかったのかな。コロナの異様な世間を経験したからこそ、根拠なき噂と群衆心理の恐ろしさを実感する。村長とか権力があっても止められないんだもの>>続きを読む

ロストケア(2023年製作の映画)

3.7

原作が衝撃的だったし、面白かったから、期待半分で観た。柄本明の演技が上手いし、泣ける。松山ケンイチは普通。こういう介護士いるなあと。
長澤まさみは、あまり演技を評価してないから、微妙。検事室の画像の撮
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あしたの少女(2022年製作の映画)

3.8

ブラック企業はどこにでもあるけど、特に韓国は若者の雇用が少ないから、実習と称して搾取するのかな。派遣と同じ。親が子どもの生活に無関心なこととか、コールセンターのカスハラとか、いろんな社会問題が描かれて>>続きを読む

アウシュヴィッツの生還者(2021年製作の映画)

3.8

アウシュビッツを題材にした話は、どれを観ても胸が痛い。
ユダヤ人同士をボクシングでの命を賭けて闘わせる。異常だけど、今だって闘鶏とか闘牛とか、結局は殺し合いを賭け事にしてて、人間の根底にはこういう非情
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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

4.6

評価が高かったので、鑑賞。映画館にいるのを忘れてしまうくらい、映像に没頭してしまった。あの音楽を聴くにしても映画館で見れて良かった。
レスリーチャンの妖艶さ。生の京劇を観た時の感動が蘇ってきた。
コン
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シモーヌ フランスに最も愛された政治家(2022年製作の映画)

3.7

時代の流れがこま切れで、なんとなく話があちこちになっていた。シモーヌ本人の回顧録がもしかしてこういう感じだったのかもしれないけど。フランスで中絶が違法だったのはノーベル文学賞の著書で知っていたけど、革>>続きを読む

世界のはしっこ、ちいさな教室(2021年製作の映画)

4.0

教育における子どもたちの置かれた環境。全て女性ということもこの映画の伝えたいことの一つだったような気がする。
争い事など気が滅入るニュースが多い中、希望を感じた。

手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)

4.0

お姉さんが歳とらないなあと思っていたら、そういう伏線があったのか、と。
しかし家族の葛藤が次々と明るみに出て、単に駅を作るという話しじゃなく、引き込まれた。
合格するシーンは、ビリーエリオットを真似た
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裸足になって(2022年製作の映画)

4.0

パピチャでも女性を弾圧する社会として苦しいラストだったけど、今回もアルジェリアの負の側面があり、ただ地中海の美しさやダンスの表現の美しさが対照的な内容だった。テロリストが野放しというのも凄い。戦後生ま>>続きを読む

サントメール ある被告(2022年製作の映画)

3.4

娘と母。そしてアフリカ系フランス人としての物語の軸は分かったんだけど、なんかストーリーが謎すぎた。
途中の映画を観るシーンも、あの映画は何を描いているのか?前半寝落ちしてしまったくらいの淡々さ。

CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.2

中性的な雰囲気と冒頭の2人を見て感じたけど、12歳くらいの男の子は、第2次成長始まる前であどけない子ばかりだよなあと。兄弟の関係とか、やはり、フランスの農村の家族愛って独特な雰囲気がした。
レオの表情
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大いなる自由(2021年製作の映画)

3.7

収容所の番号が腕に彫られているのを見たビクトールの驚きとその後の態度の変化が
個人的には印象的だった。ドイツ人にも収容所の悲惨さが知れ渡っていたのかと。
本作の主要なストーリーじゃないけど。
刑法が改
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告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

3.6

可もなく不可もなくといった内容。2時間サスペンスドラマを観ているようで、映画館で鑑賞するほどでもないかな。
釜山といえど、寒いんだなあとそれが気になった。

⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

4.2

最後の埋葬に向かうシーンと刺繍の美しさが素敵だった。
ストーリーもいろんな愛の形を感じる内容だった。ミナの最期は本当に体重を落としたのか、役づくりが凄い。ハリムも最初は具志堅用高にしか見えなかったけど
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.7

時が止まっているかのようなコミュニティだけど、彼ら彼女らにとってはそれが当たり前で、神という宗教心がそう信じさせてしまうのか。誰が誰の家族か途中で分からなくなってしまった。
Daydream beli
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怪物(2023年製作の映画)

4.8

ラストシーンに何故か涙が出た。
最初の母親目線のストーリー展開は、校長室の教員の対応がコントみたいで、瑛太が博多華丸に見えたくらい。でも教員の目線、そして2人の少年の目線でのストーリー展開で、確かに怪
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ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう/見上げた空に何が見える?(2021年製作の映画)

3.4

おとぎ話かと思いきや、途中の流れに飽きてしまう。睡魔にも勝てなかった。子どもたちのペンキ背番号は可笑しさがあったけど。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.5

思春期の入り口にいる娘を気遣う父の心の危うさを感じた。娘と父の会話から、父の親との関係や故郷を棄てた過去が、より父の心の不安定さがなんだか出ている。
冒頭と途中のライトに点滅とかビデオのぼやけは映像と
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

3.4

家族という価値観がフランスは独特なので、この映画も娘と父、そしてクリスマスやノルマンディのバカンスのシーンは、家族の連帯感が強いなあと。
クレマンへの愛情もだけど、父との関係が良く分からない。母と父の
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コペンハーゲンに山を(2020年製作の映画)

3.0

短編ドキュメンタリー。すごく画期的なアイディアなのにオペラ音楽?のバックミュージックとそこに至るまでのあっさりとした展開にすっかり眠気がさしてしまった。もったいないストーリー展開

RRR(2022年製作の映画)

4.0

なかなか笑えるアクション映画。イギリス総督府のインド人への蛮行があのアクションで重くならない。話の筋が読めているし、血なまぐさいシーンが多いけど、痛いっていうより不死身振りが凄い。

響け!情熱のムリダンガム(2018年製作の映画)

4.0

楽器製作者と演者の身分の違いってのが根底にあって、さすがインド映画。考えさせられるなあ。動物の皮をなめしたり、それが不可触民の仕事なんであって、楽器作る人は人間国宝になれない。でも旅に出ていろんな地方>>続きを読む

EO イーオー(2022年製作の映画)

3.8

人間のエゴを描いている。確かに動物との共存ってなんでしょう、と語りかけているのがひしひしと伝わってきた。
赤い映像はロバの見え方なのかな。

午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

3.5

すごく退屈というわけでもないが、家出のしかもドラッグやっている少女を住まわせるだけでも、すごくドラマなことのわりに淡々と過ぎていった。
乳がんで乳房切除したことで、女性としての自信の無さも出てたのか、
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パリタクシー(2022年製作の映画)

4.4

フランス革命の国だけど、1950年代の家庭内暴力とか、女性の権利とか、確かにこの時代に比べたら、自分たちの日々の不満や怒りってなんだろうと思う。
シャルルが夕食を奢ったり、タクシー代は後でいいって言え
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不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

3.8

学園ドラマに母子家庭とか、低所得とか、はたまた脱北など、いろいろな要素が入っててなんか奥が深いストーリーだった。
ちょっとどこに焦点が当たるのかが分かりづらくて、息子の死の原因とか、なんか妙にあっさり
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PLAN 75(2022年製作の映画)

3.5

高齢者の孤独と貧困を背景に死を選択することを政府が支援している内容で、なんだか尊厳とかクオリティオブデスとは、というのを考えてしまった。

アングリーバードとバナナ合唱団(2016年製作の映画)

5.0

こういうドキュメンタリーものは弱い。インドの不条理な社会背景がそぞろに見えて、確かに歌が上手くなったから、それで人生大きく変わるわけじゃない。大部分の人にとったら。でも手段なんだ、ってセリフがグッとく>>続きを読む