やんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.8

ブレンダンフレイザーのこれまでの役って、楽観的な何もストレスなさそうな柄が多かったけど、これは主演男優賞納得のいい演技だった。
ダラしないんじゃ無くて、肥満は心理的なサポートがホント必要なんだなぁと。
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トリとロキタ(2022年製作の映画)

4.3

移民や難民のストーリーはどれもいたたまれなくなる。
ロキタの雇い主とか仲介者もきっと移民なんだろう。性悪説を感じる。

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.7

文化の違いを感じた。黒澤監督のは風刺ぽいのと役所の人間関係の複雑さとか、息子を想う父の気持ちとか、吸い込まれてしまう内容だっただけに、こう変わるのか、と。判子のシーンがイギリスではこうなるのね、とそこ>>続きを読む

The Son/息子(2022年製作の映画)

4.2

ファーザー、そしてサンかあ。娘からみた父と、父からみた息子。確かに前作の流れを感じた。
終盤がなんだか予想できた分、いたたまれなくなり、思わず落ち着きをなくしてしまった。でもラストのシーンは、一瞬、あ
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Winny(2023年製作の映画)

4.0

技術革新と倫理はバランスが難しいなあと。本人の意図せぬ形で使われるのは、ダイナマイトだって一緒。
なぜ警察が逮捕を早急にしたのか、裏金とかと関係あるのか?となんとなく推測しながら観てた。ちょうど袴田さ
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小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.5

二人を観てて、なんだかやり切れなさを感じる一方で、夫婦愛とか動物への愛とか、心が洗われるというか、不思議な感情を持った。
ロバの方が幸せに感じる。セリフ一つ一つが心に響いた。
血を売るとか、小作農の搾
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

5.0

この親子を観ていて、子どもは大人が思う以上に理解できるんじゃないかな、と思ったのと、他者へのいたわりは本能なのかなと。
里親を探すプロセスで、確かに決められないような。でもラストで選んだ人は妙に納得。
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.5

本に忠実。ストーリーはすでにわかっていたとはいえ引き込まれた。
それより映像が綺麗。湿原の生態の豊かさに心打たれた。

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

3.4

絵描きの天才は発達障害の気質がありがちというので、苦労したんだろうなあと。イギリスの猫の地位って、犬より低かったんだーと。
確かに首相の家の猫もネズミ採りの役割だもんなと。
カンバッバーチは錯乱状態の
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.4

アフマッドの純粋な表情が可愛らしいのと対照に大人の愚かさを感じた。
子どもの声を聞いてあげない大人たち。退学させられると思って、懸命になるピュアな心。なんだか静かな絵なんだけど、ぐっとくるものがあった
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対峙(2021年製作の映画)

4.4

役者さんの演技が凄い。ドキュメンタリーを観ているような錯覚を感じるほど。役者さんはトラウマにならないのかな、と思う迫力。
加害者が死んだというのも、親としてやるせなさを感じるし、銃規制というアメリカの
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ワース 命の値段(2019年製作の映画)

3.6

リアルの映像で観た911。
そこのフォーカスはなく、航空会社の訴訟ではなく、政府の基金による補償額を決めるという、淡々とそのプロセスが映し出される。淡々さ故、ケンの気持ちが大きく変わったシーンと思われ
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.5

淡々と進むストーリーに眠気は勝てなかった。
ちょっとくすっと思える場面もあり。
それより猛吹雪の自然の脅威とツララをぶら下げて走る車。すごくガソリンを使いそうって思ってしまった。
ウォークマン、カセッ
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

4.5

絵が綺麗だった。大画面で観て正解。
ピノキオの話はクジラに飲み込まれるのしか覚えてないけど、第一次世界大戦とかムッソリーニも出てきて、観入ってしまった。
永遠の命をもらった時、大切な人をこれから失って
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すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

4.0

特殊メイクもあったのかな。脳梗塞後とかパーキンソンの顔貌が本物らしく感じた。
お金があるから尊厳死が出来る。お金のない人はどうするんだ?の問いがすごく印象に残った。

母の聖戦/市民(2021年製作の映画)

3.8

いやはや、メキシコの印象が凄く悪くなった。警察のやる気のなさはともかく、軍は犯人をすぐ殺すし、葬儀屋も殺人遺体の置き場所にされ、なんだか、汚職と暴力に溢れている国。性善説なんて存在しないのかと、自問自>>続きを読む

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.4

半分くらい寝てた。会議だからね。
しかしユダヤ人の虐殺にかかる時間とか、どこを優先してやるかとか、淡々と会社のセールス会議している雰囲気が、空恐ろしい。

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

本を読んで内容は知っていたけど、映像化されるとそれはそれで、なんかいろいろ考えさせられるなあ。
つくづく権威を持つ男のしょうもなさを感じた。

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

4.6

少年の映画愛とかインドの社会階層とか、なんだかほっこりくるのと、自然の美しさと母親の愛(料理がとても手を尽くしていて、美味しそう)が詰まった内容。
なんか何もないけど、全てある、みたいなあるもので工夫
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ドリーム・ホース(2020年製作の映画)

4.3

馬主を組合にするところが、面白い。責任や買い付けの分散はあるけど、夢やワクワク感を分かち合うのが、まさにドリームアライアンス。
仔馬の瞳の黒さと大きさが美しい。子どもの時は、どの生物も瞳がつぶらなんだ
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トゥモロー・モーニング(2022年製作の映画)

3.0

こんなに躍動感のないミュージカル映画あり?と思った。ストーリーも離婚の危機に対してぐだぐだ歌っているだけ。
歌唱力はいいけど、演技はイマイチ。
これが今年最初の映画かあ、と脱力感とともに、ぐっすり眠っ
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリー的な作りが良かった。きちんと仕事もして、弟の支えもあって、聴覚障害を不幸として捉えるストーリーじゃないのもなんか、新鮮な感じ。
親子の葛藤がやや分かりづらいのが、残念。

あのこと(2021年製作の映画)

4.5

生々しい、というか痛々しい映像もありで、そこも映像化するの?と思ったけど。
自由のフランスで中絶が違法とは知らなかったし、主人公の演技が淡々としていて、その一方で表情に吸い込まれた。
原作読むのが楽し
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

4.5

偶然か必然か。サンドイッチと引き換えのペルシャ神話が命を救う。デタラメでも記憶力がなければできないし、またデタラメを生んだワードが、そこに繋がるのか、とラストがなんだか胸が詰まった。
収容所に配属され
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シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)

3.8

子どもの涙は観ている側も辛くなる。主人公の気強さがすごい。でも一人っ子政策が及ぼした功罪って凄いよね。男子が欲しいというので、養子に出したり、人身売買もあったりして。主人公の煮え切らなさと、弟のワガマ>>続きを読む

シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち(2019年製作の映画)

3.5

うーん。微妙な落としどころがよくわからなかったな。でもロシアの議員役はチェチェンの首長に似てるような感じもして、ゲイの取り締まりが厳しいというのもあって、微妙に笑えない。

ポーランドへ行った子どもたち(2018年製作の映画)

4.0

東欧諸国に渡った孤児の史実を通して、脱北者の心を探る旅が、淡々と進んでいったストーリーだった。戦争で何が残るんだろう、と戦争関連映画を観るにつけ感じる。
北朝鮮に帰った子どもたちはどうなったんだろう。

グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.7

横浜の病院で同じような事件があったような。事件よりも健康保険に入れず無理をする主人公の姿に、アメリカの医療の闇を意識した。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.8

タイムループの原因がそこなんだーと。
でもある意味やり直しが効くなら、2回くらいはタイムループしたいと思った。

アンデス、ふたりぼっち(2017年製作の映画)

3.7

生きる、を強く感じた映像。あの過酷な状況で、どうやって食べて行ってるのか、マッチを買うお金は?と俗世的な考えばかり浮かんでしまったが、なんだかそれを超越している二人だった。

声/姿なき犯罪者(2021年製作の映画)

3.8

純粋にサスペンス、アクションと、韓国サスペンスならではの少し笑いも入れて、で飽きなかった。
振り込み詐欺で騙され、借金背負って、自分も詐欺に加担のパターンなのかも。

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.5

淡々としたストーリーで寝落ちしてしまった。なんか不思議な感じ。森を境に母が住む祖母の家と今の祖母の家。同じ顔した子がいきなり現れても、若い祖母も父も驚かない。なんで?と感じた。
出て行って母はあなたの
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

同い年のさかなクンの幼少時代になんだか懐かしさを感じた。
ストーリーとしては、高校を卒業してからが、引き込まれたな。
好きが仕事に結びつかない葛藤。そしてクレヨン買うシーンに、天才ってこんなんなのかな
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スーパー30 アーナンド先生の教室(2019年製作の映画)

4.5

インド映画ならではの歌とダンスとアクション。でも話しの中心は社会問題をしっかり扱っており飽きない内容だった。
インドの政治家は汚職まみれの悪徳代官ぶりなのも、やっぱりインドだなと。
主人公の瞳が薄い色
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