敬服という言葉しか思い浮かばない。
いろんな想いが溢れて涙が出る。
国会に招致されたあの時も、なぜ中村さんの言葉を聞かないのか、という怒りがあったが、改めて劇中であのシーンを観て、当時の怒りがわいた。>>続きを読む
3つのエピソードが最後にこう結びつくのか、と。一番最初のエピソードが個人的に胸にくるものがあった。男性に振り回される女性。家政婦としか見てない。タリバン政権になって、また女性がひとりで出歩けないことに>>続きを読む
1980年代の中国の風景に懐かしさを感じた。まさに経済成長が始まったって、というのと、でもどこか田舎な感じも残っていて。物語もなかなか面白かった。
在日コリアンが韓国の独裁政権を嫌い北に戦後帰国したというのを以前知り、その最もの一つが済州島の事件だったとは。済州の訪問時、認知症であったのが良いことなのか。でも認知症は古い記憶が残っているから、決し>>続きを読む
インドの女性差別をうまく描いた作品。淡々とストーリーは進む中、静かに怒りが積み重なっていくのが手に取るように感じる。伝統と言いながら、不浄を取り除くのに牛糞を食す、でも沐浴でもいいよ、と自分たちの都合>>続きを読む
朝鮮戦争停戦後の韓国の独裁政権は、なんだか反社会組織のようで怖いイメージがある。冒頭のシーンなんてまさにそう。
勝つことが目的なのか、目的があるから勝たないといけないのか、やっぱりクリーンな政治家はい>>続きを読む
ドイツのナチ犯罪を展示した博物館で、ナチ将校や親衛隊に熱狂する若い女性の群衆の写真が展示してあって、民衆の罪なのか、すごく考えさせられた。この映画で罪を問うシーンで、改めて考えるなあ。
しかし先日見た>>続きを読む
うーん。登場人物が多すぎるのと、名前が覚えきれず、誰が誰なのか分からなくなって、真犯人探しというより、LA警察官の腐敗?にのみ集中して見ることにした。
でも確かに白人と黒人の撃ち合いとなった時、どちら>>続きを読む
食い入るように見てた。観客ほぼ満席で、関心の高い映画なんだなあ。
ドイツの教育制度を熟知しているわけじゃないが、映画にもあったように、ドイツはホロコーストとか、ベルリンの壁といい、あらゆるところに戦争>>続きを読む
暗い。というのが真っ先に思い浮かんだワード。元となる本はあくまで本作の着想を得たにすぎないのだろうが、こんな暗さだったかなあと。ただ男性兵士は英雄、女性兵士は結婚もできないかも、と立場の違いを感じた。
実親と里親の気持ちの揺れで結局辛い思いをするのは当事者の幼い子ども。
ママと呼んじゃいけないとか、途中で言っちゃダメだよ、と思った。ある意味、里親がどう割り切って子どもに接するかなんだと。無理なら養子>>続きを読む
ラストがなんだか背筋が寒くなった。
犯罪者である人達がなんだか人間くさく、ちょっとドジっぽいのもあり、なんだか許したくなるが、誘拐された被害者のほうが何考えてるのか分からない。
でもその子役の演技は凄>>続きを読む
受信料の支払いの話しがスタートだったので、NHKじゃん!と。弱者のために支払いを免除するって、テレビがまだ高級品な時代ならともかく、ある程度普及したなら、そうだよねと。
三姉妹それぞれのエピソードが並行して映し出されるのだが、なんでこんなに暗いのーと、観ていてイライラするシーンも。でもラストでその理由が明らかになり、なるほどと腑に落ちると同時に、また心が重くなった。感>>続きを読む
ブローカーの取り締まりと殺人と暴力団との関係とか、やや背景が複雑な感じがした。
それぞれ孤独を抱えている人たちが、疑似家族の様相に発展していくのが、是枝監督ならでは。そしてソンガンホは、最後は行方知ら>>続きを読む
ロードムービーとして、音楽やストーリーさながら景色にも目を奪われた。子どもだけで旅に出させるグリムやアクセルの親の太っ腹さに感心。音楽も良かったなー。ホッコリくる青春ムービー。
縫製工場の劣悪な環境のもと、ファストファッションは成り立っているんだよなあと、いつも思う。しかし女性の地位が低いだけあり、雇用主の言いなりという状況に腹立たしさを感じながら鑑賞。
ところどころの実写に見入ってしまった。最近、ロシアの映画を目にする機会が多いからか、ロシアの警察の腐敗っぷりに、ロシア人は残忍というステレオタイプな見方をしてしまう。ロシアに送還させられるか、アフガニ>>続きを読む
バスでも電車でもいいが、のんびり旅したくなる。自分の人生が終わる前にと旅路を急ぐのかなあとも。ただトムの哀愁と思い出の交錯がなんとも分かりづらかった。
やさしい猫の本だったり、クルドの映画を思い出す。難民や移民の受け入れに賛否があっていいと思うが、長期収容や人権の問題は別じゃないかと。国会のシーンの森大臣の傍聴席にいる仮放免の人へ伝えたいことと言われ>>続きを読む
ドキュメンタリーフィルム?と一瞬、錯覚してしまうシーンもあった。よく考えたら、コメディなんだけど、隊長は誰?と問うシーンなんか、普通にあり得そうと思うし、戦争って結局は政府とか軍とかのプロパガンダに大>>続きを読む
兵士の妻を題材にしている映画って、確かにないかも。派兵される中で残された家族がどんな思いなのか、想像以上に考えさせられる内容。
ストーリーはミステリーの部類なのかな。キムヘスは出来る女かつ暗い過去を持つ役が多いイメージ。これもそんな感じ。ドキドキするわけでもないストーリーで、重要参考人が島に幽閉されるというのも不思議な感じがし>>続きを読む
スペインはカトリックとイスラムの混在があり、そこにバスク地方と分断の歴史があるイメージ。フランコ政権時のことはあまり知識がないだけ、こういう歴史があったのか、と。しかし聖職者なのに暴力振るう、地獄に落>>続きを読む
つまらなくもないが、感慨を得たという内容でもない。
なんか作家として成長していくストーリーかと思ったが、そんな感じでもなく。サリンジャーの作品を読んだ事がないからか、浅い印象で終わった。
ブラジルというと殺人が多いイメージがあるけど、トランスジェンダーの平均寿命が短いのは犯罪に巻き込まれるから?と最後に疑問を残して終わった感じ。敬虔なクリスチャンが多いのも関係するのかな。
時代はソ連時代の1960年代なのに、現代と変わっていないような気持ちにさせられる。チェチェンへようこその映画や、セカンドハンドの時代の本。隠蔽、そして失敗による責任のなすりつけあい。骨のある映画を観た>>続きを読む
囚人なのに休暇?死刑確定の人に寄付(
保釈金のかな)?とか、制度が分からなすぎて半分くらい寝てた。
ただ刑務所、寄付金募る団体、それぞれが保身のために話を作りあげるという、まさに法律無視の世界なんだな>>続きを読む
人生100年時代と言われる昨今の日本社会。まさに誰もが考えないといけないことだと思う。個人的には胃ろうを作ったことを親子で悩むシーンが凄く大切なメッセージに感じた。早くDVDが出て欲しい。
野良とは思えない毛並みの良さ。
難民として来た路上生活をする若者と野犬として生きる犬。人間のほうが不幸なのかも。
アイルランドといえば厳格なカトリックのイメージ。宗派による分裂が起きていた史実を知らなかった。
名前で宗派が分かるとか、牧師?神父の説法なんて子ども心に恐怖で、大人の対立が子どもの心に植え付ける影響に>>続きを読む
偏見なんだけど、フランスの方が家族の結びつきがアメリカより強いイメージがあり、エールが良かっただけに、ちょっと観るのを悩んでた。
父に唄うシーンはそれでも涙。シングストリートの彼も大人になったなあ。
低度外国人材というタイトルの本を思い出した。国の親や家族への送金のために、何故辛い思いをしてまで日本で暮らさないといけないのか。ブローカーに何故、いとも簡単に騙されるのか。
そこには、ベトナム国内の経>>続きを読む
やや思ったのと違うなあと。どういう裏切りをしていたのか、密告の内容が分かりにくかった。妻や子の話に基づいた内容だったからか、本人が秘密警察に協力した内容を記憶から消してたからなのか。
コンサートの観>>続きを読む
チェチェン紛争があったくらいだから、ロシアと対立しているかと思っていたが、ロシアを後ろ盾に独裁政権とは。宗教的なこともあるんだろうけど、家族、そして民族の恥とばかりに、あっさり抹殺していくのが、本当に>>続きを読む
死刑制度がいとも簡単に適用されている国のイメージ。白い牛とラストの牛乳がこの映画の象徴なのかなあと。
ただ死刑に処されても妻と義弟の相続争いって、なんかそこ?という感情。