yasukottaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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生きちゃった(2020年製作の映画)

3.2

言葉にして伝える、言葉にして吐き出す、言葉がなくても分かり合う、言葉が人生を変える。言葉の色々な側面をみた。言葉の持つ力、言葉の無力さ、どちらも。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.0

20代の恋愛、みんな通ってきた道。
街は思い出と共にあって、振り返ってみると切なくてギュッてなる。一緒に観た映画、感想を言い合った本、そういうことほど、ずっと後まで心に残る。現実のもろもろに埋もれて感
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.5

1970年代末のファッションやインテリア、時代の空気感が感じられる映像で、とてもセンスが良かった。
子供を子供でなく1人の人間として尊重する、向き合おうとする母親の葛藤。

僕の好きな女の子(2019年製作の映画)

3.3

過去の恋愛を美化してしまう男の人側の目線で徹底してセンチメンタルに描かれているのは、あえてなのかな。又吉直樹さんの原作はやはり良い。
少し冷たい初秋の空気感、黄色っぽい陽の光が、センチメンタルを助長す
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

飢えてギリギリの状態でも子供を思い生きること、身の回りのものを全て手離しても困っている人を見たら助けたいと思うこと。人としての生き方を忘れないように。本当に優しい人、とは。

声高なメッセージはなくて
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さくら(2020年製作の映画)

3.5

長い長い家族の物語。温かく愛情に溢れた家族も、そうでない家族も、良い時ばかりでも悪い時ばかりでもない。泣いたり笑ったり、うれしかったり悲しかったり、時には誰かを憎んだり、そういう日々が連なっていて、家>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

3.5

キャストが良い…。

暮れなずむ。昼と夜の間の陽の光が名残りを惜しむように留まる時間。高校や大学の青春のひと時もまた、名残り惜しく心に留まる。切なくてツンと来る映画だった。

おでん屋のシーン、好きだ
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ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ(2020年製作の映画)

3.5

自分の経験を元に、世の中を見て深く考え、理想と熱意を持って自分の言葉で語る人。だから言葉の一つ一つに温かさと重みがあって、シンプルに心に刺さる。
浅い考えで上部だけの言葉を話す人がどれほど多いか。考え
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箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

2.8

狭いけれど安全な、自分の世界にだけ閉じこもって生きていたら、いざ外の世界に出てみようと思ったときに色々大変だよっていうこともメッセージなのかと思うくらい、災難に見舞われ過ぎな健太郎さんでした。

平泉
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.2

シンガポール行きたーい。お洒落して美味しいもの食べてお酒飲んで。楽しそうだなー。

ユナイテッド93(2006年製作の映画)

3.2

911、あの時の混乱がリアルに伝わってくるドキュメンタリーのような映画。自分がユナイテッド93便に乗っているかのような緊迫感。

ワールド・トレード・センター(2006年製作の映画)

3.0

20年経ったのか。あの日、ネットでニュースを知って、表参道のスポーツバーで、テレビをニュースに変えてもらって観たのを思い出す。すごいことが起きてしまった、と思った。世界のどこかで憎み合っている人たちが>>続きを読む

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.5

草なぎ剛さん、すごい。女性にしか見えない、でも自分が望む存在になれない苦しさ、それが伝わり過ぎて痛くて苦しかった。あの人たちは苦しいんだ、本当に。想像も出来ないくらいに。

メインキャストの演技だけで
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ひとよ(2019年製作の映画)

3.5

田中裕子さんの演技がすごい。佇まいで空気まで変えている感じ。
白石監督の描く家族の再生。ストーリー展開も演技の魅せ場を作る演出も、とても作り込まれていた。その中で、役者の方々がしっかりとぶつかり、お互
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浅田家!(2020年製作の映画)

3.5

--写真は、人生のとても大切な瞬間を残すものでその一瞬は二度と戻らないのだから、絶対にフィルムに欠陥があってはいけない--前職の写真の会社ではずっとそう教わってきた。人々の記憶を一枚の写真に留めるため>>続きを読む

21世紀の資本(2017年製作の映画)

3.0

リベラルアーツ研修の復習として鑑賞。

歴史は繰り返される。

終戦のエンペラー(2012年製作の映画)

3.5

終戦記念日に観ておこうと思い鑑賞。
米国製作にしては日本の文化も史実も良心的に描かれているなと思ったら、企画・プロデュースが日本人だった。

歴史や史実を継いでいくという役割。映画にはそれを担うことも
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グレース・オブ・ゴッド 告発の時(2018年製作の映画)

4.0

観応えのある作品。脚本、キャストの演技、美しい映像で、ドラマティックな盛り上がりはなくてもメッセージがズシンと心に響く。

オムニバス形式で3人の被害者を描くことで、幼い頃の傷痕がその後の人生にどう影
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ラブ・アット・サンセットテラス(2020年製作の映画)

2.8

本当はこういう夏休みを過ごしたかったんだよなー。仕事を始めてから初めての、長い長い人生の夏休み。この状況だから叶わなかったけど。

景色がきれいな所で、ゆったりと一日の予定も特に決めず、自分の好きなこ
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静かな雨(2020年製作の映画)

4.0

フィルム写真のような柔らかい映像、優しくて儚い音楽、乾いていて冷たい冬の空気。夜が明けていく空のピンク色、雨の音、白い月。。好きだなあ、この世界観。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.0

クリストファー・ノーラン監督の超人ぶりにさらに磨きがかかっている。発想と映像表現、キャストの演技力は素晴らしいのは間違いないけれど、なぜこんなに難解なのかを考える。

一つはストーリーを理解する上での
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罪の声(2020年製作の映画)

3.2

グリコ・森永事件。当時のニュースで繰り返し流れていたキツネ目の犯人の似顔絵がとても不気味で、ゾッとしたのを覚えている。

野木さんの脚本はすばらしく、長尺なのに中弛みすることなく最後まで一気に観させる
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.2

イケメンパラダイス。
画面からイケメンの熱量が溢れ出ていて、浴びると元気が出る気がした。キャスティング、贅沢だわ…。美しい顔だけでなく演技にも魅了されました。

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.5

格差社会と貧困の連鎖。子供の目線でドキュメンタリーのようにただただ日常を追うことによって、そのテーマがよりリアルに迫ってきた。子供の世界はどんな状況にあってもキラキラしていて、毎日が冒険の夢の国だ。で>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.2

C.イーストウッドはハズレがないなあ。
息子を信じる母の愛に泣けた。

トスカーナの幸せレシピ(2018年製作の映画)

3.0

イタリアと料理と男の友情、心温まる王道だよな。乾いた空気、オレンジ色の陽光。トスカーナの美しい景色に癒され、ワインが飲みたくなる。

あてもなく、車で旅をした日が懐かしい。

(2020年製作の映画)

2.8

人生は、自分ではどうにもならないこともあるし、本当に色々あるけれど、大切な一人の人に巡り会うことが出来たら、それはものすごく尊くて幸せなこと。
それをもっとシンプルな構成でじっくりと伝えて欲しかった。

ゾディアック(2006年製作の映画)

3.0

離れてみるとそこに確かにあるように見えるのに近づくとモヤに包まれて抜けられない、徒労感が積み重なる霧のような未解決事件。そのモヤモヤを描きたかったのだろうか。
セブンやファイトクラブのような緊迫感溢れ
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

どれだけの想像力、Creativityがあったらこんな映画が創れるんだろう…。すごいな、やっぱりクリストファー・ノーラン。

途中、映像が美し過ぎて自然に涙が出てくる箇所も。頭の中の空想や想像の世界を
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

3.0

国土の7割が山地の日本。その美しい景色や神聖な空気を感じられる、そして温かい山の人たちの愉快な日常がまた、疲れた時に心を癒してくれるような映画だと思う。

伊藤英明さんがハマり役過ぎる。もはや日本人の
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ソング・トゥ・ソング(2017年製作の映画)

2.8

美しい映像のコラージュか、MVを観ているような。詩的、散文的?
考えるというより、感じる映画なのかしら。

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

5.0

胸をグッとつかまれて揺さぶられているような感覚。ゼインの、生き抜くために大人びてしまった瞳に、どんなに過酷な状況でも人としての優しさを絶対に捨てない心に、途中何度も胸が締め付けられるようでしんどかった>>続きを読む

ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-(2019年製作の映画)

4.0

2016年、パナマ文書のニュースが報道された時、「まあお金持ちの世界にはそういうこともあるでしょうが、公表されちゃって大変だなあ…」と思って傍観していた。
この映画は、そんな傍観者にも、ニュースにピン
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虹色デイズ(2018年製作の映画)

2.8

若くて美しくてキラキラしている俳優さんたちを観るのは癒される。

疲れた時にハリウッド映画を観たくなる気持ちと同じ。