qudanさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

4.5

オープニングの「台無しにしてやる感」の演出がシンプルかつ効果的。

卵のくだりや、侵入者が人のパーソナルスペースに急に近づいたり、日常のなかに不穏な空気を作るのが上手い。

侵入者が二人組ってのも良い
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アザーズ(2001年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

オチをつけるならこれ以外ないだろうなと予想して観ていたので、そんなに驚きはなかった。ちゃんと伏線もあったし。

使用人3人が死者という方が予想外だったので、もう少し使用人側を奇妙に描いてミスリードさせ
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.5

3つの時間軸を行き来して各エピソードを絡め、ストーリーを語る上手さ。
すべてのシーンが無駄なく自然につながっている。
映画としての完成度がめちゃ高い。

カンバーバッチの異質な雰囲気が孤高の天才チュー
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ヒミズ(2011年製作の映画)

4.0

家庭環境に恵まれなかった住田と茶沢さんが、ラストでふたりの結婚と理想の(ある意味普通の)家庭生活を語りあって涙する。
そのシーンは感動的だけど、普通から逸脱できない哀しみでもある。
家庭生活以外の幸せ
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.0

どこまで事実かわからないけど、映像化することに意味がある映画。

ビンラディンを殺害しても、現在、イスラム過激派によるテロがなくならないことを考えると、なんとも複雑。

ダイアリー・オブ・ザ・デッド(2007年製作の映画)

3.5

ジョージ・A・ロメロ監督のPOVゾンビ映画。

同行する大学教授のジジイが戦争を語り始めたと思ったら躊躇なくゾンビを撃ちぬいたり、逃亡中に出会った田舎のジジイも過激な方法でゾンビと戦って華々しく散った
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.5

旧共産圏の強くてファニーなデザイン、毒のある色味、ミニチュアのストップモーションのような映像。

インシディアス(2010年製作の映画)

2.5

「引越した先でヤバイことが起こる」系ホラー。
冒頭、引越した後に再び引越し直すのはちょっと新しい。

なにかが起こるかも?というじわじわするサスペンス表現と、生理的に嫌悪を感じるような描写の両方共もの
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

クレアのヒステリックな感情によって物語を進めるなぁと思ってたら、それすらも女性の扱いに慣れていないヴァージルを騙すためのシナリオだったとは。

全部が嘘でしたーってのはちょっとズルいけど、きれいに騙さ
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予告犯(2015年製作の映画)

4.5

現代のピカレスク。

最初は露悪的な部分で興味を引きつつ、最後は泣かせて爽やかな余韻が残る隙のない作品。

でも持たざるものの映画なので、世代や立場によって刺さるかどうかはあるかも。

最後の方の戸田
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ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

4.0

予告編で高層タワーを綱渡りするという話のピークをネタばらしした状態で、どいう言う風に物語っていくのかなと注目して鑑賞。
・自在に動くカメラワーク
・仲間を増やしていく過程とテンポのよい会話
・警備員バ
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アーロと少年(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

うーん、絵面が地味でつらい。
設定上どうしても色味がアースカラーに寄ってしまうのが残念。
見た目がキャッチーじゃないので、それが観客動員に響いたかな。

そして最後のアーロと少年との別れ、強引すぎない
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機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY(2016年製作の映画)

4.5

原作未見で観たので、これでもかと詰め込んだ戦争のいかつさにやられてしまった。

劇中はすべてジャズが鳴っていると思いきや、連邦側の主人公がフリージャズ、ジオン側の主人公はポップスを聴いているという設定
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.5

香川照之が顔面の凹凸からすらも不気味さを放っていて良かった。
香川照之の顔芸は照明・カメラアングルの複合技なんだなーと実感。

ラストで主人公(高倉)が犯人(西野)を知能的または精神的に超える描写と伏
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