yosakaさんの映画レビュー・感想・評価

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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

村上春樹の小説を映像化するとこうなるんだろうなぁ、と感じてしまった。ゆったりじっくり抑揚を抑えたクールなセリフ劇。3時間の長さだが、村上の小説と同じで、一旦物語に入ってしまうと抜け出せなくなり、最後ま>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

5.0

ようやく観た。ハーレイ・ジョエル・オスメントのあまりの迫真の演技に、改めてこの人は天才子役だと思わされてしまう。さりげない演出(と個人的には思うのだ)による、そこかはとない怖さと切なさと愛おしさ。そし>>続きを読む

デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)

4.0

壮絶なる復讐劇。仇敵にたどり着くまでの展開が面白い。先の見えないハラハラ感。ブルース・ウィリス年相応のアクション。

ティアーズ・オブ・ザ・サン(2003年製作の映画)

3.0

かなりハードな救出任務。全編シリアスで重い。観ていてクタクタになる。

チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.0

ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツの豪華共演コメディ。ゴージャスだなぁ。娘の結婚騒動を通して別れた夫婦の関係をじっくりと描いているので、若干まどろっこしさとメリハリの少なさを感じてしまうのだが、>>続きを読む

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

2.0

喫茶店、珈琲、過去に戻れる・・という見出しに釣られて観てしまった。しかし感動的(であるはずの)シーンを観ているのに、どんどん気持ちが冷めていく。どうしても感情移入できん。わからん。でも、薬師丸と松重の>>続きを読む

ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

3.5

邦題の意味はそういうことか。それにしてもスカッとするくらい大胆なドロボーだなぁ。この手の豪華スターを集めてのチーム強奪モノは、わりかし大味になりがちな気がする(個人的な印象です)のだが、この作品はやり>>続きを読む

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.5

雰囲気は初期の東宝ゴジラ映画に寄せているのだろうか。以前観たハリウッドゴジラが頭に残っていて、あまり期待していなかったのだが、CGも美しくて戦いのシーンもたっぷりで満足感高し。メカゴジラも出てきて大迫>>続きを読む

ケイン号の叛乱(1954年製作の映画)

5.0

面白いなぁ。狭い艦艇内での指揮命令に関わる人間関係とエゴ。指揮官の人間性が部隊の士気に与える影響の深刻さ。現場での出来事が法廷で明らかになっていく。そしてミステリー要素も織り込まれたシビアな結末。緊迫>>続きを読む

大河への道(2022年製作の映画)

4.0

中井貴一が演じる地域活性化に取り組むことになる市役所員の奮闘コメディ。しかしこの物語の核は時代劇にあった。現代シーンのキャストがそのまま時代劇シーンのキャスト。面白いなぁ。じんわり感動。キャストもいい>>続きを読む

追いつめられて(1987年製作の映画)

4.0

コスナーとハックマン共演!策略の果ての大どんでん返し。観ているこちらが追いつめられるのだ。

MILES AHEAD マイルス・デイヴィス 空白の5年間(2015年製作の映画)

3.0

ドン・チードルはマイルスの雰囲気が出ているなぁ。演奏シーンと楽曲はなかなかカッコ良い。本物のウェイン・ショーターやハービー・ハンコックも出ています。でも内容はなんだか活劇めいた展開。もっと活動休止時期>>続きを読む

タイムマシン(2002年製作の映画)

3.5

とっかかりからラブストーリー的タイムトラベルになるのかと思いきや、かなりのアドベンチャー的展開にびっくり。しかもとんでもない先の未来に向かってしまう展開にワクワクしてしまう。古典的SF小説を読んでいる>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

耳の聞こえない役だけに岸井のセリフはゼロ。だが、静かな、そして鬼気迫る岸井の演技に圧倒される。顔つきや動きがもう完全に耳の聞こえないプロボクサーになりきっている。こんな役ができるのは国内では岸井ぐらい>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

4.0

昭和の未解決大事件に知らぬうちに巻き込まれてしまったものたちのその後の人生を軸に事件の真相に迫る重厚なミステリー。丁寧なストーリー運びと俳優陣の迫真の演技で説得力あり。観終わってからのじんわりとした感>>続きを読む

フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

2.5

マイケル・ダグラス異色の役柄。でも内容は割にあっさりしているなぁ。もう少し派手にやってほしかった。

ミュージアム(2016年製作の映画)

2.0

かなりグロテスクな猟奇連続殺人を追う刑事の小栗。なかなかカッコいい。刑事キャストに強面系俳優を揃えての緊迫系警察捜査映画・・・。かと思ったら後半の展開が凄いことに。一気に現実味が遠ざかって・・・。う〜>>続きを読む

ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

3.5

荒廃した街中での爆弾処理の異様な緊張感。これといったストーリーはなく、登場人物も少ない。どこで起きるかわからない爆発と銃撃の恐怖。殺伐とした気持ちになるなぁ。

デス・レース(2008年製作の映画)

4.0

ゲームの世界を実写化したかのような近未来的サバイバルカーバイオレンス。CGも綺麗でリアル。ジェイソン・ステイサムがキッチリと映画を引き締める。カッコいい!

パトリオット(2000年製作の映画)

4.5

ほとんど観た記憶がないアメリカ独立戦争を描いた大作。3時間弱の長い映画だが、中だるみなし。敵の英国軍の描き方も素晴らしい。あの「ダークナイト」でバットマンの宿敵ジョーカーを強烈に演じたヒース・レジャー>>続きを読む

プリティ・リーグ(1992年製作の映画)

3.0

かつてアメリカに女子プロ野球リーグが存在していたとは。古き良きアメリカ的雰囲気の溢れた映画。それにしてもあの「テルマ&ルイーズ」で強烈な存在感を見せていたジーナ・デイヴィスの美しさが際立っているなぁ。>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.5

タイトル通りの内容。武演じる秀吉が天下取りを目指して悪知恵でドロドロとした陰謀を張り巡らしまくると勝手に予想していたのだが、この辺は割とあっさり目。それにしても加瀬、西島の二人の演技は素晴らしい。中で>>続きを読む

ガンズ・アンド・キラーズ(2023年製作の映画)

3.0

ニコラス・ケイジの本格派西部劇。平穏に暮らしているかつての冷血アウトローが復讐に立ち上がる。一瞬イーストウッドの「許されざる者」を勝手に連想してしまったが、遠く及ばなかった。幼い娘と復讐の行動を共にす>>続きを読む

デンジャラス・ラン(2012年製作の映画)

3.5

デンジャラスどころではない満身創痍の超激痛疲労アクション。とっかかりが唐突な感じはするが、シリアスな役どころのライアン・レイノルズはデイゼル・ワシントンを向こうに回して頑張った。コメディタッチの「ヒッ>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.5

かなり前に第一作を観た時の衝撃は鮮烈だった。二作目まで観てから、飛ばして本作。ストーリーの核は人類を滅亡に導く恐れのある悪事をめぐるヒト対ヒトの争いで、恐竜は添え物的に感じてしまった。それにしても随分>>続きを読む

知られざるマリリン・モンロー 残されたテープ(2022年製作の映画)

4.0

成功の裏側でケネディ兄弟に翻弄され、政治的不穏に巻き込まれていくモンロー。FBIの監視下に置かれたり、盗聴器を仕掛けられたり・・・。死の真相にかなり迫っているも、さびしそうなモンローが浮かび上がってき>>続きを読む

スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

3.5

成功の裏での人間・スティーブ・ジョブズ。映画の印象では強烈なイノベーターであると同時に、かなり独善的で敵が多かったんだろうなぁ、と思ってしまうのだ。新製品発表会当日の舞台裏での会話劇がほとんどで、ちょ>>続きを読む

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

4.0

テーマは相当重いはずだが、敬虔さを損なうことなく軽快で分かりやすく観やすい展開で何とも清々しい。主演の二人がさすがの演技を見せてくれ、中でもシスティーナ礼拝堂での二人だけのやりとりは目が離せない。それ>>続きを読む

深夜の告白(1944年製作の映画)

4.0

保険金殺人の完全犯罪を企てる男と女。しかし、ポツリとした疑問から疑惑が徐々にひろがって、ジリジリと追い詰められていく。そしてその過程でとんでもない事実が・・・。複数の波乱要素が絡み合いながら追い詰めら>>続きを読む

旅立ちの時(1988年製作の映画)

4.0

両親からの愛情、束縛そして解放。特殊な状況に置かれた家族。愛情と苦悩に満ちた家族ヒューマンドラマ。主人公のリバー・フェニックスの演技の何と瑞々しいことか。最後は心が動かされてしまった。

トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代(2024年製作の映画)

3.5

音楽関係者から見た加藤和彦の人物像と才能。その斬新で先駆的なチャレンジング・クリエーターとしての能力に改めて驚かされるばかり。その影響力は計り知れないなぁ。でも一方で、あまりの幅の広さに個人的には加藤>>続きを読む

アイル・シー・ユー・イン・マイ・ドリームス(2015年製作の映画)

4.0

一人暮らし、孤独、家族、友情そして恋愛。歳を重ねた女性の何気ない日常の中の何気ない出会いが生むドラマ。「ミート・ザ・ペアレンツ」でもそうだったが、ブライス・ダナーは演技もさることながら、物腰や雰囲気が>>続きを読む

追跡(1947年製作の映画)

4.0

ミステリー仕立てのヒューマン西部劇。何となく表情が乏しい感が否めないロバート・ミッチャムだが、ヒロインのテレサ・ライトの絶妙な演技でカバーされている気がするなぁ。でも謎の展開と美しいモノクロ映像で見応>>続きを読む

七年目の浮気(1955年製作の映画)

3.5

妻子を夏のバケーションに送り出して一人になって羽を伸ばせるはずなのに、あれやこれやとややこしい妄想に襲われる中年サラリーマンがコミカルで楽しい。モンローはキラキラと輝いていて本当にキュートで美しいのだ>>続きを読む

バーレスク(2010年製作の映画)

4.0

夢、情熱、才能。ストーリー展開にさほどメリハリはないものの、美しくパワフルな演出による歌と踊りで彩られるショーパフォーマンスが圧巻でなかなかの見応え。これはもう主演のクリスティーナ・アギレラのパフォー>>続きを読む

最凶女装計画(2004年製作の映画)

2.5

かなり馬鹿馬鹿しくて見るに耐えないと思いなら観ていると徐々に慣れてくるものだ。そして迎える大団円は大盛り上がりで大笑い。それにしても変な映画だなぁ。