YoshiyaTsuboiさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

YoshiyaTsuboi

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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.9

友人たちと四人でボスに逢ってきた。正しくは、ボスが世界に発信した底知れぬパワーが生み出した…英国で生まれたパキスタン人の男の子が歩んだ小さくて大きな人生の物語に立ち会えた。おかげで、そのまま友人たちと>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

4.5

ユーロスペースの最終の回で『はちどり』鑑賞。138分、主人公の日常がたっぷり、ゆったりと撮られている。韓国版においてのキャッチコピーは「私はこの世界が、気になった」。舞台は1994年の韓国ソウル、主人>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.4

3月27日に観た『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』以来の劇場鑑賞。『ストーリー・オブ・マイライフ』、3ヶ月以上ぶりの映画館鑑賞。朝イチの回だったからか同い年ぐらいの男性と二人きり。彼が後から>>続きを読む

虚空門 GATE(2019年製作の映画)

4.2

1日1回上映のようだけど、ついにキネカ大森に『虚空門 GATE』がやって来た、ヤーヤーヤー!

関係各所で「面白かった」「お薦めです」という賛辞を聞いていたが、タイミングが合わなくて観れなかったの
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街の上で(2019年製作の映画)

4.3

2019年は『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』、今年に入ってからも『Mellow』『his』と立て続けに新作が劇場公開されている今泉力哉監督の最新作(5月1日劇場公開)。漫画家・大橋裕之さ>>続きを読む

初恋(2020年製作の映画)

4.2

"ザ・三池崇史!"ないくつもの場面や会話や演出やあれやこれやが、よい懐かしさもあいまって楽しかった。 『きのう何食べた?』のけんじが今作ではゴリゴリなオールドスタイルなヤクザだったり、ビッチリと鍛えら>>続きを読む

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.3

『サニー 永遠の仲間たち』カン・ヒョンチョル監督による作品。はじめから終わりまで突っ走る、ど直球な韓国エンタメなハイクオリティー、これは大好き。タップダンスシーンの高揚感がとにかく素晴らしい。こういう>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.1

日曜朝一の回で『1917』鑑賞。他人がプレーするアクションRPG、主人公視点(一人称視点)ではなく、俯瞰的な視点で追っかけていくタイプをじっと観ているような感覚。そんで、そんで、そんで……と見入ってし>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.1

遅ればせながら『ナイブズ・アウト』鑑賞、面白かった。ダニエル・クレイグがメインで出ていると勝手に英国感を感じてしまうんだけども、舞台劇のような丁寧なスジをたんまりと堪能しました。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

予想想以上にポップな作品だった。スカーレット・ヨハンソン、ただただ素敵。それと最近、スカーレット・ヨハンソンとシャーリーズ・セロンがどちらもいつも、ただただ素敵過ぎるので、自分の中で勝手に被ってきてい>>続きを読む

37セカンズ(2019年製作の映画)

4.3

『37セカンズ』を日曜朝一の回で鑑賞。誕生時に脳性麻痺の障害を抱えた女性を描いた青春映画。主役ユマを演じる佳山明さんは同じ障害を持っていて、オーディションで選ばれている。とにかく彼女が素晴らしくて、そ>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』鑑賞。
仕事でサッカー、アーティスト、子育てなどのジャンルで翻訳ものに携わり、翻訳家の方とお仕事をしたことがある。
が、この映画を観ると原稿を上げるために翻訳家
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his(2020年製作の映画)

4.1

水曜最終回で『his』鑑賞。『mellow』に続いて今泉力哉監督作品は二週連続。昨年は岸井ゆきの、成田凌の『愛がなんだ』、三浦春馬、多部未華子の『アイネクライネナハトムジーク』と立て続けに公開され、「>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.2

これぞシネマート新宿でまわるCJ ENTERTAINMENT作品な韓国エンタメ、警察コメディものでめちゃめちゃ楽しい。スピード感のある画づくり、展開も小気味よく、音楽のハメ方も気持ちよい、スカッとする>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.3

文字通り、映像がドライヴしまくっててマジ最高だった。クリスチャン・ベイルが髪型、服の着こなし、台詞まわし、ハマり役でカッコいい。運転したい衝動が身体中からほとばしる……もうかれこれ25年、ペーパー生活>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.3

硬派で骨太な(実話ベースの)エンタメ大作。緊張感がハンパない。主人公の人の顔が後半に向かってどんどんイケメンになっていく(見えてくる)のも見どころ。

mellow(2020年製作の映画)

4.1

最終の回で『mellow』鑑賞。田中圭から次々と繰り出される「へっ?」「そっか」のマジカルワードにいちいち胸キュン、大好きになる。
今泉監督作品、登場する女性がみんながみんな、とにかくチャーミング。そ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

ほぼすべてを遮断して臨んだが、圧倒的だった。2019年ナンバー1がラストに出た。これこそが成熟化した韓国社会が積み重ねてきた総合芸術としての娯楽映画だと思い知らされ、そのことにとことん酔いしれた。

T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2018年製作の映画)

4.1

日曜日の映画の日、Twitterで盛り上がってる『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』を単独鑑賞。ミリオタ人生を歩んだことはないが、戦車戦において圧倒的な戦力差がある状況化で、敵とどう戦うかという戦術>>続きを読む

わたしは光をにぎっている(2019年製作の映画)

4.0

先週、フィルマークスの試写会にて鑑賞。主題歌がカネコアヤノなので、観てみたいなと思っていた作品。中川龍太郎監督のこれまでの作品を観たことはなかった。主演の松本穂香はドラマ版『この世界の片隅に』での好演>>続きを読む

毒戦 BELIEVER(2017年製作の映画)

4.3

ジョニー・トー監督『ドラッグ・ウォー 毒戦』の韓国版リメイク。ヒリヒリ、ヒヤヒヤ、ビクッ、痛そう、銃撃戦でスッキリ、ウェットな展開などの大好きな韓国ノワール要素がギュギュギュッと詰まった、満足度高い。>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.1

ホアキン・フェニックスは5億点超えの素晴らしさ。冒頭から痺れたし、とてもよかったんだけど、心にぶっ刺さる一本になるかと思いきや、割と淡々と見終わってしまった。
面白かったんだけど、面白過ぎないっつうか
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.3

原作は学生時代にモーニング連載で読んでいた。もの凄くハマったわけではないが、好き嫌いが各自にある作品の力強さが残っている。元々俳優・池松壮亮が好きなので、テレビドラマ版は見ていたが、映画版は一気に重た>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.3

ドライブ感があって楽しかった、当然サイコーだった。ブラピが56歳にしてあの完璧なカラダ、ただただ美しい。

帰れない二人(2018年製作の映画)

4.4

2001年からの中国という国が大きく変化していく中で、生き様を変えられない情けない男とそれをどうにか支え続けようとする強い女。ジャ・ジ ャンクーが描く長江、さらにやがて沈みゆく町の画はそれだけで劇場に>>続きを読む

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

4.0

三浦春馬がもう笑顔が可愛すぎるし、いちいち素敵。タイミング、きっかけ、偶然、必然、瞬間、永遠、ループ……人との出会いがその人生を左右したりしなかったり、その人との人生を左右したりしなかったり。自分は出>>続きを読む

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.0

スタジオA24製作の青春映画らしいど直球ではないけどとても清々しい作品。自分の中3当時を振り返れば、ケイラほどの意識の高さは持ち合わせてなかったし、もっと淡々と日々過ごしてたかも。それが恵まれていたこ>>続きを読む

音楽(2019年製作の映画)

4.3

代々木上原のギャラリーで、岩井澤健治監督『音楽』試写会に参加。大橋裕之さん原作で魅せられた、音楽が奏でられる瞬間、音が重なり連なりグルーヴしていく空間、あの圧倒的な多幸感が、視覚と聴覚からキモチよくこ>>続きを読む

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

4.5

TOHOシネマズの6本観賞でタダになるタイミングで午前中回でちょうどよい時間にやってた『さらば愛しきアウトロー』鑑賞。

ロバート・レッドフォードにものすごい思い入れもなかったけど、これがものすんごい
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.3

韓国映画お得意の実話をベースとした政治サスペンスドラマ。みんな大好きファン・ジョンミンはじめ、チュ・ジフン、イ・ソンミン、チョ・ジヌンのいい顔した役者たちに酔いしれる重厚なエンタメ。やっぱりファン・ジ>>続きを読む

Girl/ガール(2018年製作の映画)

4.3

シスジェンダー、トランスジェンダーのそれぞれの批評家、専門家から賛否の評価(主にトランスジェンダーの評論家からの批判が多い)をガンガンに起こしたという『Girl』鑑賞。見終わってから読んだ批評はそれぞ>>続きを読む

神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

3.9

第一章と合わせて二本まとめて十分に楽しんだのだが、どこかきちんと乗り切れない。テレビドラマだったら確実に好きだけど(堺正章、夏目雅子の西遊記を思い出す)、大衆エンターテイメント大作映画としてはハマりき>>続きを読む

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.9

韓国ではあの『新感染』より入ったというエンタメ大型作品。最初から最後まで集中して観れたし、ベタなメロドラマなシーンはウルウルした。

カスリコ(2018年製作の映画)

3.9

「“カスリコ”とは、賭場で客の世話や使い走りをしてわずかなご祝儀を貰うだけの下働き」とのこと。石橋保主演、脇をベテランバイプレーヤーたちががっつりと固めている。序盤は照れくさい演出が気になったりしたが>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.8

あまり乗り切れなかった。なんだろうかな、あの構成、演出なんだろうかなと思ったが、そもそもこの物語自体に乗れなかった気がする。そのことで、自分が映画に何を求めてるかってというのがよりクリアになった。バリ>>続きを読む

無双の鉄拳(2018年製作の映画)

4.0

安定のマ・ドンソク主演、安心のシネマート新宿上映で楽しんだ。毎度の勧善懲悪ものとしてノーストレスで気持ちよい。マ・ドンソクはキャラクターとして整ってきたので、いよいよ本格的なハリウッド進出をして、ドウ>>続きを読む