Yusukeさんの映画レビュー・感想・評価

Yusuke

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利休(1989年製作の映画)

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「光春、咲いている花を全部摘んでおきなさい。」

女は二度決断する(2017年製作の映画)

3.9

全てのテロは間違いであると知りながら、そうしなければならない時もある。Samuraiはドイツにもいた。

別れる決心(2022年製作の映画)

4.0

最初の一撃(=山から転げ落ちる)から、シームレスなシーンの繋ぎ方、リズムの妙を感じながら、その巧さに半笑いのまま、終わり(=深い海)へと至る。誰も重力に逆らってはいけない。

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.8

新冷戦。新たなスパイの時代の開幕を記念して。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

あらゆる物語要素が複雑に絡み合い、時にはお馴染みの劇中劇の入れ子構造をとりながら、予定調和的に収まるべきところに収まっていく職人技。

加速も減速も重力も感じさせない至上のドライビング・テクニック。

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

「仏法をならふといふは、自己をならふ也。自己をならふといふは、自己を忘るるなり。自己を忘るるといふは、万法に証明せらるるなり。万法に証せらるるといふは、自己の身心、及び他己の身心をして脱落せしむるなり>>続きを読む

ザ・ライダー(2017年製作の映画)

3.9

コミュニケーションにおける形式の美を感じた。

怪我をしてしまった馬を、その場で殺す作法がそれを物語っている。内容と形式のギリギリのせめぎ合い。

形式の美しさを知るからこそ、人(主人公)は人として生
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.6

愛というか、想いというのか、文学的なるものの狂気性を非常に上手く描くなとは思いつつも、文学的なるものが社会的に蔑められるような描き方はすごく悲しく危ういなあとも思う。

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.6

終末思想の延命策。うん、とうなづくだけの映画になってしまった。

ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

3.8

『凱里ブルース』に続き、監督ビー・ガンの出身地、凱里を舞台とする今作。

決して連続した作品ではないにせよ、物語の起源としてある凱里において、これまた出世の起源の母なるものの謎を求めて旅に出る主人公の
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