ぐれーすさんの映画レビュー・感想・評価

ぐれーす

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さらば、わが愛/覇王別姫 4K(1993年製作の映画)

5.0

あまりにも美しすぎる映画でした。美、美、美なので、3時間ほどがあっという間にすぎた。
"時代"という暴力に翻弄され、その中で一生懸命に生きている3人が、ああいう結末にそれぞれたどり着いたのは悲しい必然
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ようやく見てきました。友人やSNSからのネタバレは一切なしで、このポスターと、米津玄師の「地球儀」だけ聞いた状態で見られました。

どこから感想を書き出せばいいんだろう笑
そう思わせるところが本作の一
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。SFといえばSFだが、画面が静謐に、穏やかに流れる。日常が美しいことを画面、構成、音楽、全てで伝えてくる系SFで良かった。(見終わった後に調べたら音楽、アヤカ・マツミヤという方にwith >>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

遅ればせながら鑑賞。
エンターテイニングではないが、思考を刺激するという意味では、観てよかった。ベルリンフィルの初女性マエストロという設定だけで観に行ったので、観終わった後HPでいろいろ読んで腑に落ち
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憂国(1966年製作の映画)

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いつか見たいと思っていましたが、最近の自分の『トリスタンとイゾルデ』関心から、巡り巡って本作にたどり着きました。いやあ見るべき時というのがあるのだねえ。確かに言われてみたら、『トリスタンとイゾルデ』ぴ>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

-

ナショナリズムの煽り方と暴力の肯定が無理でした

アルジュナって聞くとオッペンハイマーを思い出す

「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち(2022年製作の映画)

4.0

絶対にきついけど見ないといけない、見たいと思って見ました。
どうして保護者が訴訟を起こしたのか、よく分かった。自分の愛する子供の最期に何があったか知りたいという切なる思いが、市や教育委員会、第三者委員
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

辛くも映画館での鑑賞を逃したので、OTTに追加されるのを待っておりました笑
うーん映画館で見るべきでした...

ウルトラマン、まじで何者かも話も知らなかったのですが、三体履修者には優しいとのことだっ
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犬王(2021年製作の映画)

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原作本『平家物語 犬王の巻』を自分の中でそこそこ高い評価で読んでいる状態で行きました。途中で「これは「犬王」であって「平家物語 犬王の巻」という映画ではないということを意識しなくてはいけないと強く感じ>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

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My one and only………………

大好きな呪術廻戦、そして0巻!ということで、映画の内容とかそういう以前に、ナナミンが動いてるううとか、傑ぅううとかそういう感情でもうだめでした。My on
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

原作3巻読み、本ドキュメンタリーを視聴。めちゃくちゃ面白かった...!この大作が実際に作られていたら、と何度思ったことか。ホドロフスキー本人の溢れ出る情熱量に気圧される。またホドロフスキー版ではエンデ>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

少し前の調査になるが、総務省の調査によると、映画館を利用するのは10代、20代が多く、意外にも時間がありそうな高齢者層は映画館離れが進んでいたという記憶があった(経産省がビジュアル化したもの→ htt>>続きを読む

映画 太陽の子(2021年製作の映画)

5.0

去年夏に実家でドラマ版の本作を両親と観て、引かれるほど号泣したことを思い出す。の割に最後をほとんど覚えていない、三人でゴンドラの唄を聴くシーンがひどく印象的なドラマだった。

映画を見て、そうだ、本作
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

私の好きな異類婚姻譚かぁ!?(※違います)と思って観に行きました。サマーウォーズのアップデート版かとも思いましたが、うーんて感じ。全体的にうーん。音楽は良かったのでもってるけど、積極的に評価しに行くポ>>続きを読む

夜叉ヶ池 4Kデジタルリマスター版(1979年製作の映画)

5.0

泉鏡花が1913年に発表した戯曲『夜叉ヶ池』を、29歳の坂東玉三郎で。去年から鏡花鏡花と阿片中毒の中、一番好きな戯曲の夜叉ヶ池。そして当代一の玉様が29歳(!!)の時の映画!!もう最初からテンション上>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

-

アカデミーにノミネートされていたので。

「愛してるって言っておくね」という邦題を見た時に、学校での銃乱射事件で娘を失った家族の話というあらすじから、勝手に親から子への“時間が経ったとしても愛してる”
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

救済と希望、そして時が流れて大人になること。エヴァと歩んできた自分を振り返っているようで、前半から涙が止まらなかった。ありがとう、エヴァンゲリオン....

エヴァに最初に触れたのは中学一年生の時だっ
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ドラキュラ(1992年製作の映画)

4.0

石岡瑛子展に行く前の予習として鑑賞。衣装はどれも美しく、ストーリーも好みだった。なんかこういうの好きだな、何だっけと思ったがシェイプオブウォーターが好きなのと同じ理由だな。異形の男と人間の女のラブスト>>続きを読む

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

どこかで聞いたり、自分が体験したりしたシーンが続く。同じような場面を見た時に、自分があの時感じた悲しさや怖さ、苦しさというのは、意識の薄皮の下に、当時のままそこに在るんだと再確認し続けた気がする。>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

5.0

美しい映画だった。
テーマもしっかり描かれてると思う一方で、劇中内の音楽や台詞、間、色の使われ方、構成、カメラワーク(全然詳しくないのだけれど)が素晴らしかった。全てを語り切らない感じが良かった。

ベスト・オブ・メン〜人間の最高〜(2012年製作の映画)

4.0

パラリンピックの始まりを描いた映画で、ジャケットの割に普通に面白かった。主役はStill LifeのEdward Marsan、よかった。
ユダヤ人の彼がイギリスの陸軍病院で、第二次世界大戦中にパラリ
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キリング・フィールド(1984年製作の映画)

-

母親が昔から大好きな映画として挙げているキリング・フィールドを鑑賞。TSUTAYAやAmazon Primeにもないから、ずっと見れずにいた。マーニーにアルハンブラの思い出が登場し、本作のエンディング>>続きを読む

禁じられた遊び(1952年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

マーニーで口ずさまれる「アルハンブラの思い出」の話を母としていたら、当然のように(?)、「禁じられた遊び」になり、そういえば見たことがなかったなと思い鑑賞。

あまりにも無垢な幼子が、戦争に翻弄される
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

金曜ロードショーで放映されていたので久しぶりに鑑賞。ストーリーはほとんど覚えておらず、約5年経つとこうも忘れるのかと...
最初に見た際にどのような感想を持ったかも勿論覚えていないが、覚えていないとい
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ジョジョラビット、鑑賞。胸にじーんとこだました。

子供の視点から見たナチスや戦争がテーマだけれど、至るところにちょっとした仕掛けが散りばめられている、宝石箱のような映画だった。(もちろん内容は輝かし
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

鳥肌が何回もたった、面白かった。
単純な富裕層と貧困層の対立ではない、社会で生きている人々の話・描写・演技が傑作。なんというかバランスが良く、キム家もパク家もどちらも自分たちの生活を一生懸命に生きてい
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シネマ歌舞伎 女殺油地獄(2018年製作の映画)

4.5

現幸四郎と猿之助による「女殺油地獄」を東劇にて鑑賞。
歌舞伎には放蕩息子が実ハ良い息子であったという話があるが(「義経千本桜のすし屋」など)、幸四郎演じる与兵衛はそんなことはない。骨の髄までろくでなし
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

バットマンのバの字も知らないまま鑑賞。面白かった。
Jokerという殺人者は、困窮や唯一の肉親であると思っていた母親からの"裏切り"、偶然手にした凶器から生まれたという話。もしかすると途中から飲めなく
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

フレディが生きている間にライブに行ってみたかった。小学3年生の時に初めてQueenのCDを聞いた時の衝撃を、少し思い出させてくれた、また見たい

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

5.0

あまりラブロマンスが好きではない私だが、もう最高に好きだと思った。半魚人、amphibian manが何より美しいと感じたし、2人が満杯の水の中で抱き合うシーン、その肩越しを見るシーン、最後の川の中の>>続きを読む

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