Okanoriさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Okanori

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七月のクリスマス(1940年製作の映画)

4.6

おもしろかった〜!!!

夢とチャンスとどんでん返し、まさにアメリカ!という話だけど、権威主義・資本主義への皮肉が混じっていて、今見ても評価の基準が前提条件によって簡単に変わってしまう事、価値について
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とらんぷ譚(1936年製作の映画)

4.5

タイトルの見せ方やチャプターの見せ方がおしゃれでかっこいいし、お話も1人語りが構造全体に活きていて痛快であった!
陰影の深みと、1人のみのナレーションというのが程よい情報量だったのも心地よかった…

パリ13区(2021年製作の映画)

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恋愛が主題になると、人が見るポイントがすごくバラけるのがいつも不思議で、それだけ私たちが動揺するテーマだって事なのか、それも不思議。私には静かな悲鳴と奇跡的な救済に見えたし…

パリで、モノクロで、恋
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カモン カモン(2021年製作の映画)

5.0

じんわりとよかった…
出てくる人たちの表情がチャーミングでねえ…
特に、ちょっと不思議なタイミングで目をぐいっと見開く仕草が魅力的で、とてもよかった

「なぜ録音するのか?」の話にとても共感していて、
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天国と大地の間で(2019年製作の映画)

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夫婦が離婚手続きのために裁判所を訪れる
というだけで、ここまで複雑で緊迫した道中になるとは。

ユダヤ人に何があったのか、
パレスチナに何があったのか、
イスラエルに何があったのかを
この映画とパンフ
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

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特に姉妹たちの歌のシーンで現代的音楽の落とし込み方とディズニーアニメーションの凄みを見せつけられて目が離せなかった

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

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バリエーション好きなので、三章立てって途中で気分変わっていいな…◎

相変わらずのトーンにニヤニヤしつつこういう映画にこんなに沢山人が来てるのもすごい事ですね!と思った

偶然と想像(2021年製作の映画)

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狭い中での人間関係とか、言葉の裏に気配を感じさせる感じが小劇場の演劇っぽくて懐かしい気持ちになった…

出てくる人たちの髪型がみんないい感じで襟足とか毛先とか生え際ばっかり見てしまう

余談:英題の方
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ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

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Cartoon Saloon のアニメーション「ブレンダンとケルズ」「ウルフウォーカー」の神話三作観てどれも好きだけど、いつも生死とか種の境目が曖昧なところがアイルランドって感じでいいな〜と思う

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

まったくあまりにも軽率極まりなくて「頼むからじっとしてて!」と叱る母親の気持ちに……とか言っていたら大きな戦争の後で、彼のような明るいキャラクターが救いになったのですね。

「自立」と「認められること
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

予習するべき作品が積まれ過ぎて逆に予習なしで臨んだので熱量が違うとは思いつつ、初代スパイダーマンを観ていた記憶が蘇り、同窓会気分で楽しめました。

印象的だったドクターオクトパスとグリーンゴブリンに再
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ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”(2021年製作の映画)

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まだ歓声をあげる事ができた時代………

あまりにも高倍率で、一生に一度でいいから見てみたいな…と思っていたら、もう二度と見れない(かもしれない)グループになってしまった。

そういう人にもこうした形で
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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砂漠やシールドのブーン…とした音の重さですっかり消耗した………

🌴🌴🌴🌴🌴

ブレードランナーの時も思ったけど、ドロドロの回復液に浸かって回復できるの羨ましい…とつい思ってしまう

エターナルズ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

子供の頃大好きだったテリー・ギリアムの『バロン』をまた観たくなりました
(私は速い子が大好きです)

「出現」のくだり、あんなに具体的現象ではないけどどこかで聞いた感じの話だな〜と思ったらアセンション
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ホールドアップダウン(2005年製作の映画)

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前半のドタバタ三つ巴逃走劇と古田新太さんがいる交番のシーンが1番面白かった…後半は文字通り脚本も演者も取り憑かれたようになってしまい、謎に古城の大乱闘スマッシュブラザーズ。
前作「ハードラックヒーロー
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461個のおべんとう(2020年製作の映画)

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井ノ原快彦、KREVA、やついいちろうのバンド演奏が結構しっかり観られるのが何気に豪華であった…

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

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漫画も愛読してる身としてこんなに上手にエピソードを取り入れてあると何も文句がない!

ケンジのかわいさに毎度絆される…
内野聖陽さんマクベス役の時しか知らなかったんだけど本当にチャーミングでケンジは人
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モー娘。走る!ピンチランナー(2000年製作の映画)

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おそらく小学生ぶりに観たんだけど当時の自分の感想を聞きたい。

全員が何かしらドラマ的悲劇エピソードを担当していて、誰かの悲劇が発覚すると「でも私だって!」と他の悲劇をかぶせ合うので結局お互いに全くケ
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ひらいて(2021年製作の映画)

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メインキャスト3人の佇まいがそれぞれの役にしっくりきているのだけど、特に山田杏奈さんの骨盤をゆらゆらさせて歩く姿だけで女子高生だった当時の記憶が蘇ってビビった。なんと表現すればいいんだ、あの体幹を使っ>>続きを読む

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.0

アトリエの雰囲気良すぎて、いい部屋〜!(でも寒そう)と思いつつ、日本の良さげ古着屋って全部これの模倣じゃん…ってなぜかガッカリした

パディントン 2(2017年製作の映画)

4.3

モフモフでアクションで宝探しで…楽しいこと全部がある!

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

とにかく音楽と歌がサイコー

アメリカンドリームへの夢とか故郷の感覚が全然自分になくてどうしてそこまで…?と置いていかれるのはいつもの事だけど

「歌って踊ってる間にも世界は大変な事になってるんですけ
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

2.5

宮崎吾朗さんの提示するヒロイン像の逆張りを1番強く感じた。交渉と取引を繰り返して環境改善、みたいな感じが「あのジブリ」がある理想郷じゃなくてもっと近い世界におきたいのかもしれないと思った。ジブリ美術館>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

5.0

演奏パフォーマンスだけでなくフォーメーション、セット(出捌け)、照明も全部素晴らしい!あとリズムというか拍の入れ方とか終わり方のキレがめちゃくちゃ気持ち良くて(フェードアウトがなぜか好きじゃないから)>>続きを読む

ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

紋様が広がるような美しいアニメーションと身体感覚の表現、音楽も美しくて身体が喜ぶ映画だった!

けど、主人公と父親の関係や民衆の描かれ方、イギリス人とアイルランド人の書き分けの差とかとか、なんか…?と
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あの頃。(2021年製作の映画)

-

小学生で熱中していた2000年〜2002年、大人になって再加熱した2018年〜現在の間にこういう時代があったんだ〜と観ていた。

武道館を埋め尽くしていた人たちがどういう気持ちで今コールもジャンプもせ
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ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

5.0

とにかく作画が美しくて終始目を見張るばかりだった
影の色がこんなに綺麗で、色調コントロールが凄すぎてどうなってるの!?の連続

ゴールデンカムイを読んでおくとまたさらにディテールがくっきりします

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

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この潔癖さを飲み込まなければお友達になれない…と遠巻きに見ていた

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.5

ヒントの回収の仕方とフラッシュバックがなるほど『インターステラー』でもあった体感

スーツの着こなしがたくさん見られて嬉しかったし、コンビの関係も好きだけど、自分にとっては考察は誰かに任しとこ〜くらい
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映画 少年たち(2019年製作の映画)

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推しがいようといなかろうと観た者全員が「⁉︎⁉︎⁉︎」となっているのがすごい……

「この画が観たい!」という純粋な欲望を率直に具現化してきたのだろうし、そのイメージメーカー亡き後のイメージ作りがどう
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

よかったんだけど、それぞれが胸に収めておきたい良さ

これを見た近い関係の人と、どんな話題になるか、その結果どんな感情になるかを想像するに、もうかなり食傷だなと思う(それだけドンピシャに図星という事で
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

5.0

愛おしい人たちへの気持ちとこれからどうなっちゃうんだ世界!が相まって泣きながら踊りました