ぶりりんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ぶりりん

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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.5

デニーロと松田優作がカッコいい男の代名詞だった学生時代に観た映画。
オサレな大人のコメディと思ってたら1個も笑うとこがなくて困惑した記憶が。
当時はこれがアメリカンなジョークなのかと無理やり自分に言い
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シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

4.0

愛と少しの勇気があれば人生は変えられる。久々に観たボリウッド王道ストーリー。
ダンスやCGの煌びやかさはなくともこれぞtheボリウッド。

主人公を取り巻くのは、優しいけど辛い現実を諦めている無力な母
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バスターのバラード(2018年製作の映画)

4.0

コーエン兄弟の職人芸、珠玉の短編集。
死にまつわる寓話をオムニバス形式の西部劇で見せてくれます。
どのお話も皮肉とユーモアが効いててラストがしんみり。
非現実的な映像も寓話の世界感にピッタリ。
若い頃
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最初に父が殺された(2017年製作の映画)

3.8

カンボジアポル・ポト政権下。農村以外の国民、富裕層がどう扱われたかを、ある少女の目を通して淡々と見せてくれる。

ベトナム戦争終焉前後の混乱の中、いつの間にか政権を握ったポル・ポト。
アンジーの監督作
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

王室に何か恨みでも?ってくらいホラーな仕上がり。
女王には品も格もなく、そのへんの寂しい中年女の悲哀がムンムン。
王宮なのに広がりのない空間の見せ方。アンのお部屋はウサギでギュウギュウだし、大広間もダ
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アクアマン(2018年製作の映画)

4.0

知らん間に海の中は大変な事になってた(•ө•)
バーフバリ観たハリウッドがこりゃマズい!と危機感持って制作したのかってくらいのてんこ盛り具合。
これは3Dで観た方がよかったかな。
子どもと一緒なので吹
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ベルベット・バズソー: 血塗られたギャラリー​(2019年製作の映画)

3.6

アート界が舞台のスタイリッシュホラー。アートよりクセの強い役者さんがいっぱい出てるし、ファッションも尖ったお洒落服で画面の情報量パンパン。
小難しい話かと思いきや、わりとストレートでベタな呪いの人形系
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ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.5

アンブレイカブル、スプリットのおさらいもバッチリ!で観てきました。
でもダンの息子がそのまんま大きくなっててびっくりなのと、とにかくマカヴォイ祭りだった事以外あまり引っかからなかった。
シャマランは大
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女神は二度微笑む(2012年製作の映画)

3.8

初見はアジア映画祭。いろんな映画のいいとこ取りサスペンスといった印象だったけど、その後もたまに観たくなる作品になりました。
何回観てもやっぱり面白いので脚本もよく出来てるんでしょうね。
変に説明しない
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アラビアのロレンス(1962年製作の映画)

5.0

上映時間227分、ほぼ4時間(インド映画より長い!)という大長編歴史スペクタクル。 
観たのはだいぶ前の東宝【午前10時の映画館】でしたが、午前10時に始まっても終わったのは午後2時。ちょっとした旅行
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シャレード(1963年製作の映画)

4.0

おしゃれ泥棒も大好きだけどこちらのオードリーもまた素敵。
スキーリゾートでのケイリーグラントとのオサレな会話ときたらまぁ!
改めて観るとパリの街ありきのストーリー。メトロやバトームッシュ、オペラ座に蚤
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

観てる間「えー!?」「どうしてそんな⁉︎」「怖すぎやろ⁉︎」などと心の中で叫び続けていたうるさい私。
怖いけどなんかスタイリッシュ。
暗がりで笑ってる見知らぬ人達スタイリッシュ。
夜が昼にガッと変わる
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

映画の出来はよくわからないけど、あっという間の2時間強。フレディの短くとも激しく燃え尽きた生涯をつかの間共有出来たようでとても幸せだった。

ちょうど洋楽を聞き始めた頃にヒットチャートを騒がせていたの
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ゴッド・タウン 神なきレクイエム/ゴッド・タウン 裁かれる街(2014年製作の映画)

3.3

住民全員クズ野郎の小さな街が舞台。よそ者のフィリップシーモアホフマンもそこそこの小悪党で街に馴染んでみえたが、とある事件の当事者になってから少しづつ空回りし出す。
アメリカのどこかにありそうな、吹き溜
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英国総督 最後の家(2017年製作の映画)

3.8

BBCが制作しただけあってまるでBBCの歴史ドラマを観ているかのよう。ダウントン・アビーのヒューボネヴィルが出てるし。
重厚で豪華なんですが映画としてのスケール感はいまひとつ。特に暴動シーンはマニラト
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片桐はいり4倍速(2009年製作の映画)

3.5

4話からなるオムニバス。
最後の「部長」死ぬほど笑った。やっぱり松尾スズキすごいな。
片桐はいりが意外にスタイルがよくてモデル並みの着こなしです。

イングリッド ネットストーカーの女(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ヤバいストーカーと思って観てたらSNS依存以外は意外とまともな女の子イングリッド。この人の顔が凄く良くていかにも何かやらかしそうな雰囲気(多少やらかしてはいるんだけど)。
それより憧れのキラキラインス
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.2

子どもと観る映画は基本吹き替え。ストレスなく映画を楽しむために吹替はぜひ本職の声優さんにお願いしたい。
堺雅人は嫌いじゃないし上手な役者さんだと思ってたけど…
クリストファーロビンが話すたび堺雅人の顔
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ゾンビ映画でどんでん返し、くらいの情報と期待感で楽しみにして観ましたが…思ってたんと違った。
面白かったしインディーズでこれだけのヒットは痛快ですしワンカット撮影もハプニング回収もよく練られてた。
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.8

ジム・キャリー主演作をはしごしてる流れで鑑賞。何度かリピートしてるけどコメディとは違う彼の繊細さが堪能できる好きな作品です。
ミシェルゴンドリーをそんなに観ていないけど監督のやりたいであろう事とストー
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.8

公開時に映画館で観て以来の2回目。
うろ覚えだったので思い出しながらいろんな楽しみ方が出来た。
重厚感のある(雰囲気)ミステリーなんで満足度は高いです。ロビーローバートソンの音楽もビリビリきます。
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.3

子どもと吹替版で鑑賞。玉木くんも佳乃さんも上手だけどキャラに合ってない感じで少し残念。
前半の火山シーンは迫力あってわくわく。
後半は雰囲気が一変し違う世界感に。もはやジュラシックパークじゃないしラス
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海街diary(2015年製作の映画)

3.0

「空気人形」以来の是枝作品。最近国内外で監督作品が評価されているのでどんなものかみたくて。
鎌倉の美しい光景に美しい四姉妹、淡々としながら飽きさせない展開で最後まで楽しめました。
吉田秋生の漫画が原作
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ラスト・ワルツ(1978年製作の映画)

4.3

年の離れた兄が何故か私と音楽の趣味を共有しようとアレコレ聞かされた時期がありました。
おかげで子どもなのに毎日バーボンの似合いそうな渋い洋楽漬け^_^;
この映画もディラン好きの兄に連れられて一緒に観
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めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

4.0

ある程度インド映画を観た後で再見しましたが洗練度が別格。監督さんはこの後欧米でもデビューされましたね。
難点はお弁当配達以外は特にインドらしさのない視点でお話が進むこと、でも逆にそこがわかりやすくてよ
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ピクー(2015年製作の映画)

3.8

バッチャン、ディーピカ、イルファンさんときたら観るしかないでしょう。
一時期ピカちゃんの眉毛がどんどん太くなっていくのでどうなる事かと気をもんでいましたが、ナチュラルメイクの美しいピカちゃんで一安心。
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ビジョン(2015年製作の映画)

3.6

なんて頼れる父ちゃんなんだ!
悪党には制裁を!
初アジャイさんですが説得力ハンパないです。こんなお父さんがいれば何も恐くない。
タプーが奥さんかと思いきや適役なんですね。迫力のバデーで冷徹な監察官をク
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レインボー(2015年製作の映画)

3.5

ロマンスの帝王シャールクloveなお姉ちゃんと最強兄貴サルマンカーン一筋の盲目の弟。
両親はいないけど優しい叔父と少し意地悪な叔母との田舎暮らし。楽しみは叔父さんがこっそり連れて行ってくれる町の映画館
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有罪/Guilty(2015年製作の映画)

3.6

安定のイルファンさん。普通に面白いのでインド映画初心者にもオススメです。
実話ベースのサスペンスですが、警察の信じがたい失態から捜査は二転三転。
ここでは辛辣な警察批判、マスコミ批判もストーリーの大事
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DEVILデビル/ラマン・ラーガヴ 2.0 ~神と悪魔~(2016年製作の映画)

4.0

「壊れた魂」が気に入ったのでカシャップ作品続けて鑑賞。ナワさんの恐い顔予告も前から気になってたので。
こちらもなかなかに攻めた作品ですっかり監督のファンになりました。
細部までこだわって造り込んでるし
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壊れた魂(2013年製作の映画)

4.0

お試しNetflixでインド映画ばかり観てますがダントツで面白かったです。
ほんの少し目を離した隙に我が子が忽然と消える。親なら一番遭遇したくないシチュエーション、なのにここでは子どもの捜索は遅々とし
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.8

ゲームをまったくしないので、オープニングのバーチャル世界に「コレずっと続くのかな〜」と不安に思っていましたが杞憂でした。
リアルとバーチャルが呼応して絵に描いたようなイカした仲間達が集結!
コンテンツ
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ボンベイ・トーキーズ(2013年製作の映画)

3.8

インド映画が豊富と噂のNetflixお試しで鑑賞。こちらはボリウッド100周年記念作品との事。
オムニバス方式で4つのお話が楽しめ、どれも家族のエピソードなので共感しやすい。役者さんも皆上手な人ばかり
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.1

メキシコの死者の日が舞台というので楽しみにしてました。その昔、この物語のモデルにもなったであろうハニツィオ島に行ったことがあるので。
普段は素朴な漁師の島が年に一度、メキシコ中、いや世界中からの観光客
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

これまでのデルトロ監督の功績からしてアカデミー賞受賞は妥当だと思います。主演女優賞がサリーホーキンスでも可笑しくない。今ノリに乗ってる女優さんですね。

監督の異形の者への溺愛ぶりが極まり、ついにラブ
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