4さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

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号泣。
綿毛は空を舞い、やがて地面に落ちる。地面からの解放はまるで魔法のようだが、その魔法は決して綿毛だけのものではない。地面に落ちた綿毛は根を生やし、自ら綿毛を飛ばす存在に変わろうとするのだ。
繰り
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

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この映画の後に走って『魔女見習いをさがして』を観に行ったことだけは覚えてる。

いい湯だな全員集合!!(1969年製作の映画)

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まるで『女生きてます 盛り場渡り鳥』に出てくるような春川ますみと、「事実は小説よりも奇なり」という言葉だけで推し進めようとする荒唐無稽な脚本には森﨑東が感じられる。

生まれかわった為五郎(1972年製作の映画)

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やっと森﨑東党の党員になれました。
『女生きてます 盛り場渡り鳥』のホテルで生卵を注文した男と一緒にいたエキストラの女性が、この映画にも二度出てくる。

藍より青く(1973年製作の映画)

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号泣。
叙情的な物語を叙事的に語る。これぞ技術者たる森﨑東の手腕。
松坂慶子の声が大好き。
『街の灯』や『黒木太郎の愛と冒険』のような音楽。

ジオラマボーイ・パノラマガール(2020年製作の映画)

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良い意味でも悪い意味でも軽い。その軽さが、深刻になりかねない重要なシーンに引用などを挿入することによって意図的に生み出された軽さなのか、それともただ物語の核心を掴み損ねたことで生まれてしまった軽さなの>>続きを読む

どこまでもいこう(1999年製作の映画)

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過剰な芝居をしない子供と雄弁に語る映像。
引くだけで死を直観させる映像の力。

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

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ただのあるある映画かと思っていたが、これはちょっと違う。
物語の表面上の論理としては主人公の女性が病気によって誰か別の人格になりかわってしまう(このことを作中では一貫して憑依と呼んでいる)というものだ
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どうにかなる日々(2020年製作の映画)

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静止画を切り替えて音をつければどうにかなると思ったのだろうが、実際には全然どうにかなっていない。