ザリガーナさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

ザリガーナ

ザリガーナ

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コフィー&カリーム(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

こういうのでいいんだよ的映画!

ロータリーのアジ合戦といい、生意気なガキが頑張る感じといい、クレしんみを感じて懐かしい

肝っ玉母ちゃんのダイハードオチは痺れる!

悪人伝(2018年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

三大怪獣大戦争!

大阪電撃作戦を彷彿とさせる人間狩りでブチ上がり!
捕まえただけで終わらないのが流石!

ムショまで会いに来た兄貴の素敵な笑顔でもう満腹である!

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.1

テレビ番組チックな安っぽさ溢れる編集はともかく、ユーモアと闘争心がないまぜになった討論は実に面白い!

ガチンコのやり合いを誰もが期待するが、まさかの本当の敵は共通していた展開!

三島のタバコに火を
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トラック野郎 御意見無用(1975年製作の映画)

5.0

暴力的爆速寅さん!私は桃さん派!

関門のドラゴンこと佐藤允がライバル!

菅原文太と佐藤允は個人的俳優ツートップなのでこの映画はケチを付ける気にもなれない!

やま猫作戦(1962年製作の映画)

4.5

やはり愚連隊シリーズは面白い!
カラーだと地獄部隊みを感じる

特別監視哨の高低差のあるロケセットは素晴らしい!
焼け付いた銃身を水桶に突っ込んで冷やすあたりの細かい描写がまた嬉しい

佐藤允は本当に
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ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

4.6

オッサン同窓会系の映画って何でこんなに良いんだろうか!

原案赤塚不二夫じゃないかと疑いたくなる決着最高!

エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

4.2

久しぶりに見返してみると悪魔との対決シーンは思ったよりも短かった。何だか延々と続く覚えがあったが、リーガン部屋の閉塞感がそれを感じさせたのだろう。

しっかし!メリン神父が家に到着するシーンはカッコ良
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風雲三条河原(1955年製作の映画)

5.0

新文芸坐、祇園の暗殺者との二本立て

思わぬ掘り出し物であった!

マークしていない作品に出会えるのも名画座ならでは!
やはり功労者は大事にせにゃいかん
汚れ仕事を押し付けたのなら尚のこと

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.0

選択肢のある無しじゃなく、あることすら知らないどうしようもなさ

まあ、選択肢を与えられたとこで長澤まさみと一緒に落ちたいかと言われたら堕ちたい!

堕ちきった方が楽に思えてしまう出口の無さ

繰り返
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鉄砲玉の美学(1973年製作の映画)

5.0

負け続けの人生に、チラッとでも天辺の生活が見えたら後には引けない。

どうしようも無いほどシンパシー

ザ・テキサス・レンジャーズ​(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ボニーとクライドが中々ハッキリと現れないのがいい!
ラストに現れる2人のビジュアルのなんとも言えない感じがいい!
古典のリメイク?リブート?再解釈?
時代によって善悪のイメージも変わるしアリだと思う!
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

一切の小細工なし!完全なる復讐劇!

ランボーのターンになったらピンチなんてものはいらない!
製作陣はよく分かっている。
人体破壊も手抜き無し!

ただ、モノローグで締めちゃうのはなー

大菩薩峠(1966年製作の映画)

4.7

仲代達矢と言えばニヒル!
色気溢れる冷血魔剣士とか最高かよ濡れる

喜八時代劇はもっと評価されるべき
頼みますよ春日さん!

宮本武蔵 巌流島の決斗(1965年製作の映画)

4.3

鑑賞の気分的には一乗寺でイッたあとの賢者タイムみたいなイメージ

小次郎は清十郎を斬る前の武蔵か?
もはや悟りを開いた感のある武蔵(それでも焦らしはやめない)に勝てる道理は無く…

所詮、剣は武器か!
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宮本武蔵 二刀流開眼(1963年製作の映画)

4.8

強者同士に言葉はいらない!

たとえ実力が及ばないと分かっていても、やらない訳にはいかない武門の修羅道!

やる相手では無かった…!

宮本武蔵 般若坂の決斗(1962年製作の映画)

4.5

武蔵と言えば道場破り!
この辺りはまだ剣を振るう武蔵のカッコよさに見惚れる頃

宮本武蔵(1961年製作の映画)

4.5

本作を初めて見た頃はニートだった

青春二十一、遅くはない

なんて勇気付けられたものか!

丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

5.0

この時、山中貞雄25歳。

古典と呼ばれる映画への偏見とバリアを粉々に破壊してくれた名作!

なろう作家諸君!ツンデレはここに完成しておるぞ!


おや、気が付きゃ200本の節目じゃねえか!めでてえな
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ラスト、取り巻きを蹴散らして欲しかった…!
王と呼ばれても王にはならないで欲しかった…!

これがやりたかったんだな!と言いたいシーンばかりなのに…!

怪獣映画としては前作より華やかで好き

椿三十郎(1962年製作の映画)

4.9

愛らしき登場人物たちの掛け合いの果てに迎える血飛沫の衝撃!

やはり三船敏郎はカッコいい!

ハリエット(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

時代のトレンドを詰め込んでいる!

ハリエットの衣装が海賊染みたカッコよさ、確かに先導者はカッコいいほうがいいよね

倒錯愛の奴隷主人に、道化じみた兄ちゃん、解放奴隷狩りのプロとキャラが濃いのも、分か
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.6

衣装デザイン賞だけあって、四姉妹のキャラクターと格好がいい!
次女の格好は、そのまま探偵映画に登場しそうでカッコいい!

思えばちゃんと読んだこと無かった若草物語、古典リターンものはちゃんと読んでれば
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KAMIKAZE TAXI(1995年製作の映画)

4.7

死出の旅なのに腹の据わった彼らが愛おしい!
ロケーションの素晴らしさが彼らを引き立てる!
最後までシュールなマイペースギャグのトーンで終わるあたり、底知れなさを感じますなぁ

反逆児(1961年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

黒澤だけが時代劇ではない!

強く大きく、そして苦悩を抱える男といえば中村錦之助を置いて他に無し!

輝く山河に錦の鎧、泥濘を這う武者と駆ける騎馬隊!
色彩の豊かさが、ラストの暗い城内を際立たせ、切腹
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血槍富士(1955年製作の映画)

4.6

酒に呑まれる主人と
気の弱い下郎
厳格な下郎の珍道中は、一瞬にして
血と泥に塗れる!

お役所仕事の武家社会のルールから、ちょっとだけ逸脱したがために訪れる理不尽!

昨今のSNSに蔓延る正義警察と全
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オーソン・ウェルズのフォルスタッフ(1966年製作の映画)

5.0

これは凄い!キャラクター、カット、ディテール、編集、セット、全てが完璧に思える!

一番感心したのは、鎧を着込んだ騎士を馬に乗せる場面!初めてみたわあんなん!

語りたいけど言葉が出ない

オーソン・ウェルズの フェイク(1975年製作の映画)

4.3

美とは何か、美の価値を決めるのは誰か
贋作作家と画商、そしてピカソを材料にオーソンウェルズが煙に巻く!

めちゃカッコいいカットとキレッキレの編集でやってることはネタドキュメンタリーとかね、ふざけやが
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ショック集団(1963年製作の映画)

4.7

記者
精神病院
ビッグレッドワン
突発的暴力
差別
コワイ女

どこを切ってもフラー印!
アクションには決して寄らない。
距離を取って俯瞰的に世界を見る。

患者たちは基本的に無関心。
祭りと見るや騒
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新・仁義の墓場(2002年製作の映画)

4.5

良き映画には真似したい場面がある。

カラオケでボエ〜と唸ってみたり
ベランダからパンイチで拳銃乱射したり
階段で色々垂れ流してみたり

真似したいことがいっぱいです!

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.5

日常と非日常
ラーメン屋とハリヤー
学校を練り歩く東宝、円谷キャラクター

やりたいことをブッ込んだらこうなったような映画!
確かにこれは伝説になる。

惜しむらくは、テレビシリーズをもっと見ておけば
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完全なる独裁(2014年製作の映画)

4.0

この手の政治ブラックコメディは大好きである!
メキシコが舞台なだけに倫理なぞどこ吹く風!
カメラが入ればそれはもう現実ではない。
往年の名作、県警対組織暴力において文太刑事は、マスコミに向かって所詮広
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ストレンジャー/謎のストレンジャー(1946年製作の映画)

4.3

強烈な個性の役者は見ているだけで楽しめるもの
オーソンウェルズもその1人
ヒーローではない、魅力的な小者を演じさせたら彼の右に出るものは無いだろう!

裸のキッス(1964年製作の映画)

4.7

躊躇のない暴力
酸いも甘いも知った人間のカッコよさ
誰にでもやり直すチャンスはある

フラー映画の魅力とはどこにあるのか、分厚い自伝に手を出す前に見ておきたい

ハート・オブ・ダークネス/コッポラの黙示録(1991年製作の映画)

4.8

最後の独裁者は映画監督だとコッポラは言う。
まさしくその通り!あらゆる手段をもって理想を追求する、その道のりは並大抵のことじゃない。

ベトコン相手に大暴れのエンディングも気にはなるが、コッポラはカー
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.3

オチが思いつかなかったけど
作っちゃった適当感嫌いじゃない

久しぶりの映画館で見るリハビリには丁度よし!

あと都会からのロリ顔巨乳で全て許される

ちゃんばらグラフィティー 斬る!(1981年製作の映画)

4.3

ちゃんばらの可能性は無限大!
時代劇の手にかかれば西部劇もミュージカルも政治劇も可能!
中島貞夫監督が時代劇、特にちゃんばら復活を目論むのは、シンプルに勿体ないという思いがあるのだろう。
違う監督が多
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