カメラワークとか、映画のポスターとか、いろいろな意味でデザインセンス抜群の映画だった。
男を振り回してる(自覚ない)人ってこんな感じなのかも。あまり人のことを考えない美女が命を狙われる話。
このレビューはネタバレを含みます
社会派の映画に対してこんなこと言うのは不謹慎かもしれないけれど、面白かったです。シシー・スペイセクは素晴らしい女優だな、、とあらためて。息子の死を知った後の領事館のシーンで、父の一人称視点が初めて映る>>続きを読む
そういうシーンは一切出てこないんだけどずっとえっちぃ雰囲気が続く映画。弁当箱から写り、尻から腰。細い路地をすれ違うたびに惹かれる気持ちも分からなくもないような、、そんな感じ。
監督は、これを撮ってる>>続きを読む
奇跡が重なってできたすごい映画。
・サブジアンという人物が存在したこと
・キアロスタミがこの小さな事件を見つけたこと
・承認欲求とは
・マフマルバフに付けたマイクの音声がきちんと録れなかったこと
・序>>続きを読む
トリュフォーっぽさ薄めな気がするが、原作は尊重しつつ、監督なりに「本」や文化と向き合うことについての考察が入っていたと思う。
文字に残すのがダメで、漫画はいいのか、とか。近未来ではヒトがより動物的な>>続きを読む
おもしろかったー!
かっちょいいヤクザ抜けおばさんが子供を守るとてもエンタメ映画。男の子の成長物語でもある。
レオンのもとになったとは言うけれど、こちらの方が一枚上手ですかね。(似ている映画でレオンが>>続きを読む
震災が起きた町の現在の姿を映しているだけで既に二重の要素を持っている。来訪者による伝聞という要素も、過去との重ね合わせだ。そう考えると未来を想定した朗読は蛇足ではないか。
序盤からどんだけカットあるのよって思った。
アンティークショップ兼自宅の構造が複雑(カーテンで区切られていたり)で、その部屋をさまざまな角度で撮っている。あらゆるところに使う物/使わない物/売り物/生>>続きを読む
ジュールとジムが、悪魔的な欲望の化身と向き合う話。
話をジム中心で考えると、麻薬とか宗教とかそういう欲望的なものから抜け出そうとするけれどダメだった人みたいな話に見える。囚われて死ぬことになる。>>続きを読む
よくできた落語みたい!
ちょっと馬鹿にしててすみませんでした。地上1階から爆破されたらその上が無事なわけがないとかもはやどうでもいいことですね。
髪の毛を抜く老婆は登場しません。内容は芥川龍之介の「藪の中」なのだそう。(そちらの原作は未読で視聴)
一つの事件について、多襄丸(三船)と女(京マチ子)と夫(森雅之)と第三者(志村喬)それぞれの視点>>続きを読む
台湾という国の無意識をどう描くか、、ということ。次男やっぱり死んでたんだとか。台湾の歴史の隠喩がいろいろありそう。主人公が喋れず、アイデンティティが他者によってしか確立されないということも、たぶん意味>>続きを読む
市民は誰もが「街がよりよくなる」ことを感覚的に願っている。市長はそうした希望を言語化する存在であり、「文化会館」は表出されたひとつだった。
市長の言語化の対抗馬として、教師の言語化が置かれている。言>>続きを読む
マグロと噴火が生命を感じさせる。それと、島にこんな美人が住んでるわけがないだろっていう、いかにもわざとらしいアンバランスな絵作り。
この島では、衣服を直すためのミシンは、男を誘惑する娼婦の家にしかな>>続きを読む
無敵時代のジュリエット・ビノシュ主演。岩井俊二が参考にしてそう。
楽譜を指でなぞると音が変化する効果は、いかにもテレビドラマっぽい演出で笑ってしまう。オリビエが気持ち悪いのはご愛嬌。
テーマごとに>>続きを読む
前半、召使いの女性が訪問者の股間に注目してしまうところからの→ダッシュ→鏡→持ち場に戻る→やっぱり股間見ちゃう→ダッシュ→ガス吸って自殺未遂→男が助ける→スカート捲り上げる、、、までの流れがほんといい>>続きを読む
レイダースに及ばないかな、、と。あのバカさが良かったのに。全方位に配慮しながら一歩つまらなくなってしまった感じ。躊躇なく人を殺す考古学者がまた見たかった。トロッコアクションとワニぐるぐるは良かった。
かなり実験色強い映画。昼顔の最後みたいな感じが延々と続く、、そんな悪夢のようなコメディ。(どこからどこまでが夢なんだろ)
夢の中でだれかが見ていた夢をみた・・・というところが面白かった。差別主義の自>>続きを読む
素晴らしい映画音楽が全部もってく第一作目。黄金のおみこしにしか見えない。
これにしてもジュラシックパークにしても、映画ができたことで考古学や古生物学に光を当たったことは確かなので、スピルバーグの功績>>続きを読む
男は何かを見たかもしれないが、見ていないのかもしれない。
女が執拗に写真を求めたのは不倫がバレないようにするためだったのかもしれないし、引き伸ばしすぎたモノクロ写真は死体に見えないし、ライブ会場で放り>>続きを読む
楽しい映画。食とか匂いとか食感とか、短編を連ねることで全てを刺激する試みがありました。思ったよりも一般寄りではないというか、自由な表現が許されていた時代のようで素晴らしい。卵の黄身ラリーが無駄にエロく>>続きを読む
素晴らしかった。4時間ずっと緊張感がある。大人(親)の世界と子供の世界が同時進行で描かれていて、それぞれ影響し合い同時進行していく様が描かれていた。小四が懐中電灯を置くところは、子供の考え方に一区切り>>続きを読む
ドラマというより映画かな。ギリ映画かなというライン。誰が主人公かわからないかたちで、群像劇として構成されていたのがよかった。ポアロが出てこないのが好印象。雰囲気とかカメラの構図とかがすごくヌーヴェルヴ>>続きを読む
社会的恐怖に対する全体感を見せている作品のように思う。
風でハーフの女の子の写真がふわっと動いて、像のかたちがあやふやになる様子とか、電話をかけるときに風が吹いて電話帳が次のページに捲れそうなのを戻す>>続きを読む
いいね。バカで。
戦争なんか馬鹿なもんだからこれでいい。
なんかもうすごい!
溝口すごい!ってなった。
溝口37歳の映画だそうです。
(脚本家の依田さんは26歳くらい)
おもちゃが悪い話を持ちかけるときに一回だけ映った暗闇の鴨川とか。
終盤の格子戸の外か>>続きを読む
性と神話のイメージ。耳が聞こえない少年は常に何かの中間の存在で、娘と親とのあいだに住んでいたり、人と自然の岩や木々や動物たちとのあいだで揺らいでいたりする。癇癪持ちは親子おなじで、草刈機が動かなくなっ>>続きを読む
不良ほど無垢な魂を持ち得るという描かれ方は万国共通ですね。
毒か何かを飲んだ男は一度死んで、ムシェットが聖歌を歌い物語は終ったのだと思う。その後は男がもし生きていたら…のif世界が描かれているのかも>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
1/22
第一話視聴
見る側がどちらの味方でもない冷めた視点に立てるのがベルイマンの良さ。結婚10周年。
1/29 第二話
分かり合っているように見せているがそれは表面的で分かり合えない夫婦。友達夫>>続きを読む