zazaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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メリー・ゴー・ラウンド(1981年製作の映画)

4.2

マリー・シュナイダーが、強く幻想的でよかった。今回は、数字を思い出そうとすることでリヴェットの世界に入っていく。
リヴェットの世界では何が起きても不思議ではないけれど、犯罪の描写がわりとはっきりと描か
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

4.5

チェスの天才少年!すごくかわいらしいけどけなげで賢い。
わりのはじめの方の場面で、公園にあるチェス盤に、チェスの駒と雨が叩きつけるように降るカメラワークが、すごく印象的で素晴らしい!
とても清々しい映
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灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

4.3

その時代を知らないのに、戦後の夜明け前のようなそんな雰囲気を身に染みて感じる。
俳優さん、ポーランドではすごい有名で人気になったようだけれど、確かに、俳優さんがとてつもなくかっこいい!

奇跡の海(1996年製作の映画)

4.8

ラース・フォン・トリアーの作品の中で一番好き。悪趣味だけれど、自己犠牲を体現するヒロインを演じるエミリー・ワトソンが素晴らしい。
炭鉱だったかの町の灰色の景色やサントラが、鬱屈とした雰囲気を決定的にす
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ショート・カッツ(1993年製作の映画)

4.6

ロサンゼルスの気だるい感じと、後味悪い感じが何か心地よくなってしまう。
エンディングの曲がパンチあり、引き締まる記憶。

フェリーニのローマ(1972年製作の映画)

4.8

あくまでもローマが主役。道化師もだけどドキュメンタリーっぽくしてるところもあり。
なんかきれいな俳優さんが出ていて、フェリーニとしては意外な感じ。
キリスト教のファッションショーが印象的。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.6

ホテルやお菓子や役者さん、全部ウェス・アンダーソンの好きなものばかりなんだろうなと、色々素敵。
ノスタルジック。

北の橋(1981年製作の映画)

4.3

ピエール・クレマンティも出てるし、リヴェットだし、と思い、観た。
パリといっても、工事現場とか大道からは離れたところを映していて、怪しい雰囲気でよい。
本当にいつも子供の頃の遊びの感覚を忘れてないよう
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祇園の姉妹(1936年製作の映画)

4.4

山田五十鈴、すごい女優さんだな、と思うし、なんとなく、なぜかスカーレット・ヨハンソンを思わせる。
作品の完成度高かった記憶あり。

デュエル(1976年製作の映画)

4.5

ビュル・オジェとジュリエット・ベルトの、太陽と月の戦い。本当に小さい子供のごっこ遊びのような設定だけど、大人っぽくして犯罪も織り交ぜ描く。リヴェットは、いつも子供の頃の空想を忘れず自由自在に作品にして>>続きを読む

キャロル(2015年製作の映画)

3.7

映像やファッションにまず気持ちが集中する。
ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラは2人とも魅力的でお互いにひかれ合うのは分かるけれど、でももう気持ちもう少しケイト・ブランシェットの魅力がプラスされ
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ボイス・オブ・ムーン(1990年製作の映画)

4.3

ロベルト・ベニーニとフェリーニの組み合わせはなんか意外だったけど、フェリーニのトーンが崩れることなく展開される。

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

4.8

自分の住む町にも、色々な人がいたけれど、そういう思い出を、フェリーニみたいに撮ることができたら良いのに!と、その才能に、心底感動する。
どんな些細な思い出も、本当に魔法のような瞬間に描いていく。沸き上
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8 1/2(1963年製作の映画)

4.6

マストロヤンニ、ニーノ・ロータのサーカスっぽいテーマ曲、現実と記憶。サラギーナのような子供達の間で話題だった町の人って、誰の記憶にもあるのだろうけれど、フェリーニの手にかかると、どんな人も映画的に仕上>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.1

カット版を観たので、迫力が足りなくて観たとは言えないレベルだと思うけれど、それでも、2人のキャラクターは、とても丁寧に描かれていて、気持ちの動き、ぶつかり合い、拒絶が理解できる。フランスの人らしいファ>>続きを読む

ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

4.0

曲が美しい。映像も、光の加減がきれいで、厳しい話だけれど、2人やその回りの家族の優しさも、映像から感じ取れる。

エル ELLE(2016年製作の映画)

4.0

とっても変な映画のはずなのに、イザベル・ユペールの演技で、全ての言動に納得してしまう。

天国の口、終りの楽園。(2001年製作の映画)

4.3

ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナの組み合わせがすごく合っていて、この年齢ならではのリアルな勢いがよく表現されていて、さらにラテンの国なので濃い。マリエル・ベルドゥも加わると、より物語が立体的>>続きを読む

グリーン・デスティニー(2000年製作の映画)

4.0

主題歌が好き。武侠映画というだけでなく、それぞれの役柄の背景がしっかり描かれてるから、多面的に楽しめる。
豪華キャストだった。また、こういう勢いのある中国語圏の映画が増えてほしい。

去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

4.6

時々無性に観たくなる。雰囲気を堪能する映画。なんとなく意味ありげなムード。記憶を奥底からたどっていく。どこかで見たのだろうな、という景色。

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.1

モノクロなのに軽やかに、ニューヨークという挑戦の街を舞台に物語を描いている。アダム・ドライバーが出てる!とは思ったけど、後からグレイス・ガマーも出ていたと知った!
フランシス・ハの意味が分かったとき、
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.5

メルヴィル・プボーもスザンヌ・クレマンもかっこいい!
カナダって感じで、ヨーロッパともアメリカとも違う土地の繊細な風景と共に、2人の関係もくるくる変わる。どこの映画とも違う葉の舞う様の描き方、色合いに
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内なる傷痕(1970年製作の映画)

3.4

ピエール・クレマンティが出演してるから観た。なんとなく知ってたけど、やっぱり変わった役だった。
ニコは、初めて観た。エキセントリックな人。フィリップ・ガレルは
この時代の大注目の人だったはず。
人の心
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ニンフォマニアック Vol.2(2013年製作の映画)

4.0

ミア・ゴス魅力的。シャイア・ラブーフ雰囲気掴んでる。
私的には意外な人達が意外な形で出演してた。
エンディングに無性に納得。ラース・フォン・トリアーは、エンディングありきで作ってるのかな、と思った。

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

QUEENあまり知らなかったけど、観たら、なんだかすごくて3度映画館で観てしまった。
ラミ・マレックのことも、ドラマに出てたかな程度だったけど、魂で演じてるというか、演技ではないよね。改めてミスターロ
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フェリーニの道化師(1970年製作の映画)

4.7

私は道化師やサーカスが好き。私よりはるかにこれらを好きなフェリーニが作ったなら、こんな素敵なことはない。
哀愁、ペテンな雰囲気、非現実感。
ドキュメンタリーっぽくも作られてた気がする。

夏物語(1996年製作の映画)

4.1

軽く観られて心地よい。メルヴィル・プボーは、「わたしはロランス」の方を先に観ていたので、順番間違えた。でも、どんな役もできるのね。普通なら嫌なタイプの役を、魅力的に演じていて、映画のクオリティが維持さ>>続きを読む

山猫(1963年製作の映画)

4.5

重厚。この時代の俳優さん達は存在感すごい。舞踏会の場面は見せ場なんだろうな。
ヴィスコンティの眼にかなったものだけが映ってる贅沢な映画。
ピエール・クレマンティが昼顔より若い。ヴィスコンティも気に入っ
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花様年華(2000年製作の映画)

4.9

欲望の翼が2046と繋がってるとどこかで読んだような。花様年華とも。
時代の雰囲気とか、もちろんチャイナドレスとか素敵。

ベニスに死す(1971年製作の映画)

5.0

映画全てが芸術品。貴族の家柄のヴィスコンティにしか作れない。
イタリアって、やはり、コロッセオがあったり、ダヴィンチが生まれてくるだけある。
卑しい辻音楽師達と芸術との対比に圧倒される。

吸血鬼(1967年製作の映画)

4.1

初めて観た外国映画かもしれないし、初めて映画監督という職業を知った映画。
かつ、初めて観た吸血鬼ものだったから、吸血鬼=コメディーだと思っていた。後にコッポラのドラキュラ観てシリアス過ぎてびっくりした
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

5.0

好きな人いっぱいいるんだろうな。タランティーノ映画の中で一番好き!どの場面も最高!
一回目に観たときは、ブルース・ウィリスと覆面の男の場面が嫌だったけど、二回目家で観たら、すごくアクセントになっていて
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ブリキの太鼓 ディレクターズカット版(1979年製作の映画)

4.1

記憶では、素晴らしかった。原作はもっと凄いのかもしれない。
いつまでも小さな男の子とか、女の子とか、何か風刺的な役割なんだろうな。
男の子のお母さんが赤い服を着ていた記憶があって、そのどす黒い赤色が、
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.0

自分自身昼間会った人が姿を変えて夢に出てくることがあるので、配管工とか?だったデ・ニーロが夢の中でヒーローになって出てくる設定が、すごくよくわかる。そうやって、現実と夢が交わっていくのかな、と、自分の>>続きを読む

ラビリンス/魔王の迷宮(1986年製作の映画)

4.1

かなり贅沢な映画だと思う。ジェニファー・コネリーとデヴィッド・ボウイだなんて。ジェニファー・コネリーの、裾が広がったブラウスとジーンズが、今の世界のお姫様のコスチュームって感じ。
デヴィッド・ボウイは
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ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

4.5

久しぶりに観たいです。アトレーユが好きだった!
バスチアンの学校とか、現実の町並み、本屋さんとかもなんか好きです。
原作も読んだ。
80年代の映画って、やっぱり今とは違ってファンタジー感が強くて安心し
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