zazaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974年製作の映画)

4.9

物凄くファンが多い映画なんだな、と、ジャック・リヴェット映画祭開催で感じました。タロットしてる図書館司書とマジシャンの組み合わせ、逆さリンゴ通り。全てに魅了される。疲れたときには観られないけど、元気な>>続きを読む

世にも怪奇な物語(1967年製作の映画)

4.8

やっぱり、フェリーニ編が好き。テレンス・スタンプの神経磨り減って、感性研ぎ澄まされてる感じの役が、いい。
空港でイタリア語のアナウンスが流れる瞬間から、魔術にかけられていくような、フェリーニらしい!

ピーター・グリーナウェイの枕草子(1996年製作の映画)

4.8

私の手の届かない日本。時空を越えた日本。というかアジアのどこかというか。グリーナウェイの感じる日本。
目や耳全てで、枕草子を味わうことが出来る。吉田日出子さんの読みによって、こんなにも枕草子って味わい
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ブロンド(2022年製作の映画)

3.0

今、キラキラしたハリウッドスターがあまりいないだけに、アナ・デ・アルマスがすごく推されるのかな、と思うけれど、この役を演じたことが今後キャリアにどんな風に影響するかどうか、ちょっと想像できない。

ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.8

すべて夢の中のような、列車自体が白昼夢のような。夢と現実の境目が消えていく映画が好き。
旅行カバンなどの小物も大好きだし、ウェス・アンダーソンの描く、ベッタリしてない独立心のあるなんとも言えない母親像
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パリでかくれんぼ(1995年製作の映画)

4.5

3人の女優さん+アンナ・カリーナ!
素敵な女優さんとミステリアスな描写で、自由自在に物語を紡いでいくジャック・リヴェット。計算なんて全くしていないようでいて、完成度が高く、どうしたらこういう映画を作れ
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ローサは密告された(2016年製作の映画)

3.5

マニラの現実を感じる映画。出演する俳優さん達も、スパニッシュ系やアジアの血が濃いタイプや、色々で、現地感がある。実際に踏みいることができない、どうしようもない社会情勢を疑似体験しているかのよう。一瞬、>>続きを読む

スウィート ヒアアフター(1997年製作の映画)

3.8

カナダの雪の街の中、事故や事故に関係する家族や、弁護士の家庭の内面を描く、という、映画の主題にはあまり興味が湧かないないのに、カナダの景色や空気の冷たさ、サラ・ポーリーの透明な歌声が好きで観てしまう。>>続きを読む

秋のソナタ(1978年製作の映画)

4.2

何回か観ている。偉大な母とその娘の関係を、ガラスの破片のように気を遣いながら観入ってしまう。同じショパンのノクターンを、母が弾くのと娘が弾くのでは、全く違う曲のようで、娘が弾く場面に緊張感が走る。
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ジプシーのとき(1989年製作の映画)

4.6

ベルハンが魅力的で、内気な少年から狂気をはらんでいくのが辛いけど目が離せない。魔法のような世界観で、ジプシーにしかわからないのだろうな、と思わせる。
音楽と監督の感性がぴったり合うとき、素晴らしい映画
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昼顔(1967年製作の映画)

4.0

カトリーヌ・ドヌーブのファッションとか、細かいところも素敵だけれど、この映画に惹かれた理由は、ピエール・クレマンティの存在!怪しいし、気持ち悪いのに美しい歪な感じが、映画の雰囲気を引き立てている。こう>>続きを読む

彼女たちの舞台(1988年製作の映画)

4.2

イネス・デ・メディロスが、マリア・デ・メディロスと姉妹なんですね!内容とは関係ないけど嬉しい。
女優さん達が、それぞれに素敵で、部屋や道でのなんでもない仕草や雰囲気に惹かれてしまう。ミステリアスで事件
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ペレ(1987年製作の映画)

5.0

とにかく大好きな映画。セリフがあまりないのに、目や全身で演技するペレが素晴らしいし、マックス・フォン・シドーとの相性もぴったり。事件の数々が、他の国にはないような北欧ならではの物語展開や表現で描かれて>>続きを読む