アン・リーは、どこの地域の映画を作っても、地方色というか土地の雰囲気や時代の雰囲気を表現するのが上手。
生き続けていく方が、消えるよりも実は辛いのかもしれない、と思わせる作品。
怖い、グロテスク、アジアにはいないようなどこの国とも言えない妖精たち。そういった妖精たちの世界に足を踏み入れながらも、マリエル・ベルドゥ演じる家政婦が一番少女を守ってくれている。エンディングは、自分自>>続きを読む
冒頭のシーンと、ルームメイトの女の子達歌うカラフルな場面と曲の高まりが好き!前半に好きな場面が寄ってしまったかも。でも、エマ・ストーンは好感が持て、真摯に素直な癖のない演技で、アカデミー賞獲ったのは納>>続きを読む
ロシュフォール行ってみたい。カフェ?レストランの佇まいが素敵✨曲のテンポが爽やか。それぞれの出発がハッピーでいいな。
続編の本も何度も何度も読んで、カンザスでのかなりシリアスなドロシー、再びオズに戻ってからの死の砂漠やお城の調度品など、映像として観られることが、とっても嬉しかった記憶。
普段植物や自然にそこまで興味がいかない私でも、あまりに花園が美しく、音楽も素敵で、天国にいるような気分。ただただ日本にはない美しさを堪能。
2人とも素敵。爽やかというか、夏草のような感じ。色んな魔法のような要素が詰まっていて、ヨーロッパだから、さらに気持ちも盛り上がる。制限された時間の中で距離が縮まる感覚もよい。
太陽がいっぱいより、こちらの方が印象に残ってしまっている。ジュード・ロウが凄まじく美しく、その対比としてマット・デイモンが憐れで卑しい感じで、観ていられない気持ちにさせられるほど、やはりうまい。
音楽がとても耳に残って作品の波長に合っている。マイケル・ケインの、演技っぽくない感じ、そこに本当に存在した人のような物腰が凄く印象的で、寂しさもダイレクトに伝わる。
出会いの鮮烈さ、眩しさから、幻滅。人の心や関係の変化を克明に映し出していて、感情移入してしまう。
戻れないという悲しさ、でも、正直に生きているからこそ、変わっていくのだろうね。
ロメール四季の物語制覇!シェイクスピアが下敷きになって、よみがえりの奇跡と喜びが盛り上がる。本能を信じて生きていれば正しい方向に進める、それは道徳心とは別として。おとぎ話のようだけど、結構感動したし感>>続きを読む
ベルイマン大好きなので、ベルイマンテイストをそっくり真似て(と言っては失礼かもだけれど)作られたこの作品も、やはり好き。白、クリーム色の雰囲気。
思った以上に心に残り続ける作品。アラビア文字の成り立ちをちょっと教えてもらったとき、この映画の言語と似てる!と感じた。
未来も未来の感情も見渡せて、こんな壮大な使命があるからそれでも生きていけるのかな>>続きを読む
懐かしい。オムニバス作品。この頃のウィノナ・ライダーは、いい作品出ているし、ジーナ・ローランズと共演だなんて無敵。ロベルト・ベニーニのうるさい運転手も、味がある。夜の片隅での出来事。トム・ウェイツの曲>>続きを読む
とにかく、ロッシ・デ・パルマ!スペインの色合い!エキセントリックだけど、おしゃれ!ライブ・フレッシュ以前のアルモドバル作品の代表的な感じ。
タンゴのシーンに尽きるかな!これが描きたかったのかな、というゾクゾク感。
ピエール・クレマンティは、やっぱりすごくトラウマティックな役柄。
ピエール・クレマンティ目当て。内気だけど、気がついたらまずいことになってるみたいな、そんな映画。ピエール・クレマンティだから出演する気になったのか、ベルトルッチだから出たのか。でも、この時代の前衛的な>>続きを読む
家の主の女性と女中の関係、メキシコの激動の時を描く。夫婦関係の苦しさ何もかもが、家の車庫のような玄関のような場所を背景とし始まり終わり繰り返されていく。狂おしさがつきまといつつも、どこかあっさりしてる>>続きを読む
ワインのように熟成した大人の話だけれど、子供っぽさもある主人公。
少しハラハラしてしまうけれど、優しい作品。
フランスの人は、何を着てもおしゃれに見えるのはなぜだろう。
旅をする中で豪華なホテルに泊まる日もあれば、安宿に泊まることも、というのが素敵。インドをさまよって、夜のささやき声のような雰囲気で、穏やかな映画。
スター・ウォーズの世界に、ディエゴ・ルナが入った!ということで観た。終始シリアスな雰囲気で演じていて、よい。
ニューヨークに行った時の雰囲気!時々バスや地下鉄で1人笑ったりしてる人っていて、すぐに通りすぎると忘れてしまうけれども、そういう人の生活を覗くと、色々なドラマがあるのかも、と思えてくる。そして、ホアキ>>続きを読む
ナインは、ほぼフェリーニの8 1/2とは別物なのね。別と思って観ると、それぞれキャラクターが生き生きしていて、曲やダンスがいい!シネマ・イタリアーノかっこいい!!
ブラッド・ピットは、だるだるな感じだけど底知れぬ何かがあるんだろうな、っていう役を、さらりと演じてて、さすが!映画全体のテンポがのんびりで、ちょっと辛いけど、この時代を表してるのかな。意外な展開で、ま>>続きを読む
2人の演技対決的な、イギリス俳優の底力を見せつけられたような作品。2人ともお屋敷の主人に忠実に仕え、慎ましく生きていながら、胸の奥に情熱を秘めている。大人の厚みのある作品。
フライ・フィッシングって、川に映える。川の美しさが凄く印象に残っている。ブラッド・ピットが目を追わずにはいられない役柄をそのままの素材で演じている、と思ってたけど、演技の才能があってこそ、そう映ったの>>続きを読む
完成された世界感。音楽も美しい。幸せな日々から悲しみを経て人が成熟していく様子は、ミュージカル仕立てだから流れるようで素晴らしい。
字幕ないのしかなくて、雰囲気だけ観た。ここでは、ピエール・クレマンティも初々しい。カトリーヌ・ドヌーブの方がお姉さんな感じ。平和な映画。
あまりマーベル系というかアクション系というか、こういうのは観ないけれど、新しいヒーローって感じ!チャドウィック・ボーズマン、繊細さもあってよかったな。
煌びやかな集団が砂漠に現れるのと、ABBAの曲。ガイ・ピアーズの憎めないけど意地悪っぽい生意気な感じが好き!
ジェシカ・タンディが素晴らしい。モーガン・フリーマンも。南部の雰囲気。丁寧に作られた映画。
主だった5人の背景が5人それぞれで、でもYAGPにかける思いは同じ方向!ローザンヌとはまた違って、YAGPだと、エンターテイメント性やスター性がより鮮明で、だからドキュメンタリーとしてバレエファン以外>>続きを読む
陳腐な言葉だけど、おしゃれでかっこいい人たち。森の中での歌、自由奔放でコケティッシュ。
冒頭から、スピリチュアルな感覚があってレトロなものが好きな女の子が主人公として現れるのが、いい。独特な感性は、ロンドンにはなかなか釣り合わず…でも、昔の方が今とは違う刺激を持つ街だったのね。アーニャ・>>続きを読む
ローマ法王を選ぶ儀式的なものに、様式美を感じた。2人の信頼関係が、他の俳優だったら変な感じになるであろうところが、とっても微笑ましく可愛らしい。
何回か観ている。フェリーニ映画の集大成的な作品。アニタ・エクバーグ、マストロヤンニが哀愁を誘う。どの作品も何かしら郷愁を感じさせるのがフェリーニだ!と思う。