マッツ・ミケルセン、こういう役もリアルにこなすのか!ひたすらかわいそう、酷い、と普通に感情移入。いつどこから誰にどういう感情を持たれているか分からない。
魔術師という題名に惹かれた。ベルイマン作品の中では、ハッピーエンドな映画。マックス・フォン・シドー、まだ若い。
なぜこんなにピアソラのタンゴが合うのだろう。そして、フラミンゴの群れ。
ラ・ジュテも、この後観た。
ジャンヌ・モロー、ミシェル・セロー。役者もそうだし、作品の内容からも、大人というか年齢を経ての迫力は、誰も勝つことができないと感じた。
はじめて心底怖い…と思った映画かも。この時代の南部、女性の恐ろしさ、静かな強さ。寄宿舎の中にさまざまな人間の感情が押し込められている。エル・ファニングの役は、その中でも感情を露にするけれど、押し殺した>>続きを読む
ジプシーのときに並び好きな作品。ダヴォール・ドゥイモヴィッチが、ここから出始めてるのかな。大人な感覚。パパは出張中の意味が哀愁を誘う。
ゴラン・ヴレゴヴィッチ音楽は、クストリッツァ作品にぴったり合っていて、音楽と映画が合致する作品は、やはりすさまじい完成度。バルカン半島の凄絶な歴史が、おとぎ話のようにうねるように描かれる。低予算ぽく見>>続きを読む
ギャスパー・ウリエルの感情を表に出さないけれども悲しみに覆われた演技が辛い。グザヴィエ・ドラン作品の母親はいつも毒気がある。
ギャスパー・ウリエル素敵な俳優さんだった…!
キャストが凄い!遺伝子で全てが決まる世界。懐かしく感じる近未来。イーサン・ホークが、夢を追い追いつき追い詰められる遺伝子操作されていない人物を演じている。自分も、夢・憧れを掴もうと一生懸命手を伸ばして>>続きを読む
ジャック・リヴェット映画祭の中で、一番ずしんとした気持ちになった作品。憎悪、復讐心に満ちていて、深刻。まだ、観られていない作品もあるので、リヴェットを理解しきれていないけれど、かなりシリアスな撮り方す>>続きを読む
こういう、芸術的で豊かな家柄の人って、いるのだろうな。そして、完璧な2人の組み合わせ。でも、それは長くは続かず、苦悩もあるけれど、全てが人生の糧になるんだろうな。撮影監督は、ブンミおじさんの森と同じだ>>続きを読む
規則正しく生活するヒロインの人生が、まさかドラマチックになるとは。物語が進むにつれ、静かに生き生きとしていく。
ドイツの戦争の爪痕やピナ・バウシュのような舞踊団、アーミッシュ。ノスタルジックというのか。そんな中で計り知れない奇妙な結び付きを魂は覚えているのかと、B級ホラーリメイクと思えない感動を覚える。こういう>>続きを読む
題名のシテール島とは?とか、話全体理解できていないけれど、ムードというか、何かひかれる映画。
こんな世界に迷い込んだら、本当に悪夢でしかないのに、引き込まれ自分もこの中で生きたい、と、思ってしまうなんとも言えない幻惑的なムード。デヴィッド・リンチは明確な悪夢のイメージを持ち続けてるなぁ、と、な>>続きを読む
カンヌでジャン・デュジャルダンが受賞し、斬新で、オスカーシーズンにかけ凄く勢いに乗って、「映画」というもの自体が見直されたような1年になった気がする。ジャン・デュジャルダンの笑い方は無声映画時代の俳優>>続きを読む
すごくレトロな感じ。ピエール・クレマンティが出ているから観た。ビュル・オジェも出ている!歌はハチャメチャ、ファッションも作品作りも自由にやってたんだろうな、と感じる。
戦争の影がありつつも、室内でのやり取りは、チェーホフなどのロシア文学的な香り。オレグ・メンシコフは、舞台的な演技で、ロシア文学的雰囲気にぴったり合うと感じた。ロシアを代表する俳優さん!という感じですご>>続きを読む
主人公の男の人がどうにも…だったけれど、ピナ・バウシュのカフェ・ミュラーを観れたり、カエターノ・ヴェローゾを知ることが出来たり、アルモドヴァルのセンスに触発された。
70年代、ニューヨーク、すごくその場に行きたい雰囲気。家族の関係の移り変わりはどうしようもないこと。フレンチトーストを作りたくなる!
おしゃれ。微妙な三人の関係。グザヴィエ・ドランは演技もセンスある。ニールスをギリシャ彫刻のように撮らえて、2人が憧れるのもうなずける。
ブリー・ラーソンとジェイコブ・トレンブレイはすごく合ってる。かわいすぎるし上手い。脱出後の世界の見え方、その後の心境を描くところが丁寧。
主人公の女の人の表情、動きなど東洋的ベトナム的。水分量の多いしっとりした感じの映画。
一回目は雰囲気がとにかく好きで、二回目は老いと若さの対比にも目がいった。マックス・フォン・シドー繋がりで、ペレもそうだけれど、北欧映画ってなぜ一人の人間の年月の経過を魅せるのが独特なのだろう。
超大作。ベルイマンかなり後の作品にもかかわらず、力がこもっている。魔術的な場面、神、畏れを抱く何らかの存在がほのめかされる感じ、そういうベルイマンにしか、北欧でしか表現できないような雰囲気が大好き。
ティモシー・シャラメが歌ったり、セレーナ・ゴメスも出て今のアメリカの子っぽい服がかわいいし、ディエゴ、ジュード・ロウ、エル・ファニングとキャスティングが絶妙。…ウディ・アレン、映画自体は、他の監督にな>>続きを読む
ストーリーだけでは観なかっただろうけれど、フランシス・マクドーマンドだから絶対!と思って観た。悲しみを抑えた自立心のある人物表現が素晴らしく、アメリカ人ならでは。俳優陣の演技を堪能。
軽やかな気持ちで観られる映画。父親の若い恋人、恋人に嫉妬や憎悪を募らせる娘、哲学を教える女性。父親に魅力を感じないけれど、フランスは見た目ではなく、感性、知識、会話、そういったものが魅力として測られる>>続きを読む
記憶や思考が藻のように生えてくる。そこからさらに増殖する。
永遠に本当の世界にたどり着けないような気の遠くなる物語。
初めの方の高速道路の場面は、東京と聞いたような。
結構豪華な出演者達。ピアソラの曲や滝、チャン・チェンが希望的な役割を果たしていた。
一応原作であるブエノスアイレス事件とは、登場人物は全く違うけれど、暴力的な愛というか、そのエッセンスはある。
とんでもなく凄い。老いや死に寄り添うようでいて、嫌悪感も漂う。人というものは凄まじく、また肉親や家族の関係も、美しいものなのか醜いものなのか紙一重。
人は、死んでも神に触れることはできるのかどうか、計>>続きを読む
脚本がない、即興的な映画と聞いて、賞もかなり獲得していて、ということで、興味を持った。
確か、服もキャラクターに合ったもので、ぜんぶリアルな作りだったと思う。
黒人の女優さんの黒い服が、どれもおしゃれ>>続きを読む
この世ではない世界のささやき声が聞こえて来るようななんともいえない雰囲気。タイなんだなぁ、としみじみ思う。
空想にゆだねて作っているように見えて、モンタージュ写真のような場面、カラオケボックス?のよう>>続きを読む
6人くらいに登場人物は絞られているけれど、一人芝居のように感じるのは、バートンの心象風景で成り立った世界だからか。本当は挨拶程度の関係かもしれない登場人物が、バートンの頭の中でどんどん意味を持ちキャラ>>続きを読む
冒頭からその場に自分もいるような臨場感と緊張感があり、三つの話が進行していくリズムがいい。でも結局は俳優さん達のセレクトが好き!
トム・グリン・カーニーの勇敢で真っ直ぐな役が好きだし、トム・ハーディは>>続きを読む