Zhenjiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Zhenji

Zhenji

映画(869)
ドラマ(2)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.0

見た目の割にウブな彼にキュン死。
最後の似顔絵とクソッタレに悶絶。

監督二作目にしてこれはかなり有望ですな。

ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.5

画が強い。
そしてシャーロット・ランプリングはいつ見てもカッコいい。

エゴイスト(2023年製作の映画)

3.8

擬似家族からほんとの家族になれた最終カットの美しいこと。鈴木亮平さん、まゆを整えてるシーンがものすごくキレイ。虎狼の血との振り幅よ。

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.5

ドミニクが劇中でいみじくも言ったように、絶交なんてまさに「子供のケンカ」なんだけど、主人公のコルムへの執着がだんだん狂気じみてきて怖い。

ロケーションの妙もあってなんとものどかに見える島の話かと思い
>>続きを読む

母の聖戦/市民(2021年製作の映画)

3.3

主婦が軍隊とサシで密約って!

ってかメキシコの映画って最近こんなんばっかりしか見てないから国に対して怖いイメージで凝り固まってる。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.3

アメリカのレストラン業界の闇を物語の背景に使うのってわりと多い印象。日本より食に関する批評・批評家が業界の一大勢力になってるんだろうね。

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

ボクシングに関しては安藤サクラもよかったけど、岸井ゆきのの方が数段上。すごい身体能力。プラス言葉を発せない演技上のハンデを難なくカバーできる繊細な表現力もあって同年代の役者さんの中でもトップ級じゃない>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

4.0

エクスマキナの時も思ったけど、自然の有機的な不気味さと人間の無機質な不気味さの演出にすごく長けてる。

夫の左手が串刺しになったり、上から落ちてくるとこなんか、アンチクライストっぽい。

家父長制的価
>>続きを読む

泣いたり笑ったり(2019年製作の映画)

2.1

トニにぜんぜん共感できず。カルロがほれた理由がわからん。

あのこと(2021年製作の映画)

3.6

ルーマニアの「4ヶ月」とテーマは同じだけど、あちらは友情にフォーカスがあって、こっちは一人きりの戦い。フランス人のこういう時の割り切り方が清々しいほど。国民性かねー。

あと女優さんの演技がすご。

奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.0

イエローサブマリンのくだりである人の行動が、白頭山大噴火と同じ!と思って涙がバーって出たのに、まさかの結末。泣いて損した。でもこれはこれでよし。

ある男(2022年製作の映画)

3.4

好きな役者さんがいっぱい出演しててさすがの演技。悠人役の子もよかった。

最初のバーの絵画がすべてを物語ってるのが後からわかってすごい。

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.2

フランス側の話者がわりときれいな英語を話す中で、ひとりイザベル・ユペールがフランス語訛りの強い英語のキャラ演じててよい。さすが。役作り込んでる。

レスリー・マンヴィルも安定のうまさ。

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

マトリックスみたいな設定を舞台にした、愛情とは名ばかりの無能なのに独占欲だけは強いしょーもない男が見た夢、って感じでしょうか。

オフビートな青春甘酸っぱ系の前作ブックスマートもよかったけど、これだけ
>>続きを読む

君だけが知らない(2021年製作の映画)

4.1

後半、怒涛のネタ明かし。

前半、ある写真を見て「これ、逆じゃない?」というセリフで、何かウラがありそうだと思ったけど、まさか泣かされるとは。

作品では明示的ではなかったけど、あの2人はソウルメイト
>>続きを読む

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.0

しっとりと家族の再生を描いた作品。あまりにもゆっくり流れる時間に体がスリープモードに入ってしまった。10分くらいかな、おそらく重要な場面を見過ごしたようで目醒めた直後は混乱したものの、ある程度リカバリ>>続きを読む

やまぶき(2022年製作の映画)

2.9

群像劇ながら狭いコミュニティゆえの重なり合いとか、世代、国籍、職業が豊かに絡み合ってうまいなーと思いながらも、政治的なメッセージの強さが際立ちすぎ。

政治色をだしてもよいけど、この強度で主張するなら
>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.2

同じ場面を少しづつずらして見せるなど絵面的に飽きがこないような工夫があってよい。役者さんもみんなよかった。ただ映画館よりサブスクで漫画のとこじっくり読みながら見るのが正解な気がする。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.6

広く言えば誘拐モノ。それを寓話的に語ってるんだが、アダが半身半獣なのは夫婦の願望が投影したものとだどしても、あのアダの実父(?)は夫婦にとって敵なので100%獣の姿の方が整合性が取れると思うのだが。銃>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

3.2

バーフバリのときも感じけたけと、一大叙情詩を観たようなコッテリとした味わい。でも以前より愛国心を煽る直接的な表現がかなり多い印象。

あと、幼きラーマが父親に対して行った最後の行為を感動的に描くのは倫
>>続きを読む

(2022年製作の映画)

2.7

原作未読。

なんか中途半端。さわ子を中心としたエロに振り切ってしまえばよかったのに。なぜに父親とのエピソードいれるかね。さわ子の成長はエロでも描けたでしょ。

それに妹のセックスシーンいる?すごいノ
>>続きを読む

3つの鍵(2021年製作の映画)

4.2

それぞれの物語が独立したテーマ性を持っているのに、まるでひとつの物語のように感じられる。作品として贅沢だし満足度が高い。

裁判官の話はスポイルされた母(女)と息子の成長譚。夫、父との精神的、物理的死
>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.0

大切な人との別れとそれに伴う後悔といった普遍的なテーマを新しい手法で見せてくれたなぁと改めてこの監督の独創性を感じる。

ただ個人的にはjuevnile的な要素はファンタジー性を強化してしまうのでそれ
>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


こちらあみ子と重なるとこ多い。

本作のほうが明るいタッチだが、全体に通底しているのがミー坊の生きづらさ。それは作品鑑賞後に振り返って思い返す最初のシーケンスのミー坊の表情に現れている。それ以降繰り
>>続きを読む

人質 韓国トップスター誘拐事件(2021年製作の映画)

3.0

バイオレンスとかカーアクションとかさすがのクオリティだけど、アジト脱出から少し勢いが止まったかと思ったらそこからの展開が細かくしかも過剰。ハラハラドキを作るためのこじつけが多くてお腹いっぱいです。>>続きを読む