"2046"、そこでは全てが変わらずに在り続ける。多くがそこに行ったが、帰ってきた者は1人もいない。
過去の恋を引きずるチャウ(トニーレオン)が、2046という小説を書き始め、その主人公に自らを投…
大好きな『花様年華』の続編なんですが、やはりあの人がウォン・カーウァイの世界には不釣り合いなのが気になって、ずっと違和感を抱いたままです。
でもまあ、監督の盟友トニー・レオンがスクリーンにいるだけで…
ウォン・カーウァイ監督は、「天使の涙」をリアルタイムで観て、「欲望の翼」からの作品に魅了されてきました。
この作品は、仕事の出張先で空いた時間に急遽だったので、予備知識もなく観てしまい、「『花様…
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【 それでも恋は、やめられない 】
儚き切ない、恋物語。
モテモテで難攻不落とも思える美女の心を強引に奪う。多くの美女が彼に惹かれ、彼に泣く。
彼はというと、ことごとく肝心なところで決めきれ…
2004年にカンヌで賞を取っているのですね。
ほとんど情報を入れずに見始めたので単なる恋愛映画、あるいはSF映画なのかと思っていましたが、最後にニュースが読み上げられる場面でようやく気づきました。…
このレビューはネタバレを含みます
自分の中で、妄想はいつも理想であって、だから現実がゆっくりと入り込んでくる。でも妄想の中にある現実は実態だけで中身は空っぽなのだと思う。
でも、その中に何を詰めるか、夢から覚めた後に考える時間はとて…
一見すると不埒な主人公に嫌悪を抱いたりもしたが、後半、彼が抱える孤独感や諦念を知るにいたり、人生のやりきれなさとか、どうしようもなさがあることを思い知らされた。また、その人でなければ決して埋まりよう…
>>続きを読むウォン・カーウァイ作品を観るのは3作目にして、彼の映画が好きだと言う事を確信した。粗い画面、暴力的なまでの愛、官能的なキャラクターと話、色、撮影等、今やればダサくなりかねない、少し時代を感じる画面が…
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