Yuki2Invyさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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性と愛のコリーダ(1977年製作の映画)

3.8

コレ、少なくともこの現代では皆に容易く伝わるヤツだとは決して思わないのですケドも、私自身は確実に相当に好きなヤツですね。重ねて、ロマンポルノに稀によく在るかなりシュールなヤツ…の範疇かとは思うのですケ>>続きを読む

人妻淫靡行(2022年製作の映画)

3.2

『ベロマリカ』と立て続けに観ましたが、コレも似た様なモンかもな……とは言え、確かに話に必然性は無い(=超・場当たり的)+諸々と極め付きにご都合主義(=人とか偶然に集まりすぎ)なのがかなりチープではあり>>続きを読む

悶舌人妻 ベロマリカ(2022年製作の映画)

2.0

うーん、、中々高度に支離滅裂な………サスペンスともホラーともSFとすらもつかない様な(ソレでいてしかも)ピンク映画ですが、その上にその辺の「辻褄合わせ」をラストに完璧に集約しちゃってるので、物事・登場>>続きを読む

(秘)大奥外伝 尼寺淫の門(1973年製作の映画)

3.6

先行作…というコトになれば、中島貞夫の『続・大奥㊙物語』と極めて酷似した内容だとも言える。舞台は例の櫻田御用屋敷、通称「比丘尼屋敷」であり、死んだ将軍の手付中臈がソコで狂い乱れるサマを描いてゆく…とい>>続きを読む

白石晃士の世界征服宣言(2016年製作の映画)

3.8

監督著の書籍『フェイクドキュメンタリーの教科書』のオマケDVDで、フェイクドキュメンタリの本編1本(17分)とメイキング(撮影編20分・編集編10分)という構成。どちらかとゆーと書籍で披露した監督のフ>>続きを読む

聖母観音大菩薩(1977年製作の映画)

2.5

なんとなく雰囲気だけは、ソレこそ『愛のコリーダ』にも或いは少し後の『ツィゴイネルワイゼン』にだって似てなくはないかな…て感じもするのですね。ただ、そーいった同年代の文芸的な作品と比べると、今作は悲しく>>続きを読む

封神伝奇 バトル・オブ・ゴッド(2016年製作の映画)

3.2

うーん、、思いっ切り続編待ちな感じの終わり方をしたりもするのですが、評判が悪過ぎて今作で打ち止めとなった、というコトみたいです。相当にカネも掛かっていたよーなのでコレは大誤算!といったトコロでしょう。>>続きを読む

タイム・アバンチュール 絶頂5秒前(1986年製作の映画)

3.6

ロマンポルノとしてはかなり頑張った方のアイデアだと思いますが(⇒出尽くした感も多少ありますケド)前半はポルノシーンの分量が多い一方、お話の方が若干薄目で正直微妙な気もしました(ポルノシーンは一つ一つが>>続きを読む

痴漢通勤バス(1985年製作の映画)

2.5

かなり晩期に近い時期のロマンポルノで、こーいうのは実は今まであまり観たコトが無かったのですが、もっと古い時代の作品と比べるとやはり濡れ場はより直接的で(ある種)高度ではあります(=AVと競合せざるを得>>続きを読む

犯す!(1976年製作の映画)

3.6

監督の後続作『襲う!!』を先に観ていましたが、かなり似通ったお話ながらコッチの方が(本質的には)やや分かり易い・シンプルな内容だったかな…とも思います。しかし、多分に「男性的な」視点から組み立てられた>>続きを読む

続大奥(秘)物語(1967年製作の映画)

4.0

前作とは異なってオムニバスではなく、共に十代将軍家治の寵姫(中臈)となった小川知子と桜町弘子の姉妹二人が全編の主人公を務めている。前半は前作にもある様な女たちの謀の有様が描かれるが、その放埓たる君主家>>続きを読む

大奥(秘)物語(1967年製作の映画)

3.8

映画・ドラマ問わず所謂「大奥もの」の大元となった作品とのコトで、結論から言えば(そーなっただけはある)中々の良作に思えました(そこそこヒットもしたらしくて)。時代的なコトもあり、やや俗っぽいタイトルに>>続きを読む

恋するボクとゾンビの呪い(2011年製作の映画)

2.5

偶にはミニシアターにも…と思い立ち、ちょうどアジア辺境産のゾンビ映画がやってる!と思って観に行ったのですが…

そもそも今作ってなんともう遡るコト2011年製作のフィリピン映画で、かつド初っ端に「あく
>>続きを読む

ロックダウン・ホテル 死・霊・感・染(2020年製作の映画)

1.5

近年稀に見る、とゆーか、正直ワースト・オブ・ザ・ディケイド級の超ド級駄作だと思いますね。とにかく、テーマは疎かストーリーもアイデアもコンセプトもナニひとつ「内容」とゆーのがありません(コレはも~ホラー>>続きを読む

キラー・ジーンズ(2020年製作の映画)

2.5

数多の『キラー○○』系としては意外なコトに、本作はまず決してコメディ・ホラーという感じではねーのですよね(部分的にはそーいうシーンも無くはねーですが)。むしろちょっと社会批判的なエッセンスが含まれてい>>続きを読む

変態観測 恥穴むき出し!(2015年製作の映画)

2.5

昨今のピンク映画に詳しいワケでは全然ないのですがロマンポルノはチョコチョコ観てきた身からすると、まァ~ロマンポルノでも時折こーいう(一般映画では到底在り得ないレベルの)スーパー・シュール!という作品が>>続きを読む

たわわなときめき(2020年製作の映画)

2.5

ナンですかね、撮影期間中はスタッフ・キャスト全員が毎晩朝まで飲んでました…てな如くに全編どエラく眠くてかったるいのですよね(エロだろーがナンだろーがま~テンションが上がらない)。前作で映画監督だったと>>続きを読む

たわわな気持ち/巨乳ライター 密着(秘)レポート(2019年製作の映画)

3.4

お話の方は率直に大したことないコメディ風で、主人公の同棲相手のモラハラ野郎に軽~く復讐する…とゆーのがメインの筋です。ただし、この野郎(演じてるのは監督本人)とゆーのは(コレも率直に)相当なイカレポン>>続きを読む

初恋とナポリタン(2016年製作の映画)

2.5

私は決して近年のピンク映画に精通している訳ではないのですが、ロマンポルノはある程度観てきた…て身からすると実に「薄味」だな~とゆーか、そもそも本質的にポルノである必要が(=ポルノシーンが入る必要が)全>>続きを読む

レイプ25時 暴姦(1976年製作の映画)

2.5

『暴行切り裂きジャック』に続く長谷部安春作のロマンポルノというコトで、脚本も桂千穂、かつ特に女優陣は多く引続きの出演となっていますね。で、多分にヴァイオレンスな(=今作では種々の「レイプ」に特化した)>>続きを読む

暴行切り裂きジャック(1976年製作の映画)

3.6

かなり高度にマッドな映画ですね。人数とても70分で10人余ブッ殺してますし、殺し方自体もかなり猟奇的で陰惨で……そしてその狂気を煽る演出とゆーのも率直に中々優れたモノ揃いだったかと思いました。最初のキ>>続きを読む

若妻官能クラブ 絶頂遊戯(1980年製作の映画)

2.5

正直、ロマンポルノとしてもお話には内容が無いタイプのヤツですね。つまりは、濡れ場のごく「見た目」的な部分のバリエーションとかで勝負してる方の作品で、だから(特に中盤は)ポルノシーンが(結構脈絡も無く)>>続きを読む

愛欲生活 夜よ、濡らして(1981年製作の映画)

2.5

うーん…ハードボイルドな(ある種マジメそーな)全体の雰囲気に比して、主演の男女二人のキャラが実に薄っぺらいと言いますか。男の方は最後まで単なるクズの小悪党ですし、それより何より風祭ゆきの方が…そもそも>>続きを読む

快楽昇天風呂(1979年製作の映画)

3.4

監督の作風が好く表れた肩肘張らないコメディ・ポルノだが、コメディの面はどちらかと言うとイマイチ気味か。高速道路の利権に群がって詐欺師に裏をかかれる田舎者どもの有様は確かに滑稽だが、爽やかなお話とはまあ>>続きを読む

尼寺(秘)物語(1968年製作の映画)

3.2

コ~レは……確かにこのタイトルで(=このシリーズで)こ~んな気取った映画撮ったんじゃあ、まあ怒られても仕方がねーかな、と言いますか(実際にメチャクチャ怒られたみたいですが)。本質的な話の内容はともかく>>続きを読む

童貞幽霊 あの世の果てでイキまくれ!(2017年製作の映画)

3.2

うーん…最近のピンク映画の方も偶には観ておくかな~と思って、ジャケットの戸田真琴さんが可愛かったという理由だけで手に取ったモノなのですケド………

ただ、この塩出太志って監督、元々はシュールコメディの
>>続きを読む

襲う!!(1978年製作の映画)

4.0

世はなべて表裏一体。レイプが題材であることも含めて何処も彼処も非常に暗い作品です。各シーンも総じて(物理的にも)暗いですし、何より主演の小川亜佐美が纏う”翳”ときたら、凄惨な展開+能面の様な無表情も相>>続きを読む

夜這い海女(1977年製作の映画)

3.4

いちおう、好き者の嫁さんと淡泊な旦那の痴話喧嘩、というストーリーラインがあるものの、基本はオムニバス的な濡れ場の数珠繋ぎが内容の9割がた、という方の(=内容は無い様な)ロマンポルノであり、なので気楽に>>続きを読む

BAD CGI SHARKS 電脳鮫(2019年製作の映画)

2.0

今作もまあ、ゆーて第一にはコメディなのかと思うのですが、例えば日本のお笑い界の特に各種賞レース界隈では「メタ」とゆーのは(程度にも依るモノの)ほぼ「禁じ手」に近くて、如何に予選でメタをやってウケても次>>続きを読む

新入社員 (秘)OL大奥物語(1980年製作の映画)

3.4

日向明子を観ようと鑑賞。ただ、新入社員の日向明子と、ソレを手ぐすね引いて待ち構える性悪お局軍団(江崎和代・吉沢由起・梓ようこ)+行き遅れキャリアウーマンの飛鳥裕子、という布陣にして、基本(日向明子含め>>続きを読む

昭和エロチカ 薔薇の貴婦人(1980年製作の映画)

2.5

ソレっぽい場所・シチュエーションに、ソレっぽい連中をしこたま放り込んどけば、オートマチックに妖艶で文芸的なナニモノかになるかも…というごく雑な作品に見えるのですね。それこそ、文字通りの貴婦人(実はキ○>>続きを読む

遊侠列伝(1970年製作の映画)

3.8

なんかだいぶ落ち着いたとゆーか(=面子的にも)、トップクレジットは高倉健に替り、んで彼はしがない的屋稼業、でも最初から藤純子とは夫婦の間柄でしかも子連れ…だという。彼女の兄貴(天津敏)とひと悶着ありつ>>続きを読む

渡世人列伝(1969年製作の映画)

3.6

冒頭で親分が殺されて、跡目を鶴田浩二と大木実のドッチが継ぐか…てほぼ『博徒列伝』と同じヤン?と思いましたが、跡目を譲った鶴田浩二は親分の仇を尋ねて会津郡山に流れ着き、そっから1時間弱は仇探しの諸々の顛>>続きを読む

博徒列伝(1968年製作の映画)

3.8

『侠客列伝』よりも更にスーパーオールスターとゆーか、面子はモ~至上に豪華!と言っても好いですかね(いちばんメインは完全に鶴田浩二ではありますが)。ゆーてお話はシンプルなヤクザの抗争もので、正義の大木戸>>続きを読む

侠客列伝(1968年製作の映画)

3.6

オールスターキャストでお送りしている実に豪華な東映任侠もので、それらキャスト個々の使い方自体とかだって全く悪くなかったと思うのです。ただ、為にストーリーはごくシンプルに『忠臣蔵』の任侠風焼き直しで、か>>続きを読む

ヴァニタス(2016年製作の映画)

3.4

ヴァニタス、「空虚」…まァでも、若い頃の人間関係だとか、その中で自分が面白がってやっていたコト、てのは、のちに振り返ると必ずしもその後の人生にチャンと繋がっている…というモノばかりでもない様には(私と>>続きを読む