ゆず

ウマ娘 プリティーダービー Season 2のゆずのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

1期を超える感動がここに。
2回に1回くらい泣く。

まず2話がヤバかった。怪我をしてレースに出られない主人公トウカイテイオーはもちろん悔しい想いをしているんだけど、彼女がいないレースを走る他のウマ娘たちの想いがそれを上回る。
「テイオーがいなかったから勝てた、なんて言われたくない!」
これを見た時にシーズン2は傑作だと私の中で閣議決定された。もちろん全閣僚が泣いていた。
トウカイテイオーが客席から眺めるレース。しかしそのレースにも1着を目指して闘志を滾らせるウマ娘たちがいる。主人公が入れ替わるような感覚。否、すべてのウマ娘が主人公なのだという宣言。

「ボクは勝つよ、マックイーン」「私は負けませんわ、テイオー」何気ないやりとりの中に残酷な勝負の世界が見え隠れする。残念ながらどちらかの想いは叶わない。だが2人のそれぞれの言葉はどちらも本気で発せられている。2人とも本気で1着になりたいのだ。見た目以上にアツい言葉の応酬なのだ。
1着になりたいのは他のウマ娘も同様だ。チーム<カノープス>も、ブルボンもライスも、パーマーもヘリオスも、そしてやがてはキタちゃんとダイヤちゃんも。すべてのウマ娘が主人公であり、誰かにとっての好敵手だ。2期ではより多くのウマ娘にスポットライトが当てられ、世界が大きく広がった。走るために生まれ、勝つために走る、ウマ娘の存在理由が鮮明となった第2期。
ゆず

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