正真正銘の妖狐となることを夢見ている塗山スース。しかし、ずば抜けた妖力も美貌も知性も持ち合わせていないスースは、塗山ヤヤから一族のために政略結婚するよう迫られる。ヤヤから逃げ出したスースがたどり着いた先は、お見合い番組の収録会場だった。そこで出会ったハク・ゲッショウは協力者となり、転生縁結び任務のターゲットも見つけることができた。果たしてスースは自分の任務を上手くこなせるだろうか…
一気道盟の追っ手を免れるため、ゲッショウはレイちゃんの依頼を受け、西西域の皇子ハン・ウンヒとレキ・セツヨウの縁結びをすることになる。ゲッショウの活躍で、セツヨウはようやく前世の記憶を取り戻すが…。一方、一気道盟の若様 オウ・フウキはゲッショウの居所をつかむため、セツヨウに近づく計画を立てるのだった。
ハク・ゲッショウはハン・ウンヒと共に、デートに出かけたオウ・フウキとレキ・セツヨウを追いかけ、記憶の小鎚を使い、レキ・セツヨウにハン・ウンヒと前世で愛し合っていた頃の記憶を取り戻させようと奮闘するが…。だがハク・ゲッショウは、何か違和感を覚え始めていた。
誓いの宝物(ほうもつ) 千年の御水珠を手にし,人間の姿へと戻ったハン・ウンヒ。ハク・ゲッショウとトサン・スースは、ウンヒと共に、もう半分の御水珠の持ち主 レキ・セツヨウの元へと向かう。だが2つの玉(ぎょく)が近づくことで、周囲に災難が降り注いだ。なんとかセツヨウの入院する病院にたどり着いた3人だが、そこには一気道盟のオウ・フウキの姿があった…。
100回目のプロポーズのはずだったその日。ハウ・ウンヒの裏切りを思い出し怒るレキ・セツヨウは、ウンヒを問い詰める。しかし、ウンヒは認めようとしない。一方、オウ・フウキにより捕らわれたハク・ゲッショウは、この状況に焦り感じていた。そんな時、お頭がある宝物を取り出した。
妖力の触手で体を拘束されたハク・ゲッショウとスース。逃れるための策を思いつくも、流血中のゲッショウは炎の威力で爆発を起こしてしまう。間一髪脱出できたが、ゲッショウが抱えるスースにある異変が起きていた。一方、取り残されたレキ・セツヨウは炎に飲まれある感覚を思い出し...。
報酬を奪い返すため、ハク・ゲッショウは塗山スースを口車に乗せ塗山家に案内させる。だがその道中、ゲッショウにかけられた懸賞金に目がくらんだハク・シオンが罠にはめ、一気道盟の王家の屋敷に連れて行かれれてしまう。だが懸賞はすでに取り消され、一気道盟から解放されたある日...。
変なおじさんと出会い、人間のような手足を手に入れ、かつての妖力も取り戻したセイトウは、転生しているはずの恋人を捜し出す決意をする。図書館で「秘伝の書」を手に入れたスースとゲッショウの元へ、奪い返すために現れる。スースは抵抗を試みるもヤヤの激しい攻撃に傷つき…「転生の書」を取り返そうとするトサン・ヤヤにスースは、立派な妖狐になるためにはどうしても必要なのだと必死に抵抗する。だがヤヤが放った言葉に深く傷ついたスースはハク・ゲッショウに助けを求めて叫ぶ。一方、セイトウはオウ・フウキのことを、身を挺して守るも、フウキから思いもよらない言葉をかけられ…
塗山ヤヤに連れられ、妖狐の街を訪れたハク・ゲッショウとオウ・フウキ一同。フウキを追いかけて、こっそりセイトウもやってきていた。フウキは塗山の「出会いの酒場」へと出かけた一方、ゲッショウはスースに付き合い「転生の書」の修理へ向かう。フウキが自分との記憶を取り戻すため、セイトウが動いたが、ある理由から、フウキに激しい恨みをぶつけられ…
セイトウがオウ・フウキに殺されそうになったその時、ハク・ゲッショウにより救われた。監視モニターで暴れるフウキの様子を見て、セイトウは再びフウキのところに駆けつける。「二度と私から離れないで」と言ったセイトウ、この2人の前世は、一体どんなことが起きたのだろうか...。
王権フウキの命を危険にさらされ、助けに来た東方ゲッショウ。この二人は、王権の屋敷から脱出することができるのか…… そして、ハク・ゲッショウとトサン・スースに前世の記憶を思い出させるために、トサン・ロロはある方法を使った………
ヤヤたちは、以前"あの人"が一度だけ姿を現した時の状況を再現しようと、スースとハク・ゲッショウを捕まえ、まったく同じシチュエーションを作る。 しかしそこで、南国の姫の陰謀により、ハク・ゲッショウが妖魔化。スースたちに攻撃し始めた。
ハク・ゲッショウが放った「虚空の涙」。スースは身を挺しヤヤを守った。その時、ヤヤの前にココが現れた。だが、すぐにスースが虚空の涙にのみ込まれ空間ごと消滅した。後悔と怒りの頂点になったヤヤが、ハク・ゲッショウに攻撃を開始。彼らは無事スースを救出することができるのか...。
虎鶴双仙に追われ、トサンの領地へと入り込んだ少年 トウホウ・ゲッショウ。玉面君子 西門吹沙が現れ、ゲッショウの奪い合いが始まる。そこにトサン妖狐の当主 トサン・ココが現れ、虎鶴双仙、西門吹沙を打ちのめしたのだった。一件落着と思いきや、またトサンに新たな敵が現れる…
トサン・ココの劣勢を見て取ったトウホウ・ゲッショウ(少年)は、金面火神の気をそらすべく、彼の過去の悪行をその場にいる道士たちに暴露しようとする。だが追い詰められた金面火神は、体内の妖力を瞬間的に増強させる丸薬「赤錬妖丹(せきれんようたん)」を飲み、最強の姿と化してしまう。 満身創痍のココたちを救うため、ゲッショウはある命懸けの手段を出るのだった…
道士たちの目を欺き、死んだことになったトウホウ・ゲッショウに対し、ココは命を救った礼をすると申し出る。それに対しトウホウ・ゲッショウはこのままずっとトサンで暮らしたいと伝える。それから10年後。ゲッショウはココのある夢のために、トサンを去ろうとしていた...。
訳も分からず連れて来られて騒ぎ立てる白月初とスースたちは、劇場でココと東方月初の劇を見ていた。一方、黒妖狐たちは南国の姫を連れてトサン一族との戦いから逃げ出していた。不満を感じた南国の姫の前に、ヤヤたちの弟が現れる。彼の目的はトサン一族を滅ぼすことだった...!
拾われたヤヤ達の弟は、黒妖狐のボスにそそのかされ、左使となってトサンを壊滅させるために戻って来たのだった。彼が連れてきた北山妖帝と夢魔狐たちは妖狐たちを襲っていた。そんな彼の前にヤヤが現れ、暴れる彼らを一蹴する。だが弟はヤヤに、誰も知らないココの秘密を知ったと告げ…
子供の頃道士に捕られたココとロロ。自分たちが売られてしまうと知ったココは、ロロを何とか救おうとするために、あることをしてしまった。それを利用した左使は、スースを幻術にかけた。スースの意識を呼び戻したい白月初は、戦いの渦中へと戻っていく。
白月初は夢の中で左使に妖気を奪われそうになったココを間一髪、救い出す。現実の世界に戻った月初は、ココの過去の記憶から解放するために記憶の小槌でココと自分の頭をたたき続ける。しかし、ココには何の変化も起こらない。だが、月初が何気なく放ったある言葉にココが反応し...。
東方月初によりココの意識を制御し、スースは元の姿に戻った。一方、トサンの街では劇場から清瞳と共に逃げ出した王富貴たちが四大法王の一人・百妖魔王に遭遇していた。だが法具を何一つ持っていない王富貴は逃げ出し、残された清瞳たちは百妖魔王に果敢に挑むのだが…。ヤヤの力で凍らされていた北山妖帝は、左使からのある言葉に奮起する。
北山妖帝の暴走に逃げ出した白月初だったが、スースが持つ転生の書が光るのを目にする。スースの次の任務の対象は北山妖帝だったのだ。この任務を完了させれば自分の前世たちが塗山に作ってきた借金をチャラにしてもらえると踏んだ白月初は、北山妖帝の転生の縁結びにひと役買おうと決心するのだった。暴れる北山妖帝に対抗するため、白月初は虚空の涙を使う。そして、虚空の涙に吸い込まれかけた北山妖帝は、突然過去一部の記憶を思い出した。
遥か昔、北側の山脈に妖怪たちを子母札で御す御妖国が存在した。ある日、御妖国で反乱が起こる。長年に渡り人間に虐げられてきた妖怪たちが自由を求め立ち上がったのだ。しかもそれは姫の婚礼の日。妖怪たちは城内に攻め入ろうとするが、ある男が命懸けで侵入を阻止しようとする。
白月初とスースにより、北山妖帝は御妖国に暮らしていた頃の記憶を取り戻した。恐れた左使は、夢魔ギツネを使い北山妖帝を操ろうとする。だがその時、御妖国の姫が昔と変わらぬ姿で現れた。戦いは終了しヤヤが白月初に、借金をチャラにするという条件でスースとの結婚を提案して...。