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機動戦士ZガンダムのTenKasSのレビュー・感想・評価

機動戦士Zガンダム(1985年製作のアニメ)
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先月から何となく観始めてそのままダラダラと完走。
通して観るのは初めてではないけれど、以前とは色々と感じ方が変わっている自分に驚いた。
改めて観ると本当にどこにも希望もない、何もかもが良い結果に結びつくことのない物語で凄まじかった。誰一人理解し合わない人間模様のコミュニケーション不全っぷりは、今みると尚のこと真に迫っているように感じた。
Zガンダムは一作目のガンダムのセルフカウンターというかほぼ全否定なので、ほのかな希望すらない、複雑な現実の捉え方になっている。
そして以前はその希望のなさに、自身の現実の認知との一致をどこか感じていて、この作品が凄く好きだったように思う。
ただ現実の捉え方として、この作品の在り方は勿論正しいとは思うのだけれど、今はそれでもどこかに拠り所というのが、誰にとってもあるのではないか?と感じているので、何処となくフィーリングが合わなくなっていた…。
もしかしたら昔の自分だったら有り得ないような「劇場版の方がいいじゃん!」なんてフィーリングになっているかもしれない。なんか良い機会なので劇場版も観る。
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