このレビューはネタバレを含みます
「南極に行く」というテーマと、「友情」というメインの要素がしっかりしていたせいか、とても観やすく、分かりやすかった。丁寧で完成度の高い作品。
出会って間もない4人だったが、友情は時間によってのみ生まれるものではないのだと違和感なく思わせる説得力がある。
世話を焼いてると思ってるキャラクターが「依存してたのは私の方だ」と気づくシチュエーションが好きなので5話がよかった。
個人的に一番刺さったのは11話だった。
一般的になあなあで済ませそうなところで丸く収めずに、報瀬は日向が一番言いたかった言葉を言ってくれるんだって思って泣いてしまった
報瀬やキマリは思ったことを曲げないからやりづらいところもあるけど、ずっとまっすぐ向き合ってくれるから日向が今まであったことのないタイプだったんだろうなって
報瀬はたぶん過去に自分がやられてきたことと重ねて怒りを感じている側面もあるだろうけど、これ以上に救われることってないんだよな…
人物の描き方が誠実でそういうところが大好き。