終盤にかけて人間の中の残酷な悪魔が吐き出されていく。
憎いという感情をもつ人間が憎い。
悲しんでいるのを見ると悲しくなってくる。
喜んでいる人を見て貶したくなる。
などなど。
人間特有の複雑な感情変化と連鎖。
そこに愛を加えようとすると摩擦や葛藤が生じる。
負の感情を弱めるのには根気がいる。
地球に誕生した時には一つだったのにもかかわらず、時の流れとともに細分化されそれぞれの生き方が確立される。
人間の全てが不思議に思える。
人間が人間の価値をつけることはできない。
日本のアニメは本当に人を描くのがうますぎて感心します。
見方によって全てに愛を感じる。