Zero→stay night UBWときて3作目のシリーズ視聴。FGO未プレイ。
作画の重厚感はZeroに及ばないながらも、Zeroには無い軽やかさでまた違った良さがあった。
やっぱり戦闘シーンは魅せてくれる。
ただストーリーは赤陣営と黒陣営に別れた7vs7の聖杯戦争にした事で、残念ながら散漫になってしまった感が否めない。
しかもサーヴァントに対してマスターの数が足りていない。Fateはこの関係性が魅力の一つだと思っているので、中盤あたりは退屈に感じてしまう。
ジャックザリッパーのくだりも、ジャンヌとジークのラブコメ展開も要らなかったかな。ここに話数を割くのなら、まともなマスターを増やして欲しかった。
そんなこんなで離脱しかけたものの、さすがはFateで相変わらず英霊たちには魅力があるし、終盤の盛り上がりはなかなかに興奮した。
離脱しなくて良かった。
20話からの最終決戦は観て損はないと思う。作画の迫力が半端ないし、あちこちで戦っている英霊たちが次々に退場していく流れは、毎度のことながら息もつかせぬ展開。
英霊同士は相容れないものかと思っていたけど、そうでもないやり取りが切なくも滋味深くて、そこも良かった。
ただラストのジークvs天草はもっと満を持してやって欲しかったけどね。。ここの構成はイマイチ乗れなくて残念だった。
結局時を経て煮詰まった思想よりも、人の単純な本能が勝つのかね。
総じてZero程ではないにしても、stay night よりはだいぶ楽しめたと思う。
