
統一暦1926年、秋。 ターニャ・フォン・デグレチャフ中佐は、 新編されるサラマンダー戦闘団の指揮官に任じられ、 再び苛烈な戦線へと身を投じる。 臨機応変に編成される戦闘団は見た目こそは精強だが、 その実は寄せ集めに過ぎなかった。 これで戦争を戦えるのか? 不条理な現実に吠えるターニャ。 追い打ちをかけたのは早すぎる連邦の冬だ。 帝国は出口のない泥沼でもがいていた。 各国が求めるのは、すべてを終わらせるための圧倒的勝利。 しかし、誰も知らない。 自分達が何を望んで、それが本当は何を意味するのかを。 抗いようもなく、ターニャは激動の最前線に立ち続ける――。
統一暦1923年6月。 金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフは帝国軍士官学校の最終課程、部隊勤務の一環として北方軍管区ノルデン戦区の第三哨戒線で研修に励んでいた。 航空魔導師として輝かし…
>>続きを読む©カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記2製作委員会