「名探偵」ではないコナンのアニメがあることは子どものころから知っていたが、機会がなく今の今まで見ていなかった。
今から40年以上も前のアニメだというのに、ここまで心を揺さぶられ、ワクワクした思いを感じたのはいつぶりだろう。
コナン、ラナ、ジムシィら主人公の見るも眩しい友情はもちろんのこと、ダイス、モンスリーなどのどこか憎めないキャラクターを持つ悪役(物語中盤以降は共闘関係になるが)、そして最も憎むべき宿敵のレプカといった構図が、「元」少年であった自分の心を熱くさせてくれた。
「名作アニメ」を語る上で(少なくとも私の中では)あまり話に出てこない印象のある今作だが、もしそのような話になった時は、堂々とこのタイトルを挙げるだろうな、そう思わせてくれる作品だった。