主人公の声優が変わったくらいで2期が出来ないとでも思ったか？
中の人の不祥事でゴタゴタはあったものの、蓋を開けてみれば、全く違和感なく、いつも通りのアノス節が炸裂していてまずは安心の第2期。しかし、今回は作風的な問題が……。
1期の頃は転生からの仲間集めしかしてなかったので、比較的内容が単純で分かりやすかったのだが、今期では仲間が出揃った状態で大きな事件に巻き込まれることになり、少し話が複雑に。それだけならまだ良いのだが、この作品の厨二的なノリがどうしようもなく話を分かり辛くさせている。神だの精霊だの登場人物の背景設定が無駄にゴチャついているし、作品内での独自のルールも多い。更に登場キャラの名前も独特なネーミングセンスの時があり、はっきり言って、物語の半分は何を言ってるのかさっぱり分からなかった。元は本で活字で読む前提のものなので、どうしても説明不足になるのはある程度仕方ないとは思うが、なんとなくで話を見ているとついていけなくなってくるぐらい、複雑な作りになっているのでアニメとしては、ややマイナス。
でもちゃんと見ているとしっかり結末は王道だし分かりやすい大団円なので、言葉に惑わされずに大まかに理解出来れば、最後は十分に満足出来るだろう。
終わって見ると1期では半モブだったファンユニオンのミサの設定の盛り具合がえぐいことに。こいつ、アノスの仲間でもかなりの強キャラで、濃い家系だな。
