たかすぎ

憂国のモリアーティのたかすぎのネタバレレビュー・内容・結末

憂国のモリアーティ(2020年製作のアニメ)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

眼が赤いからってヴァンパイアとかそういうオカルトものではなく

名探偵シャーロック・ホームズが主役な作品は多いけれど、今作のようなホームズと対峙する犯罪者の方が主役なのは新鮮だった

ホームズの最強の敵であり、犯罪界のナポレオンと言われるモリアーティ教授は架空の人物なんだけど存在感大きい

権力も、時に人権もなかった路地裏育ちな孤児の少年時代
慈善好きの貴族の提案でウィリアム家に養子となってから人生の波が一転する

自宅の豪邸を躊躇なく放火する長男アルバート
両親や実弟達の醜い部分を長年にわたり心底嫌悪していた、そんな彼が共鳴したのは孤児上がりの兄弟

「共犯で、同士で、家族
僕達はこうして生きていく」
あの日の彼等の決意

表向きはイケメン数学教授
裏の顔は貴族様々になってる理不尽なこの格差社会を確実に駆逐していく、庶民の味方だ殺ります❗️消します❗️クライム·コンサルタント❗️
ご相談はモリアーティまで🤗
あくまでモリアーティ達は相談受付と提案役なので、実行するのは被害者自身
最初から誰に対しても、知恵は貸すが己の手は汚さないとこがやはり賢いモリアーティ

いつしか同志が集い、最強の犯罪チームとなり貴族達に恐れられる犯罪卿となったモリアーティ
洋画「JOKER」のアーサーみたいな出来上がり方がいいね
何しろ、賢い✨

ジェームズ·ボンドの秘密❗️😳
男として認められてから良きチームの一員、良き相棒になってたね

貧困なシャーロック·ホームズだけど、当然モリアーティに負けないくらい頭脳明晰なので、結構きわどい所まで事件の真相を解いてくる
敵対しながら時にコンビにもなる、モリアーティとホームズの関係性が面白い🎵

肉1ポンドの裁判のくだりが見応えある◎


後半からのチャールズ·オーガスタス·ミルヴァートンと言う脅迫王との頭脳戦も面白い

探偵と殺人犯が手を組むと、最強
ミルヴァートンが立場逆転されるの小気味イイ
たかすぎ

たかすぎ