怪 〜ayakashi〜の8の情報・感想・評価

エピソード08
天守物語 大詰め
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あらすじ
白鷺城に住まう忘れ神を根絶やしにするために播磨守が挙兵した。図書之助は富姫に戦いをやめるように諭すが富姫は聞き入れない。大軍の勢いにおされ、忘れ神たちは次第に劣勢になっていき、ついに富姫たちは城の天守閣に追い詰められる。
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kiminakami

kiminakami

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天守物語編まとめの感想 四谷怪談以上に原作からかなり大胆にアレンジされた『天守物語』。幻想的な美術や忘れ神たちの世界観は魅力的だったが、中心となる恋愛劇には最後まで乗れなかった。 図書之助には恋人のお静がいるにもかかわらず、衝動的に天守へ押しかけて富姫と関係を持つ。その後、富姫に拒まれるとお静と結婚し、それでもやはり富姫がいいと再び家を飛び出す。人間と忘れ神が争い、周囲が次々と命を落とす中でも、本人はほとんど何もせず突っ立っているだけ。富姫の世界へ勝手に踏み込んでおきながら、「人を食べるのはよくない」と人間の価値観で説教するところにも傲慢さを感じた。 富姫、お静、双方の仲間を振り回し、最後には周囲がほぼ全滅した状態で二人だけ鷹になる。これを美しい運命の恋として見せられても、図書之助の衝動と優柔不断が招いた大惨事にしか見えない。緑川光の声以外、彼に魅力を感じられなかった。 一方で良かったのは、忘れ神たちの関係性。富姫の行動によって仲間が巻き込まれても、臣下たちは彼女を責めず、最後まで守ろうとする。その姿には、人間側にはない深い絆と情を感じた。 特に印象に残ったのが奇々丸と怪々丸。見た目も話し方も小悪党かチンピラそのものなのに、図書之助へ何度も警告し、危険な場面では助け、逃がそうとまでしてくれる。一貫して口が悪いだけの善人で、この二人が出てくる場面がいちばん好きだった。はっきり言って、アニメ版『天守物語』の良さはこの二人にある。 醜く、愚かで、勝手な都合で争いを広げる人間たちに比べ、異形として恐れられる忘れ神たちのほうが、ずっと理性的で情が深い。恋愛劇には失望したが、人間と異形の価値を反転させる部分には面白さがあった。
そのじつ

そのじつ

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分かりやすくなった分、凡庸なイメージ。原作ラストの鮮烈さには比すべくもなく。 残酷成分も絵的迫力が欠け、鏡花モノとしてはカウントしたくない出来だなぁ。
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