マツタヤ

ふしぎの海のナディアのマツタヤのレビュー・感想・評価

ふしぎの海のナディア(1990年製作のアニメ)
4.0
世は1990年。
学校のクラスでの会話は魔神英雄伝ワタルの続編だったりサムライトルーパー、シュラト、ラムネ&40という流れは今でも語り継がれる名作のオンパレード。そんな中、NHKの7時半枠は酒井法子の主題歌で盛り上がったアニメ三銃士から始まり、次作は青いブリンクで制作中に手塚治虫が亡くなった時代。その次にいよいよ始まったのがこのふしぎの海のナディアだった。まだエヴァのエの字も無かったしガイナックスなんて世の小学生男子には遠い世界だった。でもジャンプやりぼんといった当時大人気の漫画原作アニメとは違うオリジナルな匂いがプンプンするのがコレはただものじゃない感はあったし、雰囲気はどことなく当時の日曜夜7時半枠でまだ現役だったハウス食品世界名作劇場的な所もあったので馴染みやすかった。でもコレ、進めば進むほどハウス〜よりは前述のワタルやラムネ〜の様なメカニックなノーチラス号とかが登場してきて胸アツな感じだった。
と、ここまで書いておいてなんだけど、当時やってた習いものがこの頃日曜から金曜に変わってそのタイミングでナディアも見れなくなったので最後までは見れずじまいで今に至りようやく最終回まで見きったー!その間30年以上!はぁ月日が流れるのは〜。。

そんで自分が子供の頃は毎朝七時ぐらいに母を訪ねて三千里とかの世界名作劇場やタイムボカンとかの往年のタツノコプロシリーズ再放送が毎日してたのを真似て、このナディアも毎朝一日一話のペースで見てったの楽しかった。

いやぁー、やっぱり悪評名高い、島編の作画すごいねー笑笑
俺があまりにも作画作画うるさいから、一緒に見てる子供達まで、おー今日は作画良いね!とかって言うようになってしまったし、Nノーチラス号初めて見た時にもエヴァやんコレ!って自然に口走ってたもんねぇ、英才教育バリバリやな!
兎にも角にも最終回にかけての5話ぐらいは作画が神がかっててまるで映画見てるぐらいの目の保養ぶりやったの最高すぎ。
そういえば当時このアニメ見てる時にオープニングで原案って表示が出てくる度に親がよく「海底2万マイルね、懐かしいわねぇ」って言ってたの思い出した。ヴェルヌなんて知らんガキだった自分は主題歌のタイトルか何かだと思ってたよね。この親の独り言はトラップ一家物語見てる時とかも「菩提樹ね〜」とかって言ってくるんだけど、ほんと子供に普段耳馴染みのないイニシエのワードぶっ込んでくるの気が抜けなかったよね。

このナディアから4年後、エヴァが世の中に登場し世界が変わるわけやけど、その間NHKのこの枠は次がひみつの花園でいつのまにかひっそりと終わり、しばらくしてから曜日も移して、小山ゆうのおーい龍馬が始まったけど時代劇だし原作漫画で青年誌だしなんか気分のらなかったよね。。かくいう自分はエヴァの開始時も周りのマクロスやパトレイバー好きがいかにもハマりそうなもんだから、そういった友達に新しい使徒が登場するたびに真似してちょっかい出したりしてからかってたけど、その当時はポケモン共々ここまでビッグヒットになるとは夢にもおもわなんだ。。
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